2021/11/06
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
ブリーチをしたら髪がちぎれた…
枝毛、切れ毛の髪をとかすとブチブチ切れて痛々しい…
一刻も早く直したいところですが、焦ってはいけません。
なぜなら、髪がちぎれると言うことは、限界値を超えている状態なので、ますます事態悪化を招く恐れもあるのです。
適切な対処をしないと、根元に髪がごっそり断毛してしまう危険性も!
手遅れの状態になる前に、年間3500人のカラーを担当するSENJYUチームがちぎれた髪の対処法を詳しく解説させて頂きます。
ブリーチでちぎれた髪のお悩みを解決して終わりにしません。
再度、カラーやブリーチを楽しめる方法まで解説させて頂きます!
目次
ブリーチで髪がちぎれてしまう原因
なぜ、ブリーチをすると髪がちぎれてしまうんですか?
ブリーチをすると、髪の色素と共に栄養成分まで削ってしまうからです。
日本人の髪は、メラニン色素によって黒く着色されている状態です。
ブリーチは髪のメラニン色素を削ることで、髪色を明るくすることができます。
メラニン色素は髪の栄養分でもあるので、ブリーチでメラニン色素は削ってしまうと、髪の栄養分まで削ってしまうことになります。
なるほど、髪を明るくする代償として髪も傷むってことね。
その通り!このことからダメージゼロで髪色を明るくすることは不可能とされています。
栄養分を抜かれた髪は強度が無くなり、僅かな刺激でも髪がちぎれてしまう可能性があるのです。
- 軟毛、細毛
- エイジング毛
- 元々ダメージがある
- ストレート、縮毛矯正をしている髪
↑以上の髪は、健康毛よりブリーチで受けるダメージが大きいので、髪がちぎれてしまうリスクが高いと言えます。
ブリーチでちぎれた髪は修復不可能?
残念ながら、ブリーチでちぎれた髪は修復できません。
髪がちぎれてしまうまでダメージが悪化してしまうと、髪の大黒柱が破壊されている状態なので、トリートメントなどでダメージケアをしても元に戻すことはできません。
そのため、ちぎれてた髪を直すのではなく、事態悪化を防ぐケアをすることになります。
元に戻すことはできないからと言って、ちぎれた状態で放置してはいけません。
なぜなら、髪がちぎれていると言うことは、髪が非常にもろくなっているので、僅かな刺激でも過度なダメージを受けてしまうからです。
- 普通にシャンプーをする
- 普通にドライヤーを使用する
- 普通にブラッシングする
↑本来、ダメージを受ける原因にはなりません。
しかし、髪がちぎれるほど弱っている状態だと、日常生活の何気ない行いでもダメージを受けてしまうのです。
そして、ダメージが悪化すると、最悪、根元の髪が断毛してしまうことも…
断毛はしたくない?そうすれば良いのですか?
ちぎれた髪は、カット&酸熱トリートメントで対処しましょう!
ブリーチでちぎれた髪の対処法【カット&酸熱】
髪がちぎれそうな枝毛の部分をカット
ちぎれた断面、ちぎれる寸前の髪は、枝毛になっている場合が多く、枝毛はさけるチーズの様にほっておくと、髪がどんどんさけてしまいます。
そのため、まずはちぎれた部分をカットすることで事態悪化を防ぎます。
酸熱トリートメントでダメージケア
髪がちぎれるほどダメージが進行している場合は、酸熱トリートメントでのケアがおすすめです。
酸熱トリートメントは髪の構造を組み替える「髪の手術」を行うことで、ブリーチで受けたダメージを修復します。
限度はありますが、酸熱トリートメントをすることで、ちぎれにくい髪になります。
2~5回の酸熱で再度カラーやブリーチができる
1.5~2か月の周期で酸熱トリートメントを繰り返し行うと、元より頑丈な髪にすることもできます。
つまり、酸熱トリートメントはダメージのお悩み解決だけでなく、再度カラーやブリーチが問題無く行える効果も発揮するのです。
2~4か月と、ちょっとだけお時間を頂きますが
酸熱トリートメントは再度ブリーチやカラーを楽しめる髪へ導きます!
髪質によって回数と周期は異なります。
実際どれぐらい酸熱トリートメントを行うかは、カウンセリングでの髪質診断で決めさせて頂きます。
ブリーチ後の髪のちぎれ、切れ毛を防ぐ方法
ブリーチは髪がちぎれて当たり前、と言う訳ではありません。
なぜなら、ブリーチによる髪のちぎれは、美容師さんの技術力が大きく関係しているからです。
ブリーチが上手い美容師さんを探す
- 髪の栄養分を削る量を最小限に抑える
- 1回のブリーチで多くのメラニン色素を削る
- ブリーチをしても髪にハリコシがある
↑ブリーチのプロであれば、ダメージを最小限に抑えた「髪がちぎれないブリーチ」を再現可能。
さらに、1回のブリーチで、2~3回分も脱色させる技術を持ち合わせた美容師さんもいます。
- 髪の栄養分を削る量が多い
- 1回のブリーチでメラニン色素を削る量が少ない
- 1回ブリーチしただけで、髪がボロボロになってしまう
- そもそも、ブリーチができるかどうかの髪質診断ができない
↑前者と全く逆のケース
ブリーチはが苦手な美容師さんが担当するほど、髪がちぎれてしまうリスクが高いのです。
なるほど!では前者のブリーチが上手い美容師さんはどうやって探せば良いのですか?
詳しく解説した別記事があるので、ぜひご覧下さい。
ケアブリーチに惑わされないで!
ケアブリーチの「98%枝毛、切れ毛削減」は、まさに髪がちぎれないブリーチと言えます。
しかし、ここで注意してほしいことは、ケアブリーチをしているからと言って髪がちぎれない訳ではありません。
ブリーチが得意な美容師さんでないと「98%枝毛、切れ毛削減」は再現できません。
先ほど解説した通り、ブリーチのダメージは美容師さんの技量で決まります。
大元の技術であるブリーチが苦手な美容師さんがケアブリーチを使用しても、結局髪は傷めてしまうのです。
ケアブリーチを使っているかどうかでは無く、担当美容師さんがブリーチのプロかどうかが見極めることが1番大事なのです。
ブリーチは美容師さんの技術力が1番大事ってことが良く分かりました!
ブリーチ後、ホームケアをしっかり行う
ホームケアを怠ると、ダメージが悪化することで髪がちぎれてしまう可能性があります。
そのため、ブリーチをした後はホームケアも重要になるのです。
- 保湿力の高いシャンプーを使用する
- ドライヤーの風量を弱めに設定する
- ヘアオイル、クリームでしっかり保湿する
- 髪をとかす際は、優しくブラシを入れる
日常のヘアケアは、髪のちぎれ予防に効果を発揮します。
セルフブリーチは避ける
セルフブリーチは非常にリスクが高く、1回行うだけで髪がちぎれてしまう危険性があります。
むしろ、髪がちぎれる程度で済むなら運が良い方かもしれません。
市販のブリーチ剤の使用は、髪がちぎれるだけでなく、断毛、激しい色ムラ、頭皮の炎症なども引き起こす可能性があるので安易な気持ちで使用してはいけません。
何回ブリーチすると髪がちぎれるのか?
ここまで読めば分かると思いますが、ブリーチの回数と髪がちぎれるリスクは比例しません。
もちろん、ブリーチを繰り返すほど髪がちぎれるリスクは上がりますが、それ以前に美容師さんの技術力でブリーチの髪が受けるダメージは大きく変わります。
つまり「〇〇回ブリーチをすると髪がちぎれる」様なはっきりした答えは無いのです。
ブリーチ毛をアイロンで伸ばすとちぎれます
ブリーチでチリチリに傷んだ髪に「ストレートアイロンを入れれば艶がでる」と解説した記事を見かけましたが、これは間違ったケア方法です。
確かにストレートアイロンで髪を伸ばせば、一時的に艶がでますが、熱によってますますダメージを受けてしまうので、髪がちぎれてしまう可能性があります。
ブリーチ毛にアイロンを使用してはいけない訳ではありません。
しかし、ダメージを隠すためだけにアイロンを入れると、髪がちぎれてしまうほどダメージ悪化を招いてしまう可能性があるのです。
- ブリーチ後、48時間はアイロンの使用は控える
- ヘアアイロン使用前に、カールスプレーやヘアオイルを使用する
- 設定温度は150~160℃以内で使用する
- プレス(挟む)は優しめ
- 一か所に熱を当てる時間は5秒以内にする
- 同じ個所に2回以上アイロンをを通さない
↑以上の点を守ってアイロンを使用して下さい。
まとめ
ブリーチは、単に髪色を明るくするだけは意味がありません。
なぜなら、ブリーチで髪色が明るくなっても、髪がちぎれて、ボロボロになることを望んでいるお客様はいないからです。
お客様が望んでいるブリーチとは、髪を明るくするのはもちろん、綺麗な髪であることだと思います。
1回のブリーチでより明るく、そしてダメージを最小限に抑えたブリーチこそ、本物のブリーチと言えるのです!
ブリーチ後の髪のお悩みはなんでもご相談下さい。
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