2023/07/14
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
今働いている美容室に不満がある
退社したいけど…
美容室(会社)が辞めさせてくれないから困っています?
どうやったら、円満に美容室を辞めることができるでしょうか?
そもそもの話ですが「美容室を辞めさせてくれない」はあり得ないので辞めたいときは辞めるべきです。
どうしても辞めさせてくれないならば、それは美容室側に大きな問題があるので、その美容室で働き続けるべきではありません。
さらに言うと、色々理由を付けてスタッフを辞めさせないサロンは、円満に辞めること自体困難なのかもしれません。
時間を無駄にしたくない、良い職場(美容室)で働きたいと思う美容師さんは、ぜひこの記事を読んでほしいです。
全国に15店舗以上を展開するサロンオーナー(株)SENJYUが、美容室が辞めさせてくれないときはどうすれば良いか?トラブルなく円満退職する方法を詳しく解説します。
この記事は執筆者の主観がかなり多く書かれています。
また、書かれている内容は全て執筆者が勝手に思っている「モラル」に関してで、法律に関する内容は一切書いていません。
(法律は専門外なので)
「こんか考え方もあるんだ?」ぐらいの気持ちで読んでほしいです。
目次
辞めさせたくない美容室(会社)の思惑とは?
基本的に、美容師さんがいなくなると売上が下がるので、美容室側はできるだけ辞めさせたくないと思っています。
そのため、美容室(会社)は辞めさせることを止めさせようとします。
よくあるのが、時間をかけて退社させる意欲をなくす方法。
例として
- いったん「○ヶ月だけ待って」と言って辞めさせない
- ○ヶ月後も「今は大変な時期だから…」と言って辞めさせない
- そのままズルズルと退職させずに働かせる
- 「もういいや…」と思う日を待っている
どんな強く決心したことがあっても、時間が経つとその決心は薄れていきます。
しかし、これでは美容室(会社)の思惑通りになってしまいます。
美容室(会社)のちょっと待っては「永遠に待って」なのかもしれません。
これは、あなたにとって良い人生でしょうか?
辞めさせてくれないではなく「辞めましょう!」
「仕事を辞められない」はあり得ないことなので、辞めたいなら辞めましょう。
もし、この記事を読んでいる人が日本人であれば
手錠で繋がれていたり、部屋に鍵をかけられているなどのことがない限り「仕事を辞められない」ことはありません。
もちろん、そう言う問題ではなく「辞めさせてくれない」になっているのだと思いますが、それでも「辞めさせてくれない」はあり得ないのです。
辞めたいと思ったら辞めるべき!その理由を美容室のオーナーであるSENJYUチームが詳しく解説します。
退社は「自分の意思」で決めること
美容室(会社)からこんなことを言われた
人手不足だからいきなり辞めるのは困る。
人材確保をするために、あと1年は続けてほしい。
↑退社する際によく言われますが、従う必要はありません。
なぜなら「待ってほしい」は会社都合であり、自分の人生には全く関係ない話だからです。
美容室(会社)が退社を了承しなくても、自分が辞めたい意思をしっかり伝えれば辞めることができるのです。
もし、会社が退社に対してNGを言える権限があるのならば、この世に退社できる職場などなくなってしまいます。
美容室(会社)に妙な心配をしてしまうと、辞められない状態が続いてしまうってことですね?
その通りです!心配するのは美容室ではなく自分にしましょう。なぜなら、自分の人生が一番大切だからです。
この後も詳しく解説しますが、退社の意向は最低でも1〜3ヶ月前に伝えましょう。
数週間、数日前に退社の意向を伝えるのは、いくらなんでも迷惑ですし、モラル違反でもあります。
そもそも仕事をしている理由とは?
美容室(会社)からこんなことを言われた
誰がここまで面倒見てきたと思っているんですか?
恩を仇で返すのですか?
↑仕事を辞めさせたくないときの常套句なのですが
あなたが働いている職場に対して、不必要に「恩」を感じる必要はありません。
(ケースバイケースですが)
仕事とは、自分の時間と労力を使って美容室(会社)にとって利益を生み出す業務を行います。
そして、雇っている側は業務を行った労働者に対価として賃金(給料)を支払っています。
つまり、時間を使って業務している人に、その見返りであるお金を渡すのは当然のことであり、この一連の流れに恩を感じる必要はないと思うのです。
あなたの時間と労力がお金に変わっているだけなので、それが仕事を辞められない理由になるのはおかしなことです。
確かに、お金を貰う理由は私が働いているからであって、恩ではないですよね?
これもケースバイケースですが、仕事に必要なスキルやノウハウを教えてもらうことも「恩」ではないと思っています。
なぜなら、美容師は仕事のスキルやノウハウを教えてもらうことありきの職種なので、教えてもらうことに特別な感情を抱く必要はないのです。
もちろん、先輩が自分の時間を使って教えてくれたことに関しては、人として恩を感じないといけません。
しかし、教えてくれたことを辞められない理由に掲げるのは筋違いなのです。
雇ってもらっていること、スキルやノウハウを教えてもらうことを「恩」と感じること自体は問題ありません。
ただ、問題なのは雇われている&教えてもらったことが「辞められない理由」になってしまうのがおかしいと言うこと。
あなたはあなたで美容室(会社)に貢献した人物なので「辞めたら迷惑なんて」感情を持つ必要はありません。
仕事を辞めてもペナルティーはない
美容室(会社)からこんなことを言われた
もし辞めるのなら、売上が下がる分の損害賠償を払ってほしいです。
↑本当に意味不明ですが、損害賠償を請求してくる美容室もあるそうです。
当然、損害賠償など支払う必要はないので拒否or無視してOKです。
もし、損害賠償など支払う有無の契約書にサインしてしまっても、その契約書には効力がないので支払う義務はありません。
基本的に、仕事を辞める際はペナルティーなど発生しないのです。
日本に生まれた「特権」を活かすべき?
会社側は労働者を簡単に辞めさせることができず、無理に辞めさせたらペナルティーが発生します。
対して、労働者は自己都合で会社を辞めても、連絡なしでバックレてもペナルティーが発生するケースはほとんどないと言われます。
(バックレで無断欠勤すると懲戒解雇される可能性はある)
日本は労働者を守るルールが充実していて、日本ほど労働者に優しい国は珍しいです。
これほど労働者に優しい日本に生まれながら 「美容室が辞めさせてくれない」と言う理由を掲げるのはおかしなことなのです。
「美容室が辞めさせてくれない」はあなたが勝手に作ったマイルールかもしれません。
だとしたら、そのマイルールは一刻も早く排除すべきです。
仕事は自分の意思でいつでも辞めることができます!
円満に辞めたいなら「モラル」を守るべき!
あなたは美容師である前に「社会人」です。
もし、仕事を辞める際は社会人として最低限のモラルは守って下さい。
円満退職するために、仕事を辞める際の手順をご紹介します。
- 退職の以降は最低でも1〜3ヶ月前に伝える
- 退職の以降は文面で残す
- お客様の引き継ぎはしっかり行う
- 業務の引き継ぎもしっかり行う
- お客様に退社の意向を伝える
- スタッフに感謝の気持ち伝える
- お客様にも感謝の気持ち伝える
退社の意向は最低でも1〜3ヶ月前に伝えましょう。数日前など急すぎるのはNGです。
後で「言った言わない」にならないように、退社の意向は退職届などの文面で残しましょう。
引き続き店舗に来てくれるお客様は誰が担当するか?などの引き継ぎはしっかり行いましょう。
商品管理、人事などの管理は誰がやるか?などの引き継ぎもしっかり行いましょう。
全員は無理かもしれませんが、自分が退社する意向はお客様にもしっかり伝えましょう。
所属するスタッフ全員に感謝の気持ちを伝えましょう。仇しかない、感謝の気持ちが全然なくても「ありがとうございました」ぐらいは言っておくべきです。
自分が担当していた&中の良いお客様に対しても、感謝の気持ちはしっかり伝えましょう。
当たり前のことですが、ペナルィーがないからと言って連絡もなしにバックレるのは絶対NGです。
本当に辞めるべき理由があるか?
美容室(会社)を辞める理由がしっかり存在するかも大切です。
「甘い」理由で退社してしまうと、今後の人生も絶対に上手くいきません。
では、どんな退社理由だと「仕方ないor甘い」になってしまうのか?
SENJYUチームの主観で解説します。
- かねてから働きたいサロンの採用が決まった
- 他にやりたいことが見つかった
- 結婚、引越しなど、諸事情でどうしても仕事を続けられない
- 求人には「社会保険完備」と書いてあったのに、実際は無かった
- スタッフからひどいイジメを受けている
- 医者に止められるほど手荒れがひどい など
↑これ以外にも色々あると思いますが
「辞めたい理由が明確」ならば、迷わず辞めてOKだと思います。
また、職場環境が度を越してひどすぎる場合も、辞めても仕方ないと言えるでしょう。
- 苦手な先輩or上司がいる
- 人間関係に悩んでいる
- 給料が安い
- 時間外労働が多い
- 他の職種と比べてかなりブラック など
↑正直、ケースバイケースなので、絶対に辞めてはいけない訳ではありませんが、
これらの理由で毎回辞めていたら、どこに行っても通用しない可能性があるので、多少のことは我慢すべきだと思っています。
辞める理由がはっきりしているかどうかも、社会人のモラルと言えるでしょう。
退職代行ってどうなの?
結論、おすすめはしません。
自分の意思は、自分が直接会社&上司に伝えるのが社会人としての常識&モラルです。
後ろめたい内容だからと言って、第三者にお金を払って託すのは状況によって「逃げ」になってしまいます。
一社会人であるならば、退職の意向は自分の意思ではっきりと伝えましょう。
ただ、絶対に退職代行を使ってはいけない訳ではありません。
美容室(会社)のオーナーor店長が極悪人で、身の危険を感じるほどだったら退職代行を使った方が良いかもしれません。
再就職先は決まっていますか?
基本的に、再就職先が決まっている状態で仕事を辞めた方が良いです。
なぜなら、再就職先が決まっていない状態で辞めてしまうと、無職の期間ができてしまうからです。
もし、再就職先が見つからず貯金も尽きてしまうと、生活に困ってしまう可能性もあります。
美容師を続けるにしても、他の職種で働くにしても、再就職先をしっかり見つけてからの退社をおすすめします。
SENJYU美容室の求人のお知らせ
SENJYUチームは一緒に働ける美容師さんを募集しています。
SENJYUチームは2021年から全国展開を始めました。
それに従って、一緒に働いてくれる美容師の募集もしています。
SENJYUチームが運営する美容室の最大の強みは「集客は本部が行う」ことです。
集客に苦戦している、やる気はあるのに新規が全然入れなくて困っている。
そんな美容師さんに来てほしいと思っています。
SENJYUチームにご興味ある方は、ぜひご応募下さい。
まとめ
結論、美容師に限らず「仕事を辞める権利」と「仕事を辞める意思」は自分にあります。
そのため、本当に辞めたいと思うのならば、他の意見に惑わされず辞めるべきです。
しかし、ただ辞めれば良い訳ではないので、辞める際は社会人としてのモラルや常識はしっかり守りましょう。
どうせ辞めるんだからと言って、なにも考えずに適当or強引な辞め方をすると、その仇はいつか自分に降りかかってきます。
やる気はあるけど、今の美容室(会社)では色々不安がある美容師さんは、ぜひSENJYUチームの下で働いてみませんか?
SENJYUチームの求人に関する疑問&質問があれば、求人専門LINEに相談して下さい。
「円満に退職する方法」などに関しては、専門家ではないのでお答えできません。
相談でお答えできる内容は、SENJYU美容室の求人に関してなのでよろしくお願いします。
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