2022/04/27
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
↑テレビで観た方も多いはず。
CM内では「ダメージも気にならない」「大人ハイライト」と魅力的なキーワードを言っていますが、CMの情報を全てではありません。
なぜなら、15秒のCMでは語ることができないデメリットや注意点があるからです。
「脱白髪染め」を推奨しているSENJYUチームだからこそ、お客様に後悔してほしくないのです。
年間5000人担当美容師SENJYUチームが、CMで話題の「脱白髪染め」のデメリットや注意点を詳しく解説します。
SENJYUチームはファイバープレックスサロンです。
ファイバープレックスを使用している美容師だからこそ、この記事を書かせて頂きました。
目次
脱白髪染め・ファイバープレックスとは
あの「ファイバープレックス」「脱白髪染め」ってなんですか?
一般的に、従来の白髪染めに頼らないハイライトやブリーチを駆使した白髪対策のことを「脱白髪染め」と呼びます。
ブリーチやハイライトで髪色を明るくし、白髪とそうでない部分の境界線をぼかして白髪を目立たなくする技術です。
従来の白髪染めと違って、白髪を染めることはできませんが、根元の髪が伸びても白髪が目立ちずらい特徴があります。
また、髪や頭皮にも優しい場合もあるので、白髪染めに変わる新たな白髪対策として注目を集めています。
ファイバープレックスは、ダメージを最小限に抑えたブリーチやカラーが可能になる特殊な薬剤です。
髪のダメージの心配なくブリーチが可能になったので、気軽に白髪ぼかしブリーチ&ハイライトができるようになりました。
ファイバープレックスは「98%枝毛 切れ毛削減」「ケアブリーチ」のキャッチフレーズでも有名です。
SENJYUチームもファイバープレックスを愛用しています。
CMで放送できない!脱白髪染めのデメリット
ではここからが本題
「脱白髪染め」のデメリットや注意点を解説したいと思います。
白髪ぼかしハイライトは失敗例が多い
脱白髪染めの代表格である「白髪ぼかしハイライト」
白髪ぼかしファッションカラーよりおしゃれ感が強く、白髪ぼかしブリーチより人を選ばない、絶妙な立ち位置に存在しますが
実は、ハイライトは日本人と相性が悪く、失敗例が多いのです。
ハイライトカラーは、直毛の比率が多い欧米人の髪に行うこと前提のカラーであるため、くせ毛の多い日本人は相性が悪いのです。
もし、ハイライトをくせ毛の方に行うと、くせが悪化してバサバサの汚い髪に見えてしまう場合があります。
さらに厄介なことに、髪の老化であるエイジング毛は、ハイライトとの相性が非常に悪いのです。
くせ毛、エイジング毛にハイライトを行う場合は、入念なスタイリングをしないとハイライトの良さを活かすことができません。
その他、ハイライトと日本人の髪との相性の悪さ、失敗例を詳しく解説した記事があるので、ぜひご覧下さい。
ハイトーンは汚い髪色になりやすい
ブリーチ&ハイライトは色落ちすると汚い髪色になる場合があります。
まず、ブリーチ&ハイライトで明るくした髪に、アッシュ系で染めると、色落ちした際に髪が緑色になってしまうケースがあります。
これは、ブリーチ毛の黄色とアッシュ系カラー剤の青の染料が混ざることで発生します。
髪の色素は「青」「赤」「黄」の3原色で構成されています。
ブリーチをする際は、赤の色素を上手く削ることで綺麗なブリーチ毛にすることができますが、ブリーチが甘いと赤い色素が中途半端に残ってしまい、色落ちした髪がオレンジ色になってしまうのです。
ハイトーンは難易度が高いので、綺麗な髪色を再現するのが難しいと思って下さい。
白髪率70%以上だと意味が無い
脱白髪染めのメニューは「白髪ぼかし」がメインなので、白髪の割合が多すぎる方には向いていません。
白髪の割合が多すぎる方は、ハイライトやブリーチでぼかしてもほとんど意味がありません。
そのため、白髪率が70%以上の方は、従来の白髪染めを行うか、白髪対策をせずに「白髪と向き合う」スタイルに変えることをおすすめしています。
ファイバープレックスでも傷みます
CMで「ダメージも気にならない」と言っていますが、これはブリーチが得意な美容師さんが使用した場合の話です。
つまり、ブリーチの技術力が無い美容師さんがファイバープレックスを使用しても、全く意味が無いのです。
- ブリーチは料理
- ファイバープレックスは調味料
料理に置き換えて考えると、ブリーチはメイン料理その物で、ファイバープレックスは料理を引き立てる調味料の役割を果たします。
もし、大元の料理が失敗してしまうと、その後どんな良質な調味料を使用しても意味がありません。
ファイバープレックスは、ブリーチが得意な美容師さんが使ってこそ意味のある存在になるのです。
ブリーチ&ハイライトは白髪を隠せない
↑近距離で見た白髪ぼかしハイライト
白髪が染まってないことが分かります。
白髪ぼかしハイライト&ブリーチは、白髪を染めることはできません。
「白髪ぼかし」と言う技術はかねてより存在しましたが、やはり白髪が染まらないと言う点が大きなデメリット。
そのため「本気で白髪をなんとかしたい」と思っている方ほど、ブリーチ&ハイライトは受け入れられない事実があるのです。
やっぱり、白髪を完全に隠すには白髪染めするしかないですよね…
そう思いますが、SENJYUチームは白髪を染めることができる「白髪染めファッションカラー」を提供しています。
SENJYUチームおすすめ!白髪染めファッションカラー
白髪染めファッションカラーは、従来の白髪染めを使わないファッションカラー(おしゃれ染め)を使用した白髪染めです。
ファッションカラーでは、白髪を染めることはできないと言われていますが、SENJYUチームは特殊なカラー剤を使用しているので、ファッションカラーでも白髪を染めることが可能です。
従来の白髪染めと比較
- 髪へのダメージが少ない
- 頭皮の負担も少ない
- アレルギーリスクが低い
- 白髪の境目が分かりずらいので、カラーの周期を長くできる
- 白髪染めでは表現できない明るめのカラーを楽しむことができる
今までの白髪染めとは違うんですね?
ファッションカラーを使用しているので、全く異なります。
カラーとファイバープレックスを併用することで、傷みを感じないヘアカラーを提供しています。
まとめ
今回は、脱白髪染め&ファイバープレックスのデメリットと言うネガティブな内容を解説させて頂きましたが、SENJYUチームは決して脱白髪染めを否定している訳ではありません。
どんな技術にも必ずデメリットがある、そして話題だからこそデメリットをしっかり知ってほしいと言うのが美容師の本音なのです。
15秒だけではお伝えできない情報が沢山あります。
だからこそ、この記事を通して「ファイバープレックス」「脱白髪染め」の詳細をお伝えさせて頂きました。
SENJYUチームは、ファイバープレックスを使用した白髪染めファッションカラーで「脱白髪染め」を広めていきたいと思います!
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