2022/10/24
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
クールかつ上品な印象になることから好評な青髪カラー。
鮮やかで赤みのない色味が若い人を中心に人気です。
ところが青髪が色落ちするとコケのようなくすんだ汚い色になると知っていますか?
せっかく染めた青髪、なるべく長くきれいな状態をキープしたいですよね。
この記事では、青髪にすると色落ち後に汚い色になる原因や対策方法をまとめました。
青髪の色落ちで悩んだことがある。
今まさに青髪にしたいと思っている!
という人は、最後まで読んでみてくださいね。
目次
青髪が色落ちしたら汚くなる理由
青髪の色落ちが汚い理由には、ブリーチによる黄ばみ・青髪の染料との相性が影響しています。
青髪にするにはブリーチが必ず必要。
黒髪の上からだと黒が青に勝ってしまうので、青さが表現できません。
黄色と青なら青の方が色の濃さがあるので、青さを表現可能です。
綺麗な青髪になりました!
ただ日が経過するごとにどんどん青髪の染料は抜け出ていきます。
するとブリーチの黄色さに青さが負け、どんどんくすみが強くなる結果に。
色落ちを完全に防ぐことはできないので、なるべく色落ちのスピードを落とすことが大切。
青髪に染めた後は、色落ちのスピードを早める行動を避けましょう。
- シャンプーの洗浄力が強い
- 熱ダメージを受けすぎてる
- 濡れたまま過ごしていた
ブリーチをした髪はキューティクルが損傷しているので、ブリーチなしの髪と比べると色落ちが2週間程度早くなりがち。
さらに間違ったヘアケアを行っていると、より色落ちが早くなり汚い状態になります。
また色落ちの他に、美容側の薬剤選び・ブリーチの方法が間違っている場合も色落ちが汚くなる原因。
髪をオーダーするときは、カラーが得意な美容師にお願いするのがおすすめです。
青色+黄色=緑色になる
青髪が色落ちすると、コケのような汚い色味になります。
オレンジでもなく緑になるのはどうしてですか?
青髪にするために施術したブリーチが影響しているからです。
ヘアカラーは、青髪にしたければ青色の薬剤を使うというほど単純な作業ではありません。
青色を表現するには、
- 髪本来の黒い色素を捨てる
- 代わりに青い色味を取り入れる
この2つの行程が必要です。
黒い色素を捨てるにはブリーチが必須。
ブリーチは黒髪の素であるメラニンを破壊する薬剤のこと。
メラニンを破壊することで、オレンジ・イエローっぽさを感じる程度にまで髪を明るくできます。
さらに黄色い髪の上から青い色を乗せると、理想の青髪に。※正確にいえば補色等が関係しますが割愛します。
ところが、時間の経過とともに青い染料が髪の中から流れ出てしまいます。
髪内部の染料バランスが崩れると、ブリーチの黄色+わずかに残った青色の染料が混ざり緑っぽい仕上がりに。
まるでコケっぽい…?
青髪の色落ちが汚い髪色になる過程
青髪の色味の賞美期限は、約3週間。
日の経過と色落ち後の髪色が汚くなるまでの過程を解説しました。
まだ髪内部に青い染料が残っているので青さを感じることが可能。
とはいえ毎日のシャンプーやアイロンの熱で少しずつ抜け出ているので、やや薄くなります。
青い染料の割合が半分程度になっているので、ベースの黄色+わずかに残った青みでくすみが発生。
染めてから1〜2週間の間に青髪の色落ちはかなり汚い状態に…。
青い染料がほとんどなく、黄色+微量の青みでペールベージュのような色味に。
ほとんど金髪ですね…。
青髪が色落ちしても綺麗な髪色を維持する方法
染めてから1週間程度しか綺麗な状態をキープできない青髪。
色落ちの良さを求めるなら、そもそも青髪は不向きかもしれません。
とはいえ青髪にしたい気持ちがある・なんとか綺麗な青髪を維持したいなら、以下の2点を意識してみてください。
しっかりブリーチをする
カラーといえば後から重ねる色味が重要…と思われがちですが、ベースとなるブリーチが最も重要です。
お肌でもハイカバーファンデより、肌そのものの綺麗さの方が大切ですよね。
ブリーチありのカラーにおいては、しっかりムラなく色を抜いてくれるをしてくれる美容師を選ぶことが大切。
塗布量・放置時間・塗り方で大きく仕上がりの変わるブリーチは、経験値がないと失敗しがち。
必ず経験値が豊富な美容師にお願いしてくださいね。
カラーの上手い美容師さんにお願いする
青髪はカラーの中でもかなり難易度の高い色味。
少しでも青みが少ないとコケのようなくすみカラーになり、多いと黒っぽくなってしまいます。
そもそも染めたての時点でしっかり青髪になれるよう、カラーが上手な美容師さんを選びましょう。
カラーの施術が得意な美容師さんは、色落ちの仕方も計算した上で色味を選ぶので色落ちも比較的綺麗です。
青髪の色落ちを防ぐシャンプーとは
維持が難しく色落ちが汚くなりがちな青髪。
なるべく色落ちを防ぐには染めて終わり…ではなくホームケアへの意識も重要です。
日々のシャンプーでは、ムラサキシャンプーを使用しましょう!
ムラサキシャンプーとは、シャンプー剤に紫の色素が含まれた色付きのシャンプー。
ダメージなく髪に染料を入れ込むことができるので、色落ちのスピードを緩めてくれます。
ブリーチした髪に使うことを前提としているので、洗浄力もマイルド。
色落ちの原因となる洗浄過多を防ぐので、一石二鳥なんですよ。
髪の状態によってはアッシュ・ピンクシャンプーが向いていることもあるので美容師さんと相談してくださいね。
SENJYUチームのヘアカラー
年間3500人のカラーを担当するSENJYUチームは、色落ち後のことも考えたカラーを提供しています。
カウンセリング時にはお客様とのイメージ共有を正確に行えるよう心がけています。
不安に感じていることはカウンセリング時に教えてくださいね!
SENJYUチームではカラー直しも行っています。
失敗カラーで悩んでいる人は、ぜひ一度お話を聞かせてくださいね。
まとめ
青髪はブリーチの黄みと青い染料が影響して、色落ちが汚くなりがちな難しい色味。
施術前にはリスクと対策方法を理解しておきましょう。
リスクを知った上でも青髪にしたい!という人は、青髪を綺麗な状態で維持するために、
- ブリーチ・カラーが上手い美容師を選ぶ
- ホームケアではムラサキシャンプーを活用する
といった点を意識してみてください。
SENJYUチームでは、色落ち後のことを考えたカラーを得意としています。
リスクを最小限に青髪にしたい人は、SENJYUチームにご相談くださいね。