学校や仕事の関係で黒染めをしたけど
環境が変わり、また髪を明るくしたいです!
美容師 森越
実は「黒染め後のブリーチ」は安易な気持ちで行うと後悔する可能性があるのです。
色を抜く=ブリーチではない?
ブリーチで髪を明るくする方法はリスクが高く、SENJYUチームはおすすめしていません。
もし、黒染めの上からブリーチをすると綺麗に明るくならない他、髪がチリチリに傷んでしまう可能性もあるほど。
美容師 森越
今回、黒染めの上からブリーチを行う注意点を解説すると共に、ダメージゼロで黒染めを落とす最新メニューもご紹介します。
美容師 森越
本記事を最後まで読めば、安全に確実に髪を明るくする方法を知ることができます。
ダメージゼロのカラー落とし
黒染めカラーとは?普通のカラーとの違いとは?
まず黒染めカラーと通常のカラーとの違いをご説明します。
通常のカラー剤は、脱色するお薬と色を入れるお薬とが両方入っています。
そしてもともとの色素を設定した明るさになるよう少し脱色し、そこに仕上がりの色味になるように色素を入れていきます。
ですので、根元が伸びてきていた場合、そこが自然に毛先と同じ明るさになります。
そしてある一定の期間が経つと(おおよそ1ヶ月〜2ヶ月)もともとの明るさに戻っていきます。
逆に黒染めカラーに使われる薬剤とは、圧倒的に色を入れる薬剤の方が多く設定されているのです。
そのため、ベースの色味を今以上に削ることなく、黒い色素だけを入れていきます。
ですので通常のカラーよりも色味だけを入れることで、より長く黒髪の状態を保つことができます。
そしてベースを削らない分、明るくするときにも黒い色素(赤味)が残りやすくなります。
つまり、普通のカラーと黒染めの大きな違いは、カラーをするときに脱色する成分が入っているかいないか、ということになります。
そしてその黒染めをした後に、できるだけダメージせずに綺麗に黒染めを落とすためには
黒染めをする時のやり方や薬剤がとても大切になります!
黒染めの施術の際に気をつけること
ではここからは実際の黒染めカラーをする際の注意点をお伝えしていきます!
黒染めをする際に気をつけること
- 出来るだけ根元の地毛の部分(新生毛)には黒染めの薬剤をつけない
- セルフカラーを避ける(出来るだけ美容師さんにお願いする)
- 縮毛矯正やパーマ類(ストレートパーマや普通のパーマ)をしている部分がある場合は薬剤を気をつける
- どのくらいの期間、黒髪をもたせたいのか
美容師 森越
根元の地毛(新生毛)に黒染めをつけない
黒染めをする際、大抵の場合は、すでにカラーされていて抜けている部分(既染毛)と伸びてきてまだカラーをしたことのない部分(新生毛)に分かれます。
ではこれを根元から毛先まで暗めの色素を入れたらどうなるでしょうか?
結論から言うと、次明るくする際に、伸びていた根元の新生毛のところだけ黒い部分が残ります!!!
例えば、、
お寿司を食べていたら、Tシャツに醤油をこぼしてしまった!!!
着ていたTシャツが真っ白であれば、すぐに洗剤で洗ったり専用のシミ抜きを使えば元の白い状態に戻ります。
では黒いTシャツではどうでしょうか?
(黒いTシャツなら、こぼしても気にならないよとかは言わないでくださいね^^)
黒いTシャツに醤油をこぼしても、いくら洗っても落ちません。
というよりどこにこぼしたかもわからないし、醤油が残っているのか、もともとの色素なのか、
そんなのは誰にもわからないですよね。(^_^;)
美容師 森越
髪の毛の場合。黒いところに黒染めを重ねると、ベースが明るいところよりも、より抜けにくくなります。
そして、黒染めしてから時間が経っている場合や、黒染めをしたのが担当の美容師さんではない場合、
それを見抜くのはとても難しいです。
パッと見ると横に黒い線が入ったような、そんな状態になってしまうのです。
ですので、できるだけ、新生毛の部分には塗らずに、その下のすでに明るい部分のみ薬剤を塗布していきます。
セルフカラーを避ける(出来るだけ美容師さんにお願いする)
今は簡単にドラックストアなどで黒染めのカラー剤を購入できますが、
セルフカラーした黒染めほど、落とすのが難しくなります。
何故なのか?
まずは市販のカラー剤とは、どんな髪の毛の状態の人でもしっかりとその色に染まるように
強めに(濃いめに)設定されていることがほとんどなのです。
ブリーチをしている髪の毛でも、10トーンでも、7トーンでも、
色が入りやすい人でも入りにくい人でも、
どんな人にでも黒くなる薬剤なのです。
なのでかなり濃く入ることほとんど。かなり抜けにくいのです。
そしてもう一つ。
セルフカラーを完璧にムラなくすることはかなり難しいです。
自分でやったことのある人なら経験があるかと思いますが、
内側がうまく染まらないとか、後ろが染まってるかさえわからないとか。
そして先ほどもお伝えしたようにできるだけ根元の新生毛は染めない方がいいのです。
でも自分でやるときに塗り分けなんてもっと難しくてできないですよね。
これらの理由で、染めた時よりも明るくするときにかなり支障が出てきてしまうのです。
セルフカラー失敗の原因と対処法を解説
縮毛矯正やパーマをしている場合は薬剤に気をつける
これは黒染めに限ったことではないのですが、これらの施術をしている髪の毛は
していない部分に比べて、色がとても入りやすく、明るくしにくいことが多いのです。
つまり、同じ薬で塗ったとしても、毛先(パーマなどをしている部分)の方が
暗くなる(沈んでしまう)こともあるのです。
そうすると仕上がりに差が出るだけでなく、
明るくしたくなったときになかなか色素が抜けないです。
縮毛矯正やパーマをかけている髪の毛が黒染めをしていなくても
基本的には明るくなりにくいのです。
そういったことまでカウンセリングでしっかりとお聞きし、薬剤を選定していきます。
どのくらいの期間、黒髪をもたせたいのか
これは意外にもかなり大切です。
1週間か、1ヶ月か、3ヶ月以上なのか。
それによって使う色の濃さが変わってきます。
実際、1ヶ月未満であれば黒染めというほどの薬剤を使わなくてもキープできることがほとんどです。
でもそれ以上の期間や、できる限り長い期間持たせたいという場合は、
しっかりと暗めに染めなければいけないのです。
本来黒染めまでしなくてよかった状態の髪の毛であれば、普通のカラーで暗くすれば
1ヶ月〜2ヶ月の間でしっかり元に戻ります。
そしてすぐに明るくしたい場合でもより簡単に戻すことができるのです!
実は黒染めといっても、こんなに気をつけなければならないことがあるのです。
美容師さんに任せるのはもちろん、全員がここまで意識して考えて染めてくれるとは限りません。
暗くするだけだからどこでも一緒、自分でやってしまおう、なんて思わないでください。
出来るだけあなたの髪の毛を大切に考えてくれる美容師さんにお任せするのをお勧めします^^
ではここからは黒染め落としをする時の注意点についてお伝えします!
黒染めを落とす時の注意点
では黒染めされている状態から明るくする=黒染めを落とす時の注意点についてお伝えしていきます。
一般的に黒染めを落とす方法として考えられるのは3つ
- 普通のカラー剤で明るくする
- 脱染剤を使い、黒い色素を抜いていく
- ブリーチを使い、脱色していく
そしてスペシャリストチームでは 4つめ のご用意があります。!!!
では最初の3つから詳しく説明していきます!
普通のカラー剤で明るくする
これは3つの中では1番ダメージが少ないので、髪の毛に負担がとても少ないです◎
その分明るくする力も3つの中では1番弱いため、
・暗すぎる黒染め
・黒染めから時間がたちすぎて沈着しているもの
などは正直これだけではあまり落とせません。
脱染剤を使い、黒い色素を抜いていく
脱染剤というものを聞いたことがあるでしょうか?
これは脱色とは違い、
脱染・・・暗く染める一つ前の髪の毛の明るさにもどす薬剤 それ以上に明るくはならない
脱色・・・髪の毛の色素を抜いていく 黒染めの色素も抜きながら元の髪の毛も明るくなる
という違いがあります。
脱色とはいわゆるブリーチ、ということです。
ですがいくら明るさが戻るとはいえ、暗めの色素を入れているため、
オレンジや赤っぽさが残ることも十分にあります。
また、ベースの状態によってはとってもムラができやすかったりします。
色の入り具合は、ベースの色や傷み具合によっても場所によって変わってくるのです。
もちろん前半でもお伝えしたように、
地毛の伸びてるところへ黒染めを塗布した、なんていう場合は脱染剤を使っても落ちません。
そして髪の毛には負担がかかります。
もちろん脱色剤(ブリーチ)よりはダメージしませんが、カラー剤よりはダメージします。
ブリーチを使い、脱色していく
これは脱色(ブリーチ)剤を使い、髪本来の色素を破壊することで
黒染めの色素を抜いていくという方法です。
もちろんカラー剤の色味だけでなく、髪本来の色素も壊していくため、
もともとの髪色よりも明るくなります。
(上の画像を参考にしてください⏫)
そしてマックスに髪の毛はダメージしてしまいます。
この中では1番髪の毛に負担がかかる(ダメージしてしまう)施術といえます。
美容師 森越
ここまでのお話では、黒染めを落とす=ダメージを必ず伴ってしまう ことになります。
それだけ黒染めというものは、その時だけでなく
それ以降の髪の毛の状態を左右する、とても気をつけて行わなければならない施術なのです。
ですので前半にもお伝えした通り、あのようなことをしっかりと考えてくれる美容師さんにお願いするのがとてもオススメです!
では最初に言っていた、“スペシャリストチームだけでできる黒染め落とし”というのはどのようなものなのでしょうか?
○○○を使ってダメージなく黒染めを落としていく
特殊なトリートメント でダメージなく黒染めを落とすことができます!!!!!
美容師 森越
ダメージゼロ!SENJYUチームの黒染め落とし
なぜトリートメントでカラーは落ちるのでしょうか?
プロフェッショナル
チーム
特殊なトリートメント = 酸性のトリートメント
カラー剤(黒染め)= アルカリ性 の薬剤
酸性とアルカリ性とは真逆の立ち位置にあるので
実はトリートメントとカラーはあまり相性が良くないのです。
(ちなみにスペシャリストチームではカラーと同時に行う際にしっかりと
後処理を行うことで相性をよくしていきます!一緒に施術しても問題はありませんので安心してくださいね◎)
これについての詳細はこちらの記事をお読みください⏬
相反するものはお互いに効果を打ち消してしまう、という効果があるからなのです。
例えば、酸熱トリートメントをした上からカラーをした場合。
何も後処理を行わなければ当然髪の毛はアルカリ性寄りになります。
=酸熱トリートメントの効力は少し落ちます
逆に、カラーをした上から酸熱トリートメントをした場合。
髪の毛はしっかり弱酸性に寄ります
=カラーの色味が少し落ちやすくなります。
美容師 森越
・・・!!! これです!!!特殊なトリートメントで黒染めを落とせるという原理はこれなのです!
トリートメントはいろんなメーカーさんから出ており、
その商材の中でも色々な酸があります。
そして酸によって、トリートメントの効力も全く変わってくるのですが、
スペシャリストチームでは普通のトリートメントと黒染め落としで使うトリートメントをしっかり分けながら施術しております。
それは酸熱トリートメントといっても使っている酸によって期待する効力が違うため、
それぞれにあった最適なものを選んでおります。
そしてもちろん、あくまで“トリートメント”なので色落ちにも限界があります。
スペシャリストチームでは、酸熱トリートメントを全体に塗布後、“スチーム”を当てることで、蒸気の力でキューティクルを開き
中に酸熱トリートメントを入りやすくすることで、カラーの色素を抜けやすい状態にしていきます。
これらを合わせることでダメージなく黒染めを落としていくことができます!
こんな感じです^^⏬
私、かなり真っ黒になってしまったのですが、これは誰でも明るくできるのしょうか?
もちろん、髪の毛の状態によっては難しい場合もありますので注意事項をお伝えします。
ダメージなく黒染めを落とす時の【注意事項】
・染めてから時間がたちすぎている場合、その状態からはなかなか変わらない可能性があります。
これは白いTシャツに醤油をこぼした時と同じで、すぐにお湯などですすぎ、食器用洗剤などで洗うとある程度すぐに落ちると思いますが、かなり時間が経ってしまったものはなかなかそれだけでは落とすせないですよね。
染めてから早ければ早いほど落ちやすくなります◎
・ベースの明るさやダメージによっても抜け具合がかなり変わってきます。
例えば、もともとの明るさが7トーンの髪の毛より、ブリーチされている15トーンの髪の毛の方が
キューティクルが開きやすいのです。
もちろん、黒染めではなく普通にカラーした場合でも、ブリーチ毛の方が抜けが早いのは
キューティクルが破壊されていることで、蓋をするものがないからなのです。
黒染めを落とす時も同じです!
ベースが明るい方が、キューティクルが開きやすい方が黒染めが落ちやすい方が多いです
・すぐに完璧に元どおりにはならないこともあります。
上に伝えた通り、ダメージがない分、1回でどのくらい落とせるかは個人差があります。
ですが、1回で完全に落ちなくても続けていくことで徐々に明るくなっていきます!
さらに酸熱トリートメントであるため、内側のダメージ改善も同時にできるのです!!!
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美容師 森越
これは黒染めを落とすだけではなく、思ってたより暗くなってしまった、など
普通のカラーの際にも使えます◎
まとめ
長々とお付き合いいただきありがとうございました!
スペシャリストチームでは特殊なトリートメントを使い、ダメージなく黒染めを落とせるということをお伝えしてきました。
- 元々の髪の毛の明るさ
- 黒染めした時のやり方
- どんな薬剤を使ったのか
- どのくらいまで明るさを戻したいのか
この4点が特に黒染めを落とす時のキーワードとなってきます。
これから暗くなりすぎてしまったカラーを落としたいと思っている方、
逆に暗くしないといけないという方も、
黒染めといっても単に暗くすればいいというものではありません。
どうかご自身の髪の毛のちょっと先のことまで考えて、大切にしてあげてください。
スペシャリストチームでは、黒染めをする際も、落とす際にも、髪の毛を傷ませてしまうようなことはしません。
なるべく、ダメージしないように。
その後も理想の髪型を思い切り楽しんでもらえるように。
みなさまの髪の毛を大切に、理想のヘアスタイル、デザインへと導いていきます。
美容師 森越
安全にカラーを落とす方法
白髪染め失敗後の対処法
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