2022/06/11
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
直毛だと、スタイリングしづらかったりボリュームが出せなかったり悩みが多くなりがち。
スタイリングのしやすさを求めてパーマを検討する人も多いと思いますが、実は直毛のメンズはクセ毛の人と比べるとパーマの難易度が高いんです。
とはいえ「それでもパーマを当てたい!」というメンズのために、
- 直毛のメンズでもパーマはかかるのか
- 直毛のメンズがパーマを失敗しないためにはどうすればいいか?
- 直毛のメンズがパーマを当てるメリットは?
以上の内容を解説していきます。
年間1000人のパーマを担当するSENJYUチームが、「メンズで直毛だけどパーマを当てたい」「失敗したくない」という人のためにこの記事を書きました。
いつもヘアセットが上手く決まらない・前にパーマで思うような結果を得られなかったという人はぜひ参考にしてください。
目次
直毛のメンズにパーマはかかるけど難易度が高め
直毛のメンズにパーマはかかるのでしょうか?
結論から言うと「かかるけど、難易度はかなり高い」です。
直毛の人とクセ毛の人で比べるとパーマがかかりやすいのは断然クセ毛の人。
直毛の人にパーマがかかりづらい原因は2つあります。
- まっすぐな髪を1から曲げる必要があるから
- キューティクルが厚くて薬剤が浸透しにくいから
順番に解説していきます。
髪を1から曲げる必要があるから
クセ毛の人の場合、すでに髪がまがっている=ゆるいカールがついている状態です。
すでに髪がまがっているので、ちょっとした力でもカールをつけることが可能に。
では、直毛の場合はどうなんでしょうか?
直毛の人の場合、全くまがっていないまっすぐな状態。
いわば0→1の状態なのでクセ毛の人と比べると難易度がやや上がります。
この仕組みを別のことでわかりやすく例えてみます。
クセ毛の人にマジックカーラーをつけて少し経ってから外すと、元々髪がまがっているからカンタンに髪にカールの跡が付きます。
一方、直毛は元々髪がまっすぐなので元のストレートな状態に戻ろうとする力が強くはたらくので跡がちょっとしか付きません。
少しはイメージできたでしょうか?
キューティクルが厚くて薬剤が浸透しにくいから
髪は表面から、キューティクル・コルテックス・メデュラという3層構造になっています。
イメージするなら「巻き寿司」
のり=キューティクル、米=コルテックス、具=メデュラです。
パーマをかけるときには、2層目に当たるコルテックスに薬剤を浸透させ反応を起こさないといけません。
コルテックスに薬剤を運ぶには、うろこ状に重なっているキューティクルを浮かせコルテックスまで薬剤が進んでいくための道を開く必要があります。
しかし、直毛の場合はクセ毛と違ってキューティクルの重なりがかなり頑丈なため十分に浮かせることができず、薬剤が通る道をしっかり作れないことも多いんです。
キューティクルが浮いてくれないと薬剤の反応が弱くなり、パーマのかかり具合が甘い・すぐに取れてしまうといったデメリットに繋がります。
直毛のメンズがパーマの失敗を防ぐ方法とは?
せっかくパーマをかけたのに「失敗してしまった…」とならないためには3つ意識するべきポイントがあります。
- パーマが得意な美容室を選ぶ
- 過去の施術履歴を伝える
- ゆるすぎる・強すぎるパーマは控える
パーマが得意な美容室を選ぶ
美容室によって、得意とするジャンルは違います。
美容室は全国に25万軒ありますが、すべての美容室が同じクオリティで同じ技術を提供できるわけではありません。
ブリーチを使った特殊カラーに特化している美容室もあれば、髪質改善に特化した美容室もあります。
飲食店でも、なんでも揃ってるファミレスより、ラーメンならラーメン屋、パスタならイタリアンレストラン…専門に扱ってるお店の方が美味しいよね?
特に今はパーマをする人が昔に比べて少なくなってきているので、年々パーマが上手な美容師が減ってきているんです。
難易度がただでさえ高めな直毛さんが、近所だから…安いから…といった理由で美容室を選ぶと、失敗のリスクがグンと高まります。
それ、ファミレスに行っているのと同じ状況だから!
美容室のホームページや美容師のインスタグラムを見てみると、得意としている技術が記載されていることが大半です。
少し手間かもしれないけど「行こうとしている美容室が何を得意としているのか?パーマは得意なのか?」を確認することが大切です。
ちなみに我らがSENJYUチームは、たくさんの技術の中でも特にパーマが得意です。
過去の施術履歴を伝える
初めて行く美容室の場合、なるべく覚えてる限りの施術履歴を担当美容師に伝えるようにしましょう。
例えば、あなたが2ヶ月前にブリーチで金髪にしたけど、1ヶ月前に黒染めで真っ黒にしたとしたら…美容師には「ブリーチした履歴がある」って伝える?伝えない?どちらが正解だと思いますか
正解は「伝える」
パーマの薬剤は、髪が元気なら適度にパワーがあるものを、髪が弱っているなら微力な優しいものを…と、髪のダメージに合わせて薬剤を選びます。
だからこそ、パーマの成功のためには、過去にどんなダメージを負ったか知ることが重要なんです。
今は黒染めで黒くなっていたとしても、過去にブリーチをしていたのなら髪の中はかなりダメージを負っている状態。
それを伝えずに美容師側が「健康な黒髪だからパワーの強い薬を使おう」という間違った選択をすると髪はチリチリになってしまいます。
ただでさえ直毛の人は薬剤選びが難しいので、しっかり過去の施術履歴は伝えるようにしましょう。
ゆるすぎる・強すぎるパーマは控える
ふんわりクセ毛っぽいパーマにしたいなぁ。
普段まっすぐだからグリングリンにしたいなぁ。
気持ちはすごくわかるのですが直毛の人は適度なカール感を求めるのがベストです。
ゆるすぎるパーマをかけるとすぐに取れたり、まとまりのない扱いづらい状態に。
逆に強すぎると、髪にダメージが加わりすぎてその後のパーマに支障が出てしまう可能性があるんです。
できるだけキレイな髪でヘアスタイルを楽しみたいのであれば、無茶はしないことをおすすめします。
直毛のメンズがパーマをかける4つのメリット
そもそも直毛のメンズがパーマをかけるとどんなメリットが得られるんですか?
直毛のメンズがパーマをかけることで得られるメリットは4つ。
- まとまりやすい
- ボリュームが出る
- 動きがつく
- スタイリングしやすくなる
詳しく見ていきましょう!
まとまりやすい
髪がまっすぐだと、サイドの髪が膨らみやすかったり短い毛がピンピン立って広がりやすくなります。
女性だと憧れられる直毛も、メンズだと悩みの種になりがち…。
パーマを施すと、髪が一方向に流れるのでまとまりのある状態になります。
髪にまとまりが出ることで「膨らむ」「広がる」悩みから解消され、朝のストレスが減ること間違いなしです。
ボリュームが出る
直毛だと髪がぺターンとした寂しく貧相な印象になりがち。
「ヘルメットをかぶってるみたい」って言われたことがトラウマ…。
ヘルメットのようなペタッとしたヘアスタイルも、パーマをかけて根元に立ち上がりを作りボリュームを出すとカンタンに解消することができます。
特に後頭部がぺたんこな絶壁な人は、骨格の美調整できるのでそれだけで魅力度UP!
動きがつく
髪がまっすぐだと髪の生えている方向にしか髪が動かないのでストンとしたシルエットですが、パーマをかけることで髪に動きが出て浮遊感のあるこなれた雰囲気に。
これだけで華やかでおしゃれな印象を与えることができるので、一気に垢抜けちゃいますよ。
スタイリングがしやすくなる
直毛だから前髪を流したくても流せないんです…。
元々髪がまっすぐだから、前髪をアイロンやブローなしだと流せないという悩みも直毛あるある。
前髪にもパーマをゆるくかけることで毛先に動きができてカンタンに流すことができます。
前髪が目にかかってうっとおしかった日々とサヨナラできました!
前髪だけでなく全体にもカールが付いていると、ワックスを軽く揉み込むだけでスタイルが完成するから時間の余裕にも繋がりますよ。
まとめ
直毛のメンズがパーマをかけることは可能。
ただし、難易度が高いので「パーマが得意な美容室を選ぶ」「しっかり施術の履歴を伝える」「ゆるすぎる・強すぎるパーマを控える」ことが成功の秘訣。
直毛のメンズで「パーマをかけてみたいけど失敗が不安…」「過去にうまくパーマが掛からなくて諦めている」という人は、年間1000人のパーマを担当するSENJYUチームにご相談ください。
あなたが理想とするイメージを叶えるためにSENJYUチームがサポートします。
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