2021/12/03
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
色が全然違う!
髪が緑色になった…
暗すぎる…
アッシュカラー失敗されて希望の色にならなかった。
完成系はくすんだ緑、青色ではお世辞にも綺麗なカラーとはいえない。
- 成功すると透明感のある外国人風のカラーになる
- 失敗すると不自然な色味になって顔色も悪く見える
アッシュカラーは特別な技術を必要とするので、失敗例が後を絶ちません。
ですが、アッシュカラー自体は何も悪くありません。
この記事はアッシュカラーを否定にするために書いたのではなく、失敗例が多いからこそ原因や対処法を知ってほしいと思い、この記事を書かせて頂きました。
失敗が多い=アッシュカラーにするのが怖い
そんな誤解を払拭したいと思いました。
今回、年間3500人のカラーを担当する森越チームが、アッシュカラー失敗の原因と対処法を詳しく解説します。
目次
アッシュカラーとは
アッシュを訳すと「灰色」ですが、ヘアカラー剤となると話が別で「青色」の染料が含まれています。
なぜ青色なのかというと、日本人の髪特有の赤の色素を青色で打ち消すことで、綺麗なアッシュカラーが実現できるのです。
外国人風、透明感のあるアッシュカラーは人気の高いヘアカラーであることはいうまでもありません。
さらに近年は、プレックス系を使用したケアブリーチの登場によって、ダメージをあまり気にせずアッシュカラーができるようになったので、アッシュカラーの人気はますます加速しています。
- アッシュブラウン
- アッシュベージュ
- アッシュブルー
- アッシュピンク
- ミルクティーアッシュ など
アッシュカラー失敗した3つの原因
アッシュカラーは特殊なカラーなので、失敗するリスクも高いといえます。
失敗するリスクが高いんですか?
主に3つの理由が考えられます。
ここからは、アッシュカラーが失敗する3つの原因を詳しく解説していきます。
アンダーカラーとの計算の難しさ
まず綺麗なアッシュカラーを実現するには、アンダーカラーの計算がとても重要になります。
アンダーカラーとはヘアカラーをする前のベースとなる髪色のことです。
同じアンダーカラーは存在せず、お客様1人1人異なります。
アンダーカラーが1人1人全く異なるということは、その都度使用するカラー剤も異なるってこと?
その通り!アンダーカラーに合わせてカラー剤の選別や調合する技術がヘアカラー最大の難しさともいえます。
日本人の髪はブリーチなどで色素を抜くと「黒→焦げ茶色→薄茶色→オレンジ→黄色→薄黄色」の順番でアンダーカラーが変化します。
アンダーカラーに合わせて様々なのカラー剤を調合し、お客様が求めているアッシュカラーを再現するにはパーソナルヘアカラー技術が必要不可欠。
パーソナルヘアカラーは分かりやすく例えると「絵の具の調合」と似通ることろもあり、
例としてベースカラー茶色に、青色を混ぜるとお互いの色味を打ち消しあう「補色効果」によって、灰色になります。
なぜ人間の目がそう見えるのかは分かりませんが、補色によってお互いの色を打ち消しあった色味が「綺麗な色」として映ります。
上手く補色ができないと綺麗なアッシュカラーにならないため、カラー剤の選別と配合がとても難しいのです。
もし、補色によって日本人特有の赤みを上手く打ち消すことができないと、髪が緑色or青色になってしまいます。
難易度の高いハイトーンカラー
アッシュカラーはハイトーンである場合が多く、ハイトーンカラーほど失敗確立が上がる傾向にあります。
例としてアッシュカラーをするために、ブリーチをして髪を明るくしたとします。
ブリーチをして発色が良くなった分、カラー剤の配合を少しでも誤ると極端に色味が変わってしまいます。
髪は明るくなればなるほどヘアカラーの選択肢が広まる反面、カラーの難易度も上がってしまうのです。
アッシュカラーをする場合は、お客様の要望や髪質に合わせて様々なカラー剤を調合するのですが、数グラムカラー剤の配合を間違えるだけで、全く異なる仕上がりになってしまうときもあります。
そのため、アッシュカラーをする場合は高度なカラー技術と、パーソナルカラーの知識がないと成功しません。
寒色系カラーの弱点「暗く見える」
寒色系カラーとは名前の通り暗い印象を与えます。
青色ベースのアッシュカラー剤は、僅かに濃い髪色になっても「髪が暗い」と感じやすいのです。
つまり、レッドやピンクなどの暖色系カラーよりも、アッシュ系カラーは僅かに濃く染まっただけで、暗すぎる印象になってしまうのです。
思ったより暗く見えてしまう仕上がりになってしまうのは、アッシュカラーでよく聞く失敗例です。
ダメージゼロでアッシュカラー失敗を直す方法
ここからはアッシュカラーを失敗された方のために、森越チームの即日ダメージゼロでカラー失敗を直す方法をご紹介します!
- 青、緑色の髪になった
- 思ったよりも暗い髪色になった
- イメージと全然違う
失敗の種類を選びません。
どんな失敗でも対応可能です。
特殊なトリートメントを使用してカラーを落すので、髪へのダメージは一切ないどころか元より綺麗な髪になります。
- 薬剤を使わずにカラーを落とします。
- 髪や頭皮へのダメージはありません。
- ムラなく自然にカラーを落とせます。
- 2トーンほど髪を明るくする。
- カラー後1週間以内であれば効果を発揮しやすい。
- 仕上がりは艶がでて髪質が良くなる。
髪が傷む薬剤を使用せず、緑色に染まったカラーを落とします。
薬剤を使用しないので、髪や頭皮にダメージはありません。
ひどい色ムラの失敗でも自然な仕上がりになります。
髪質にもよりますが、大体2トーンほど髪を明るくする技術です。 2トーン以上明るくしたい方は、他のメニューで対応します。
カラー失敗後、早ければ早いほど、効果を発揮します。
失敗を直すだけでなく、艶がでて綺麗な髪になります。
時間が経てば経つほどカラー剤が定着してしまいますので、カラーをしてから日を開けずにご来店されるとより効果的です!
アッシュカラー失敗後の無料染め直しはよく考えて
アッシュカラーを失敗された場合、無料お直しを提案されるときがありますが、本当によく考えてほしいです。
アッシュカラーが成功するかしないかは、担当美容師さんの技術力が大きく関係しています
失敗したということは、アッシュカラーが苦手だった可能性も十分考えられます。
苦手カラーなのに、もう一度染め直しをお願いするのってちょっとおかしくないですか?
アッシュカラーはブラウン、ベージュ系のカラーと違って非常に再現性が難しく、特別な技術を必要とします。
アッシュカラーはアッシュカラースペシャリストに担当してもらいましょう!
また、完成系のカラーがひど過ぎる失敗をされた場合は、返金交渉だけ行って他の美容室に染め直しをしてほしいです。
ラインよりお問い合わせください☺
毎日沢山の方からご連絡頂いているため
混雑時は返信が遅れますのでご了解ください
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