2022/10/14
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
皆さんに質問です。
あなたは食事に投資してますか?それとも消費してますか?
どう言うこと?
食事についての考え方は人によって様々。
トリートメントをすれば髪質は良くなりますが、髪を作るのはトリートメントではありません。
髪の毛は口から入れた栄養分によって生成されます。
もし偏った食生活をしていたら、生えてくる髪質も悪くなってしまいます。
今回は、髪に良い食事&髪に悪い食事をご紹介します。
ヘアケアだけでなく、毎日の食生活&栄養バランスを見直すことが、美髪へのスタートである事実をお伝えさせて頂きます。
髪に良い3つの栄養素
まず、髪にとって外せない栄養素は以下の3つです。
- タンパク質
- ミネラル
- ビタミン
タンパク質
筋肉、内臓、皮膚、爪、毛髪などを作るのに欠かせない栄養素で、そのほとんどがアミノ酸です。
タンパク質は「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」の2つに分類できます。
動物性タンパク質は、肉類、魚介類、卵、乳製品など動物性の食品に含まれ、植物性タンパク質は、豆類、穀物など植物性食品に多く含まれています。
タンパク質の分解、合成にはビタミンB6が関与し、エネルギー生成に役に立ちます。
髪の主成分は18種類のアミノ酸が結合してできた「ケラチン」と言うタンパク質です。
髪の成分は多い順に
- タンパク質
- 水分
- 脂質
- メラニン
です。
その中でもタンパク質は8〜9割をしめています
タンパク質である「ケラチン」が不足すると、髪の体力が減るので、枝毛切れ毛などが増えダメージしやすい髪になってしまうのです。
「ケラチン」不足を防ぐために、アミノ酸を多く含んだタンパク質を摂取することが大事なのです。
- 鶏むね肉
- 牛豚モモ肉
- 豚肩ロース
- 鶏モモ肉
- サケ
- ブリ
- アジ
- サバ
- 納豆
- 卵
- 乳製品
などです。
ミネラル
ミネラルは骨などの体を構成したり、肌や爪、髪の毛の構成にも密接に関係しています。
人間の体は様々な元素から構成されてて、約4%はミネラル(無機質)で構成されています。
人体に必要な量は少なめで、髪に必要な量も多くはありません。
しかし、人間はミネラルを作ることができないため、食べ物から摂取する必要があります。
特に、ミネラルの1つである「亜鉛」は髪の育成には必要不可欠な栄養素です。
「亜鉛」はかなり重要な存在なので、もう少し詳しく見ていきましょう。
皮膚や髪、粘膜の健康維持を助ける働きがある栄養素です。
新陳代謝に必要な成分となるほか、タンパク質の合成や遺伝子情報を伝える役割を持っています。
さらに、亜鉛は髪を健やかに保つ効果も発揮します。
成人男性は年齢と共に毛量を気にする方が増えていますが、亜鉛は毛量が少なくなるのを抑制する働きがあると言われています。
- 生かき
- 煮干し
- たらこ
- 豚レバー
- 鶏レバー
- 枝豆
- ごぼう
- きなこ
- 卵
などです。
ビタミン
ビタミンは直接体を構成する訳ではありませんが、生命活動をするために必要な栄養素です。
ビタミンには大きく分けて2種類あり、水に溶ける「水溶性ビタミン」と、油に溶ける「脂溶性ビタミン」があります。
その中でも、髪に繋がりが深いのが、
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンB6
- ビタミンC
- ビオチン
の5つです。
5つのビタミンの効果をさらに詳しく見ていきましょう。
ビタミンA
レチノールと、体内でレチノールに変わるプロビタミンA(αカロテン、βカロテン、クリプトキサンチンなど)の総称です。
レチノールは光・酸素・熱によって壊れやすい性質があり、βカロテンは光・酸素に弱く、熱・酸には比較的強いという性質があります。
もし、ビタミンAが不足すると肌、頭皮が荒れてしまう可能性があります。
動物性のレチノールは、肉類、魚類のどの動物性食品に多く、プロビタミンAは緑黄色野菜や果物な動物性のレチノールは牛や鶏肉のレバーやあん肝、鰻、鶏卵に多く含まれます。
ビタミンB1
ビタミンB1は糖質の代謝の補酵素となり、人間がエネルギーを作る消化液の分泌を助ける働きがあります。
そのほか、皮脂の過剰分泌を抑える効果もあります。
代謝も活性し、頭皮環境を良くする効果があるビタミンB1は積極的に摂取したい栄養素と言えます。
玄米などの全粒穀物や、胡麻、豚肉などに多く含まれます。
ニンニクの香り成分であるアリシンと一緒に食べることで吸収率がアップします。
ビタミンB6
アミノ酸代謝に関わる酵素の補酵素として働きます。
脂肪の代謝に深く関与し、皮膚の抵抗力を高め、神経の働きを正常に保ちます。
頭皮はケラチンというタンパク質で作られており、ケラチンの生成を助けてくれるのがビタミンB6です。
頭皮環境を健やかに保つためにも、ビタミンB6は積極的に摂取しましょう。
- 魚介類
- 鶏肉
- ニンニク
- レバー
- バナナ
- 赤ピーマン
などです。
腸内細菌でも合成可能で、食物繊維や乳酸菌と一緒に摂取すると、体内の合成量が増えると言われています。
熱や酸素に不安定ですが、酸や低温では安定しているビタミンです。
ステロイドホルモン合成やコラーゲンの合成に関与し、鉄や銅の吸収を高め、ヘモグロビンの合成を助けます。
ビタミンCが不足すると、新陳代謝が鈍くなり、肌や血管の生成に悪影響がでてきます。
毛細血管には髪、頭皮に栄養を送る重要な役割があるので、ビタミンCが不足すると毛細血管の血流が悪くなり、髪の成長の妨げとなってしまいます。
ビタミンCには疲労回復効果もあるため、疲労やストレスの改善につながります。
- アセロラ
- ゆず
- キウイフルーツ
- 赤ピーマン
- ブロッコリー
- ほうれん草
- スナップ
- えんどう
などです。
ビタミンCは、新鮮な果物&野菜に多く含まれます。
鮮度が落ちるとビタミンCの量も減っていくので、新鮮な物を早めに摂ることで効率的に摂取できます。
ビオチン
糖質、脂質、タンパク質の代謝に関わりのあるビタミンで、体の中でエネルギーを作る手伝いしてくれます。
また、皮膚や、粘膜の維持、爪や髪の毛の健康に深く関わっており、皮膚の炎症を防止する効果もあります。
ビオチンは体内で作ることができないので、食事で摂取する必要があります。
- 鶏レバー
- 卵黄
- 豆類
- ナッツ類
- 椎茸
- アサリ
などです。
髪に悪い食べ物
ここでは、過剰に摂取すると髪に良くないとされる食べ物をご紹介します。
揚げ物
揚げ物など脂の多い食事は、髪に良い影響がありません。
問題なのは、外側の衣(ころも)であり、揚げ物の衣が長時間空気に触れると「酸化」が進み、酸化した衣が一番の問題になるのです。
油が酸化すると「過酸化脂質」と行って、体の細胞が酸化しやすくなります。
「酸化=老化」であり、体内で脂肪やコレステロールが増えてしまい、血液がドロドロになってしまうのです。
血流が悪くなると、頭皮に血液はが行き届かなくなり、頭皮環境が悪化してしまいます。
- 唐揚げ
- トンカツ
- フライドポテト
- ドーナツ
- 天ぷら
などです。
塩分の高いもの
塩分を摂理すぎると、体は塩分濃度を薄めようとし、水分を過剰に溜め込み血液量が増えます。
すると末梢血管に血液が流れにくくなるため、頭皮や毛母細胞に栄養が届かず、髪に十分な栄養を行き渡らなくなってしまうのです。
- 漬物
- うどん
- ラーメン
- ピザ
- ファーストフード
- 加工食品
などは、食品添加物や保存料などが多く使われている場合が多く、肥満の原因にもなります。
一般的に食品添加物や保存料が多く使われていると、成長ホルモンの分泌を阻害してしまうとも言われいます。
また、食品添加物には亜鉛の吸収を阻害してしまい、ファーストフードや加工食品ばかりの食生活により、亜鉛不足の人が増えているのが現状です。
亜鉛不足が続くと髪に悪い影響を及ぼしてしまうのです。
アルコール
お酒を飲むと、体内ではアルコールを分解するために、アミノ酸や、ビタミンが多く使われます。
アミノ酸やビタミンは髪を作る際に重要な栄養素なので、アルコールを飲みすぎると髪の栄養が足りなくなると考えられています。
まとめ
シャンプーやトリートメントなどのヘアケアでは髪が綺麗にならないと思ったら、日々の食事や睡眠の質に問題があるかもしれません。
ビタミン、ミネラルなど体内で作る事ができないものは食事から摂取するほかなりません。
バランスの良い食事が美髪を作ります。
日々のヘアケアはもちろんのこと、髪に良い食べ物を積極的に取り入れて、誰もが羨む美髪を手に入れましょう。
SENJYUチームは髪を綺麗にするメニューを提供しています。
髪を綺麗にしたい、髪のお悩みを解説したいと思ったら、SENJYUチームになんでもご相談下さい。
ラインよりお問い合わせください☺
毎日沢山の方からご連絡頂いているため
混雑時は返信が遅れますのでご了解ください
ご相談はお気軽に♪♪