2022/12/23
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
ブリーチってすごく髪が傷みますよね?
なぜブリーチをすると髪が激しく傷んでしまうの?
ブリーチで受ける髪のダメージは2種類あります。
- 直接髪に加わるダメージ
- 後からくるアフターダメージ
↑特に深刻なのがアフターダメージ(後述)
2種類のダメージあるなんて知りませんでした?なにが違うんですか?
年間5000人担当美容師SENJYUチームが、ブリーチで髪が傷む2つの原因を徹底解説します。
そして、ブリーチのダメージを改善する最新メニューも併せてご紹介します。
目次
ブリーチのダメージは「2種類」ある
- 直接髪に加わるダメージ
- 後からくるアフターダメージ
↑具体的になにが違うのか?
2種類のダメージの違いと、特徴を解説します。
髪に直接加わる【塩素ダメージ】
まず、ブリーチは髪の色素を抜く訳ですが「色素を抜く」工程自体がダメージの原因になります。
ブリーチ薬剤の中に含まれる「塩素」は、髪内部のメラニン色素を削る(脱色)する効果があります。
メラニン色素が削られる(脱色)ことで、髪色が明るくなり、ブリーチ毛になる訳です。
塩素は漂白剤にも使用されていて、脱色効果があります。
つまり、洋服の漂白と、髪のブリーチは「色素を抜く」意味では同じなのです。
↑なるほど「塩素で色素を抜く」理論は同じだったんですね。
メラニン色素を抜くと、髪自体も削ってしまうので、ダメージの原因となります。
そのため、ブリーチで髪を明るくするほど、髪に加わるダメージも比例して大きくなるのです。
↑%は例です。
「漂白剤を使いすぎると洋服が溶けちゃう」って聞いたことあるけど、それって髪のダメージと同じ理屈ですか?
その通り!塩素で構成されたブリーチ&漂白剤を使いすぎると、髪の毛&服を溶かしてしまうのです。
つまり、ブリーチで直接受けるダメージは、塩素で髪が溶けているとも言えるのです。
後から来る【アルカリダメージ】
ブリーチのダメージで注意すべきなのが、アルカリによるアフターダメージです。
髪は元々、ある程度の硬さ&弾力があるので、薬剤が浸透しずらい状態です。
薬剤が浸透しないとブリーチの効果を発揮できないので、なんらかの方法で髪を柔らかくする必要があります。
アルカリ薬剤を使用して、髪をアルカリ性に傾ければ、髪を柔らかくすることが可能です。
髪を柔らかくなれば、薬剤の浸透が良くなり、ブリーチの効果を発揮可能に。
↑%は例です。
ブリーチ薬剤を含め
- ヘアカラー薬剤
- パーマ薬剤
- 縮毛矯正薬剤
↑全てアルカリ性で構成されています。
つまり、ブリーチだけでなく、薬剤を使用するメニューは髪を柔らかくして、薬剤の浸透を良くしているのです。
(アルカリ薬剤を使用しないメニューもある)
そして、ブリーチのパワーを上げるほど、髪が柔らかくなる特徴があります。
↑%は例です。
髪が柔らかくなる度合いと、髪が明るくなる度合いも比例するんですね?
その通り!しかし、ここで注意点があります。
髪が柔らかくなると、髪がもろくなってしまうので、ダメージに弱い髪になってしまいます。
つまり、ブリーチ剤のパワーが強すぎると髪が柔らかくなりすぎて、わずかな刺激でも大きなダメージを受けてしまいます。
髪が柔らかくなりすぎると、日常生活のわずかな刺激で、髪が激しく傷んでしまう可能性があります。
↑%は例です。
髪を柔らかくした後の二次被害が、アルカリのダメージと言えるのです。
「傷まないブリーチ」の再現方法
- 髪の色素を削る「塩素ダメージ」
- 後から来る「アルカリダメージ」
↑どちらも、美容師さんの技術力が大きく関係しています。
もし、ダメージコントロールができていないと、塩素で大きなダメージを受けてしまうほか、髪も柔らかくなりすぎて、アフターダメージも過度に加わってしまうのです。
そうなると、髪は「塩素ダメージ」と「アルカリダメージ」のダブルパンチをくらってしまいます。
結論、塩素&アルカリのダメージを最小限に抑えたブリーチこそ、髪が傷まないブリーチと言えます。
なるほど、ダメージを感じないブリーチの秘密が分かりました!
でも、私すでにブリーチをしていて、髪がチリチリなんですよね?
そんな方に、おすすめのメニューがあります。
ブリーチ後のダメージケア【酸熱トリートメント】
ブリーチのダメージでお困りの方は「酸熱トリートメント」をしましょう。
酸熱トリートメントはブリーチで受けた2種類のダメージに対応した、最新のトリートメントです。
ダメージケアその1【ダメージを直す】
酸熱トリートメントは、ブリーチで傷付いた部分を補修する効果があります。
ダメージで傷ついた部分を補修することで、健康毛へと導きます。
2〜3回酸熱トリートメントを行えば、ブリーチ前の力強い髪を取り戻すことも可能です。
ダメージケアその2【弱酸性の髪に戻す】
酸熱トリートメントは「酸性」領域のトリートメントを使用しているので、アルカリ性に傾いた髪を弱酸性の髪に戻すことが可能です。
アルカリ性に傾いてもろくなってしまった髪も、酸熱トリートメントをすれば力強い髪を取り戻すのです。
ダメージを補修&アルカリ性の髪を直す効果から、酸熱トリートメントは、ブリーチをしたお客様のために存在すると言って良いほど。
まとめ
ブリーチをして髪が傷むのは仕方のないことですが、傷みの度合いは美容師さんによって大きく異なります。
SENJYUチームは、ダメージを最小限に抑えたブリーチを得意にしているほか、ダメージを直す酸熱トリートメントも得意にしています。
ブリーチ前後で、なにか気になることがあれば、いつでもご連絡お待ちしています。
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