2022/09/17
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
ヘアカラー・パーマ・縮毛矯正をしていないのに
髪が傷んだ気がする?
何もしていないのに、なぜ髪が傷んでしまったの?
と思っている方は要注意です。
なぜなら、普段何気なくやっていることが原因で髪の傷めている可能性があるからです。
その何かとは何か?年間5000人担当美容師SENJYUチームが髪が傷む原因を徹底解説します。
そして、傷んだ髪のケア方法も併せてご紹介します。
目次
何もしていないのに髪が傷んだ原因
髪が傷む原因と言えば、ヘアカラー・パーマ・縮毛矯正などがありますが。
髪が傷んでしまう原因は他にも存在します。
中には、傷んでいないのに「髪が傷んでいる」と錯覚してしまう偽のダメージもあるほど。
では、実際に髪が傷んでいる「本当のダメージ」と、実際は髪が傷んでいない「偽のダメージ」との違いは何か?
この項目では、何もしていないのに髪が傷んでしまった原因を1つずつご紹介します。
美容師さんのカットに問題があった
カット失敗による髪のダメージは、カットラインの乱れることで発生します。
特に、髪すかれすぎた(セニング)ことによって、毛先がバサバサになってしまう失敗はよくある話です。
カットで髪が傷んでしまう原因を詳しく解説した記事があるのでぜひご覧下さい。
カット失敗による髪はパサつきはトリートメントをしても直りません。
カットが原因の髪のダメージは、カットで直すことになります。
SENJYUチームは「カット失敗直し」も得意にしていますので、詳しくは以下の記事をご覧下さい。
湿気による髪のパサつき
湿気の強い時期は、髪が水分を吸ってしまうことで、くせ、うねりが強くなり、傷んでいないのに髪がバサバサに見えてしまう傾向があります。
湿気による髪のパサつきは、髪自体は傷んでいないので、トリートメントをしても直らないと思って下さい。
湿気の影響で髪がバサバサになってしまうことを「視覚的なダメージ」とSENJYUチームは呼んでいます。
エイジング毛・髪の老化
エイジング毛を簡単に言うと「髪の老化」であり、加齢の影響で髪に十分な栄養分と水分が行き届かなくなることで発生します。
エイジング毛になると、乾燥によって毛先がチリチリ、パサパサになるので、髪が傷んだと感じてしまうのです。
通常のダメージと異なりますが、トリートメントで髪に栄養補給をすると改善される場合が多いです。
沖縄・千葉県に引っ越した
まず、地域によってシャワー(水道水)の「硬度」が異なります。
水道水の硬度が高ければ「硬水」
逆に低ければ「軟水」です。
そして、硬水には石灰が含まれているので髪を傷めるリスクがあるのです。
もし、硬水がでる地域に引っ越したら、硬水シャワーの影響で髪を傷めてしまう可能性があるのです。
- 愛知県は日本一の「軟水」
- 沖縄県は日本一の「硬水」
今まで軟水だったのに、いきなり硬水になると、入浴後髪がギシギシになりやすいかもしれません。
さらに、沖縄県は紫外線が強いので、その影響もでるかも?
水道水が硬水だからと言って、すぐ髪が傷む訳ではありません。
「数ヶ月〜数年単位で生活すると徐々に傷んでいく可能性がある」程度に覚えておいて下さい。
低品質なシャンプーの使用
「安い」ノンシリコンシャンプーを使用している方は注意して下さい。
大前提としてシャンプーに含まれる「シリコン」は悪者ではありません。
ただ、値段が安いノンシリコンシャンプーは髪がギシギシになりやすく、髪を傷めてしまう可能性があるのです。
ノンシリコンシャンプーを購入する際は、品質の良いシャンプーの使用をおすすめします。
ヘアアイロンの設定温度が高い
ヘアアイロンの設定温度が高すぎると、熱の影響で髪が傷みます。
また、熱の影響でタンパク変性を起こして、髪が硬くなってしまう場合もあるのです。
アイロンの熱によってタンパク変性を起こすと、髪にまとまりがなくなり、バサバサになってしまうのです。
なるほど、ヘアカラー・パーマ・縮毛矯正をしていなくても髪が傷む原因って結構あるんですね?
その通り!ここで解説した髪が傷む原因の中には、自分自身が自覚していないケースもあるのです。
もし、原因不明の髪のダメージでお悩みの方は美容師さんに相談してみましょう。
綺麗な髪に直す&維持する方法
あの、傷んでしまった髪を何とかしたいです。
では、傷んだ髪を綺麗にする方法をご紹介します。
酵素トリートメント
酵素トリートメントは質感を良くすることに特化した特殊なトリートメントです。
ヘアカラー・パーマ・縮毛矯正をしていないけど、髪が傷んでいる、髪がバサバサしている人におすすめです。
酸熱トリートメント
酸熱トリートメントは、激しいダメージを受けた髪に効果を発揮する特殊なトリートメントです。
通常のトリートメントでは効果を発揮できないほど激しいダメージを受けてしまった方におすすめです。
ただ、ヘアカラー・パーマ・縮毛矯正をしていない方はあまり髪が傷んでいないため、酸熱トリートメントの出番は少ないかもしれません。
髪質改善
髪質改善はトリートメントではなく「ストレートメニュー」です。
くせ、広がりを抑えることで、湿気が原因の髪のパサつきを抑えることができます。
なるほど!でも、私の髪にはどのメニューが良いのか分からない?
ご安心下さい!どのメニューが良いかは我々美容師が判断します。
とりあえず時間だけ予約は髪に悩みがあるけど、何をしたら良いのか分からないお客様に向けたメニューです。
お客様が抱える髪のお悩み、ご予算を決めて適切なメニューを提案させて頂きます。
綺麗な髪を維持する方法
美容院でトリートメントをしたのにヘアケアをサボってしまうと、短い頻度で美容院に行くことになってしまいます。
そうなると、時間とお金が無駄になってしまうので、美容院のトリートメントの効果を1日でも長く維持するヘアケアをご紹介します。
- 保湿力の高いシャンプーを使う
- ヘアクリームorオイルで保湿する
- 髪をしっかり乾かす
- 紫外線対策をする
ダメージ、乾燥を防ぐために保湿力の高いシャンプーを使用しましょう。SENJYUチームのおすすめはアミノ酸シャンプーです。
入浴後は髪が乾燥しやすいので、ヘアクリームorオイルでしっかり保湿しましょう。
髪の自然乾燥はダメージ悪化の原因になるので絶対NGです。入浴後はできるだけ早めに髪を乾かしましょう。
紫外線は髪のダメージ、乾燥の原因になります。紫外線の強い時期はUVスプレーや帽子などで紫外線対策をしましょう。
実は、放置するだけで髪は傷む?
最後に、髪はただ放置するだけで傷んでしまう事実をご紹介します。
どう言うこと?
毛束をビンの中に入れた状態でフタをしたとします。
ビンの中の髪は何の影響も受けない、何の刺激も受けない。
この状態だと、髪は全く傷まないと思ってしまいますが、6ヶ月放置した髪は傷んでしまいます。
↑期間と%は例です。
何の影響も受けていないのに、なぜ髪が傷んでしまうの?
それは、髪は死んだ細胞だからです。
髪は新陳代謝しない
「皮膚」は新陳代謝によって細胞が新しく生まれ変わるので、劣化することはありません。
(もちろん新陳代謝は永遠ではありませんが)
しかし、髪は死んだ細胞なので新陳代謝ができず、時間と共に劣化してしいきます。
生きていない建物が時間と共に風化してボロボロになって行くのと同じように、
生きていない髪の毛も時間と共に傷んで行き、ボロボロになって行くのです。
つまり「何もしていないのに髪が傷む」は、ある意味必然なのです。
加えて、何らかの影響を受けて髪が傷んでしまうと、ますます髪は傷んでしまうことになります。
では、何もしてなくても普段からヘアケアをする必要があるのね?
まとめ
本当に何もしていないのに、髪が傷んでしまうことはほとんどありません。
やはり、髪のダメージには何らかの理由が存在するのです。
もし、ヘアカラー・パーマ・縮毛矯正をしていないのに髪が傷んだと感じたら、
何が原因で髪が傷んでいるのか?知ることから始めましょう。
もし、髪が傷む原因が全く分からないと感じたら、プロの美容師さんに相談することをおすすめします。
SENJYUチームはダメージケアを得意にした美容師です。
髪のダメージでお困りの方はいつでもご相談下さい。
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ご相談はお気軽に♪♪