2021/06/22
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
綺麗なカラーを長持ちさせるヘアケアアイテムと言えばカラーシャンプーです。
カラーシャンプーには種類があり、種類によって使い方も若干違います。
正しいカラーシャンプーの選別と、使い方をしないと意味がなくなってしまう可能性があります。
私の髪はどのカラーシャンプーを使えば良いんだろう?
カラーシャンプーの正しい使い方ってなんですか?詳しく教えてほしいです。
では今回、年間3500人のカラーを担当美容師の森越チームが、カラーシャンプーに関する気になる疑問を全てお答えします。
- そもそも、カラーシャンプーとは
- カラーシャンプーの種類と選び方
- カラーシャンプーの正しい使い方
本記事は業者さんからお金を貰って書いている訳ではありません。
目次
カラーシャンプーとは
カラーシャンプーとは、カラー染料が入っているシャンプーのことです。
カラー後に使用すると色落ちを防ぐ他、黄ばみや赤みを抑える効果もあります。
カラーの褪色防止が主な使い方ですが、繰り返し使用することで髪に色を入れることも可能です。
カラーシャンプーのメリット
- 手軽にカラーの色落ちを防げる
- 髪色に合わせて様々な種類を展開している
- 褪色による黄ばみや赤みを抑えてくれる
- 継続して使用すると僅かに色も入る
カラーシャンプーのデメリット
- 通常のシャンプーより泡立ちが悪く洗浄力も低め
- 黒髪に使っても意味がない
- 爪の間に染料が付きやすい
- 肌荒れのリスクがある
- 正しい使い方をしないと意味がない
カラーシャンプーの選び方
カラーシャンプーは補色の関係を理解して選別する必要があります。
補色とは、染めた色の反対色のことです。
反対色の色素が入ったシャンプーをすることで綺麗なカラーを長期間キープできます。
↑反対にある色が反対色(補色)です。
補色を理解してカラーシャンプーを選ぶ必要があるときもありますが、そうでない場合もあります。
髪と同じ色のカラーシャンプーを使えば良い訳ではない、ということだけ覚えておいてください。
カラーシャンプーを使うタイミングと頻度
カラー後、最低24時間空けて使用しましょう。
もし、可能であればカラー後2~3日空けるとさらに良いと思って下さい。
3~4日に1回の頻度がベストです。
カラーシャンプーは毎日使用しなくても、3~4日に1回の頻度でも十分効果を発揮します。
カラーシャンプーの種類と向いている髪色
今回ご紹介するカラーシャンプーはこちら。
- ムラサキシャンプー
- ブラウンシャンプー
- ピンクシャンプー
- シルバーシャンプー
- アッシュシャンプー
- ブラックシャンプー
カラーシャンプーって結構沢山あるんですね!
髪色に合わせてカラーシャンプーを選ばないと、褪色防止どころか、髪色が緑色になってしまったり、不自然な色になってしまう危険性があります。
だからこそ、的確なカラーシャンプー選びが大事なのです。
綺麗なカラーを1日でも持続させたい場合は、ぜひこの先もお読みください。
ムラサキシャンプー
ムラシャンことムラサキシャンプーは、おそらく一番有名なカラーシャンプーかもしれません。
ムラサキシャンプーは、褪色した際に発生する髪の黄ばみを抑えてくれる効果があります。
使い続けることで、ブリーチやハイトーンの白い髪をキープすることが可能。
しかし、黄色味が強すぎる髪には向かない場合があります。
褪色した際、オレンジor赤みが強くでる髪はシルバーシャンプーの方が向いています。
- ホワイト系ハイトーン
- シルバーorホワイトアッシュ
- ライトパープルorラベンダー
- 白髪ぼかしハイライト
- ブリーチありのアッシュ系
- 褪色したとき黄色味がでる髪 など
ムラサキシャンプーに向いている髪色の一例
シルバーシャンプー
シルバーシャンプーは、色落ちしやすいシルバー系カラーの色持ちを良くします。
また、褪色した際に発生するオレンジor赤味を消してくれる効果もあります。
シルバーorグレー系のアッシュカラーや、ブルーブラック(青光りの黒髪)に向いています。
褪色した際、黄色味がでる場合はムラサキトリートメントを使いましょう。
- ダークブルーorブルー系
- ブルーブラック(青光りの黒髪)
- グレーアッシュ
- グレーベージュ など
シルバーシャンプーに向いている髪色の一例
ブラウンシャンプー
ブラウンシャンプーは、ブラウン系、ベージュ系のカラーの色落ちを防ぐ効果があります。
ハイトーンカラーに向けて作られているので、10トーン以上の明るさがないと効果を発揮できません。
褪色した際、赤みが強くでる髪は相性が悪いので使用しないでください。
- ブラウンorブラウンベージュ系
- ベージュ系 など
ブラウンシャンプーに向いている髪色の一例
ピンクシャンプー
ピンクシャンプーは見た目の通り、ピンク系、レッド系の色落ちを防ぐ効果があります。
補色の関係など意識せずに、ピンクorレッド系の髪色に使用すれば間違いありません。
ピンクやレッド以外にも、色落ちしかけたアッシュに使用すると、淡いアッシュレッドにすることができます。
ピンクシャンプーは色の入りが良く、長時間放置すると髪に色が入り過ぎてしまうので注意しましょう。
- レッドorパープルレッド系
- ピンクorピンクベージュ系
- ※アッシュ系 など
※アッシュ系は適度に色落ちしたタイミングで使用してください。ほのかな赤みがでて綺麗な色味になります。
ピンクシャンプーに向いている髪色の一例
アッシュシャンプー
アッシュシャンプーの成分は「青」なので、その名の通りアッシュ(青)に向いています。
一概にそうとは言えませんが、アッシュシャンプーはブリーチなしのアッシュに向いていると思います。
- ブリーチ無しのアッシュ
- その他、無難なアッシュ系カラー など
アッシュシャンプーに向いている髪色の一例
ブラックシャンプー
ブラックシャンプーは、ハイトーンの髪色から黒染めをした方に向けて作られたカラーシャンプーです。
元の髪色がかなり明るい状態で黒染めをしても、すぐ色落ちしてしまうので、黒染めを長持ちさせたい方におすすめ。
- ハイトーンからの黒染めをした髪色 など
ブラックシャンプーに向いている髪色の一例
併用おすすめ!カラートリートメント
カラーシャンプーとセットで、カラートリートメントを併用するとより効果的です。
カラーシャンプーの正しい使い方
ここでは絶対覚えておくべき、正しいカラーシャンプーの使い方を解説します。
- まずは普通のシャンプーで洗う
- カラーシャンプーを使用する前は水気を取る
- 通常のシャンプーより多めに使う
- 適度に泡立ててから髪に馴染ませる
- クシで髪をしっかりとかす
- しっかり流す
- トリートメントでしっかり保湿
- できるだけ早めに乾かす
- 使用頻度は3~4日に1回
スタイリング剤やヘアオイルが髪に付いている状態だと、カラーシャンプーの効果が半減してしまいます。まずは普通のシャンプーで髪表面を綺麗にしてからカラーシャンプーを使いましょう。
髪に水分が多いとカラーシャンプーの浸透が悪くなってしまうので、カラーシャンプーを使用する前は水気を取りましょう。
カラーシャンプーは普段使用しているシャンプーより多めに使用しないと効果を発揮できませんので、2倍以上多めに使用しましょう。
泡立て過ぎると発色が悪くなってしまうので、あまり泡立てずに髪全体に塗るような感じで使用しましょう。
髪全体にしっかりカラーシャンプーを付けないとムラになりやすいので、クシでしっかりとかしてください。目の細かいクシで毛先から優しくとかすと、仕上がりのムラを防ぐことができます。
カラーシャンプーは、普通のシャンプーよりしっかり流すことを意識してください。
通常のトリートメントではなく、カラートリートメントの使用もおすすめです。
髪が濡れたままだとカラー色素が水分で落ちてしまうので早めに乾かしましょう。
髪色や髪質によって異なると思いますが、カラーシャンプーは3~4日に1回の頻度で使用しましょう。毎日使用した方が色持ちが良さそうな感じですが、3~4日に1回使用したときとほとんど変わりません。
カラーシャンプーが合わなかった方へ
- あまり効果が無かった
- 爪が汚れるから使えなかった
- 洗浄力がなくて使いずらい
- 頭皮が荒れてしまった
カラーシャンプーを使えないのは残念…
そんな方のために、代わりのシャンプーをご紹介します!
イイスタンダードシャンプーはカラー剤の影響で乱れたPH値を整え、髪にとって健康とされる弱酸性の領域に戻してくれる効果あるので、カラーの色落ちを防ぎます。
カラーシャンプーを使用する前に、プレシャンプーとしての使用もおすすめです。
まとめ
カラーシャンプーは褪色を防ぐ手段の1つですが、カラー後のヘアケアも大事です。
毎日のヘアケアをしっかり行うか、行わないかでカラーの持続力は数週間単位で変わると思ってください。
- カラー後24時間はシャンプーを控える (カラーシャンプーもです)
- シャワーの温度は38℃以下にする
- 入浴後は早めに髪を乾かす
- ヘアオイルでしっかり保湿する
- 高性能なドライヤーやアイロンを使用する
- パーマや縮毛矯正をする際は1か月以上空ける
- 海やプールは1週間以上空ける
カラーシャンプーはもちろん、日ごろのヘアケアもしっかり行いカラーを楽しみましょう!
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