2021/08/13
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
お客様の意見
パーマって髪が傷むのでちょっと抵抗があります。
美容師さんの意見
パーマは難しい技術なので髪がかなり傷みます。
結論、パーマは本来髪がほとんど傷みません。
また、パーマの種類によるダメージの違いも無いと思って下さい。
その証拠に、SENJYU森越チーム年間1000人のパーマを担当していますが、お客様から髪が傷んだとの声は聞いたことがありません。
今回は、パーマは髪が激しく傷むと言う間違った固定概念を払拭したいと思い、この記事を書かせて頂きました。
本記事を読むことで、髪の傷みを感じない本物パーマがこの世に存在することを知ってほしいです。
目次
パーマをすると髪が激しく傷む?嘘です!
- 髪が強く傷んだ
- 毛先がチリチリになった
- 枝毛、切れ毛になった
↑極端な話し、これはパーマでは無いと思っています。
なぜなら、パーマとは本来髪を綺麗にする技術だからです。
しかし、パーマによって強いダメージを受けてしまうと、髪を綺麗にすると言う本来の目的が達成できていません。
髪の傷みを感じない美しい仕上がりを再現してこそ、本物のパーマと言えます。
パーマは薬剤を使用する以上、髪が傷むのは仕方の無いこと。
しかし、髪が傷むとからと言って、チリチリになるほどダメージを受けてしまったら、それは「パーマ失敗」
美しいパーマを再現するのは、パーマの傷みを最小限に抑えることが重要です。
そして、パーマの傷みを最小限に抑える技術こそ、美容師さんの腕の見せどころなのです。
では、パーマの傷みを最小限に抑える美しいパーマとはなにか?次の項目で詳しく解説します。
傷まないダメージレスパーマ技術とは
髪が傷まないと感じるパーマを再現するには、当然髪のダメージを最小限に抑えないといけません。
そのために、ただ綺麗にウェーブをかけるだけはいけません。
一見、パーマとは関係ない技術も、傷まないダメージレスパーマを再現するために必要な場合もあるのです。
ここからは、傷まないダメージレスパーマに必要な技術を詳しく解説します。
一見パーマとは関係ない技術も、傷まないダメージレスパーマと関係していることが分かります。
傷まないパーマ技術その1【ウェーブコントロール】
ダメージレスパーマをするうえで大事な技術、それはウェーブコントロールです。
ウェーブコントロールとは?
パーマをかけに来るお客様は、理想のパーマの強さ(ウェーブ)があるはず。
例としてお客様が「ゆるふわウェーブ」を求めていたとします。
しかし「ゆるふわ」の定義は曖昧でウェーブの強さがはっきり分かりません。
お客様がイメージしている「ゆるふわ」のイメージを理解せずにパーマをかけても、理想のゆるふわパーマになる可能性は皆無。
つまり、お客様が理想としている強さのウェーブを再現しないといけないのです。
お客様が理想としていたウェーブの強さを再現する技術は、パーマの難所と言えます。
ウェーブを強くかければかけるほど髪が傷む。
強いウェーブを作ると言うことは、それだけ強い薬剤を使用することになります。
しかし、お客様が理想としていたウェーブより強いウェーブを作ったら、強すぎるパーマになりますし、髪も過度に傷んでしまいます。
強いパーマは長持ちする。
これは当然のことですが、長持ちするからと言って髪が過度に傷んで良いのか?
もちろん、良い訳ありません。
例として以下の画像
↑非常に強いパーマがかかっていて、簡単に落ちない状態。
さらに、髪の傷みも深刻で、髪内部までダメージを受けています。
いくらパーマが長持ちするからと言って、このようなパーマを求めているお客様はいませんよね?
パーマをしっかりかけることは大事ですが、ウェーブが強すぎても意味が無く、また反対にウェーブが弱すぎても意味がありません。
- お客様に希望通りのウェーブを作りだす
- 強すぎず、弱すぎず、適度なウェーブを作りだす
- 強めにかけすぎない
結果、髪のダメージを最小限に抑えたダメージレスパーマになるのです。
傷まないパーマ技術その2【パーマの薬剤知識】
パーマ薬剤は1つではありません。
髪質やダメージレベルに合わせて、様々なパーマ薬剤を使い分ける必要があります。
なぜなら、その髪質と相性が良いパーマ薬剤を使用しないと、必要以上に髪を傷めてしまう可能性があるからです。
しかし、パーマ薬剤には髪質別の相性が記載された説明書的なものは存在しません。
この世に全く同じ髪は存在せず、人それぞれ髪質が異なるからです。
では、お客様1人1人全く異なる髪に対してどの薬剤を使用すれば良いのか?
それは、パーマの「経験」を重ねなること。
パーマ薬剤の知識は、圧倒的な経験値があって初めて身に付くものです。
- 使用しているパーマ薬剤の数
- 多数の薬剤を使用したパーマの練習時間
- パーマの年間担当人数
ネットや書籍の「情報」をいくら頭に詰め込んでも、経験が無いと全く意味がありません。
傷まないパーマ技術その3【カット】
パーマのダメージを抑えるもう1つの方法が、カット技術です。
パーマと一見関係なさそうに見えます。
しかし、パーマを成功させるにカットがとても重要。カットが上手くないと、髪が傷んでいないのに毛先がパサついたり、跳ねたりします。
つまり、見栄えの悪い髪となることで、パーマの見栄えも悪くなる。
結果、髪も傷んで見えてしまうのです。
断面が綺麗に仕上げるカット技術も重要。
↑どちらが綺麗に見えますか?
もちろん「A」です。
カット断面が綺麗だと、おさまりが良くなり、毛先のハネが無くなるので、結果としてダメージや湿気に強い髪になります。
どうやったらカット断面って綺麗になるんですか?
迷わずイメージ通りにカットする、または質の良いシザー(ハサミ)を使用するなど。
特にコツとかはありません。
ちなみに、カットが上手い美容師さんは、大概カット断面は綺麗です。
その他、傷まないパーマ技術
では、残りの1割はなにか?
美容業界に新たに誕生した、最新技術を駆使したパーマ技術です。
最新のトリートメント
- 酸熱トリートメント
- 酵素トリートメント
- サイエンスアクア
通常のトリートメントに比べて、髪の修復力が高い特殊なトリートメントです。
聞いたことない技術もあると思いますが、全てパーマと相性が良く、パーマと併用することでダメージを感じないパーマを再現します。
ここでご紹介した技術は、特殊なトリートメントのため、当日併用が不可能な場合があります。
プレックス剤併用パーマ
プレックス系、毛髪強化剤は海外初の特殊な薬剤で、パーマと併用するとパーマ薬剤によって発生するダメージを最小限に抑えることができます。
その効果は、髪が傷まないを通り越して「髪が再生した」と錯覚してしまうほど。
プレックス剤は、継続して使っていくことで、髪の手触りや実感がますます良くなっていきます。
SENJYU森越チームは、髪質別で複数のプレックス剤を使い分けています。
パーマの似合わせ技術
ダメージを感じないパーマをかけても、お客様の要望通りにパーマをかけても、似合わせが上手くいかないとパーマは成功しません。
お客様の服装、雰囲気、顔型など計算に入れて行うパーマこそ、本当のパーマと言えます。
もし、似合わせができないと、全然パーマが似合わない痛い人になってしまうかも?
結論、傷まないダメージレスパーマとは
- 髪のダメージを最小限に抑えた美しいパーマ技術
- 圧倒的な経験からなる薬剤知識
- 高度なカット技術でパーマスタイルを作りだす技術
- その他、最新の薬剤を駆使したパーマ技術
- パーマの似合わせ技術
以上の5つがそろうことで、髪の傷みを感じないダメージレスパーマが再現可能になるのです。
パーマの種類別にダメージの違いはあるのか
- コールドパーマ
- デジタルパーマ
- クリープパーマ
- コスメパーマ
- 水パーマ
- 酸性パーマ
- エアウェーブ
↑種類によってダメージは違うのか?
結論、種類の違いは髪のダメージと関係ありません。
全然関係無い訳ではありませんが、お客様目線ではパーマの種類の違いで、ダメージが異なると思わないで下さい。
酸性パーマは薬剤が酸性なので髪へのダメージが少ない、デジタルパーマは熱による髪への負担が大きい、などの理論的な話に過ぎません。
もちろん理論も大事ですが、理論は実際の仕上がり(結果)とは無関係。
問題なのは「担当美容師さんの技術力」
例としてデジタルパーマ技術とは
- どれだけデジタルパーマの薬剤を使いこなせるか
- どれだけデジタルパーマをお客様に提供してきたか
- どれだけ自分のデジタルパーマに対して誇りを持っているか
↑マインドみないなのもありますが、結構大事です。
どんなパーマでも、担当美容師さんの技術力でダメージが決まると思って下さい。
傷まないパーマを提供する美容師さんの探し方
「パーマが上手い美容室」ってよく聞くフレーズだと思いますが、パーマ技術を求めるならば、美容室で探してはいけません。
なぜなら、美容室は場所と建物であり、どんな内装が豪華でおしゃれでも、どんな素敵な店名でも、結局美容師さんの技術とは無関係。
そのため、髪が傷まないパーマを求めているお客様は「人」であるパーマが上手い美容師さんを探しましょう。
パーマをして髪が傷んでしまった際の対処法
パーマがかかっているかどうかは別として、パーマをかけたら髪が傷んでしまった場合。
そのままでは、まともにスタイリングもできないし、ほっておくとダメージが進行してしまいます。
パーマでダメージを受けた場合は、早急に対処しましょう。
自宅での応急処置
とにかくこれ以上ダメージを悪化させないために、保湿をしっかり行います。
保湿力の高いシャンプーの使用や、入浴後のヘアオイルなどでダメージ悪化を防ぎます。
傷みが強い場合は美容室に相談する
ダメージがひどい場合は美容室に相談しましょう。
しかし、パーマをかけてもらった美容室でのお直しはおすすめできません。
なぜなら、パーマ失敗のお直しは、普通にパーマをかけるより難しく、確実にお直しができるか非常に疑問だからです。
もし、パーマを失敗されたら、担当美容師さんに特別な思い入れが無い限り、他店でのお直しをおすすめします。
SENJYU森越チームのダメージレスパーマ
SENJYU森越チームが提供するパーマは、髪の傷みを感じないダメージレスパーマです。
絶対髪が傷まない訳ではありませんが、良質な薬剤と、技術力を駆使して、髪の傷みを感じないパーマを提供しています。
- パーマ技術
- カウンセリング技術
- 髪のダメージの見極め
- カット技術
- アフターケアのアドバイス
これは冒頭で解説した、髪の傷みを感じないダメージレスパーマ技術です。
カウンセリングは成功に導くための最初の分岐点。カウンセリングではお客様の理想と担当者の思い描いていることのズレが発生しない様に、慎重かつ、入念に行います。
ダメージレベル、髪の太さ&硬さ、過去にカラーやパーマをしているか?などを髪質診断で見極めて、適切なパーマ薬剤を選別します。
理想のパーマスタイルを作りだすために、高度なカット技術は絶対必要です。
パーマをかけただけで終わりだと思っていません。アフターカウンセリングで、ホームケア方法や、パーマ直後に避けてほしいことなど、お客様にしっかり説明し、綺麗なパーマを1日でも長く持続させるためのアドバイスをさせて頂きます。
以上の点を意識してパーマを提供しています。
SENJYU森越チームが得意とするパーマは「低温デジタルパーマ」
低温デジタルパーマは、トリートメント成分が多く含まれていて、パサツキがほとんどないほか、髪へのダメージもほとんどありません。
まとめ
繰り返しますが、パーマで髪が傷むか傷まないかは美容師さんの技術にかかっています。
カウンセリングのみ実施中
ラインよりお問い合わせください☺
毎日沢山の方からご連絡頂いているため
混雑時は返信が遅れますのでご了解ください?
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