2021/05/16
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
でも、コテで綺麗に巻くのって難しい…
上手く巻けない…
コテの使い方を教えてほしいです。
コテを使って髪を綺麗に巻きたいけど、難しくて挫折してしまう方もいるはず。
そんな方のために、美容師森越チームがコテを使った綺麗なゆるふわカールを再現できる方法を解説させて頂きます。
- コテで髪を巻く前にすること。
- コテの太さや設定温度について解説
- コテの巻き方。
- 巻き髪のスタイリング方法。
- コテの巻き方を美容師から直接教わる方法。
目次
コテ(カールアイロン)の機能を解説
まずは、コテを使用する箇所の役割を簡単に解説します。
- パイプ
- フリッパー
- プッシュレバー
- クールチップ
コテの熱を発する部分です。
髪を挟む部分です。
フリッパーの開閉を行う部分です。
熱を発しない部分です。持ち手とは逆の手で抑えることで、ブレず安定して使用することができます。
コテ(カールアイロン)のサイズはどれが良い?
- 19㎜
- 26㎜
- 32mm
- 38mm
かなり強めなカールになるので、ショート、ボブヘアの方におすすめのサイズです。また、短めの前髪を巻く際に便利です。
やや細めの26㎜はやや強めに巻きたいときや、カールが取れやすい方などにおすすめです。
32㎜は1番オーソドックスなサイズなので、どれを使おうか迷ったときにおすすめのサイズです。このサイズになると、前髪を巻くのはちょっとコツが必要になってきます。
ロングの方でゆるめに巻きたいときにおすすめのサイズです。38mもあると、前髪を巻くときはある程度長さがないと巻けない他、かなりのテクニックが必要になります。
サイズに正解はないので、自分の髪質や好みに合わせて選びましょう。
初心者は32㎜がおすすめです。
コテで髪を巻く前にすること
さっそくコテの使い方を解説
と、いいたいところですが、
まずは、綺麗に髪を巻くための準備をしましょう。
髪をブラッシング
コテで髪を巻く前に、ブラシで髪の外側、内側を優しくとかしてください。
軽く髪をとかすことで、髪の絡まりやほつれを防ぐことができます。
カールスプレーを使用する
カールスプレーは綺麗なカールと作りやすくなるほか、コテの熱から髪を守ってくれる効果もあります。
カールスプレーはコテで巻く前、毛先をメインにムラなく吹きかけてください。
頻繁にコテを使用する方は、ぜひ持っておきたいアイテムです。
前後左右に4つにブロッキング
大きな毛束では上手く髪を巻けないので、前後左右に4つのブロッキングを作ります。
ブロックが崩れないように、クリップで髪を止めましょう。
毛量が多い方は、頭頂部から上段、中段、下段の片面6か所、全頭12つのブロッキングを作ると綺麗に巻くことができます。
少々面倒くさい作業ですが、ブロッキングをするかしないかで仕上がりが大きく変わります。
コテの温度は180℃以下!
これは森越チーム独自の意見なのですが、ヘアアイロンの温度は180℃までにしてください。
温度が高いほど短時間でしっかりしたカールを作ることができますが、代償として髪が傷んでしまいます。
そのため180℃を超える設定温度は不要だと思ってください。
- 180℃前後
- 160℃前後
- 150前後
バージン毛、髪がほとんど傷んでいない。
カラーやパーマである程度髪が傷んでいる。
ブリーチやカラーの繰り返しで髪がかなり傷んでいる。
↑目安ですがぜひ覚えておきましょう。
コテ・ヘアアイロンの巻き方を美容師が解説!
ここからコテで綺麗に髪を巻く方法を解説します
今回は、外巻きレイヤースタイルを作ります。
まずは、アイロンスルーで艶をだす
髪を巻く前にパイプで髪を優しく挟み、スッとスライドさせると髪に艶をだすことができます。
このとき強く挟んだままだと髪が傷んでしまうので、プッシュレバーでテンション(挟む力)を調節しながらスライドさせてください。
下段ブロックから髪を巻く
- 下段ブロッキングから巻く。
- 髪の中間部分からフリッパーで優しく挟む。
- プッシュレバーでテンションを調整しながら毛先までスライドさせる。
- クールチップを抑えながら、中間まで巻いていく。
- そのまま、5秒ほど熱を当てる。
- コテが縦方向になるように抜いていく。
1回で綺麗なカールを作るように意識しましょう。
何度も同じ個所にコテを当てると、熱で髪に負担がかかってしまうので、1か所巻くのは1回限りだと思ってください。
巻いた直後は髪を触らないようにしましょう。
髪がまだ暖かい状態で触れると、カールが崩れてしまう危険性がるので、カールを作ってから10秒間は髪に触れないでください。
同じ容量で前後左右4ブロックを巻いていきます。
上段ブロックは、上45℃の角度で引き出して中間まで巻きます。
トップの巻き方
トップはボリュームをだすために、巻いていきます。
前部は前巻き、後部は後ろ巻きの容量です。
中間まで巻いたらコテを抜いて、ふんわりさせるイメージで巻いてください。
前髪の巻き方
前髪も2ブロックに分けると、巻きやすくなります。
前髪は円を描いて丸みを帯びるような仕上がりを意識してアイロンを通します。
左右どちらかに流したいときは、流したい方向にテンションをかけてアイロンを通してください。
熱が冷めたら、髪を軽くほぐして形を整えててください。
コテで巻いた後のスタイリング方法
スタイリング剤はオイル主体であれば、基本的になんでもOKです。
- スタイリング剤を適量手にとる。
- 手の平でよく馴染ませる。
- 毛先を中心に揉み込むようにつけていく。
- しっかり揉み込んだら形を整える。
- 前髪は手の平に残ったスタイリング剤をつける。
- ヘアスプレーで形を整える。
- ムース
- クリーム
- ジェル
以上のスタイリング剤は、コテで巻いたカールが取れてしまうので使用しないでください。
巻き髪Before・After
まとめ
使いなれないうちは、どっちが右で、どっちが左なのかよく分からずパニックになってしまうかもしれません。
ですが、これは誰でも経験することであり、繰り返し行うことで徐々に慣れていきます。
- 説明1割
- 経験9割
↑ではないかと?
経験と共に上手くなっていくことを忘れないでください。
焦らずゆっくりマスターしていきましょう!
- コテの巻き方を詳しく知りたい。
- 本記事を読んでも分からない所がある。
- かわいい巻髪スキルアップ講座について詳しく知りたい。
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