2021/05/14
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
美容院に通う頻度や周期は、髪質や美容師さんの技術力によって大きく異なります。
美容院に通う頻度を解説するとき「〇〇は2~3か月の頻度」だけで終わるのは説明不足だと思います。
さらに、特定の技術だけで美容院に行く頻度を割り出すこと自体、少々無理があるともいえるのです。
それはなぜか?
美容院に通う頻度は、大元の技術であるカットで決まるからです。
例として
- カット成功したら〇〇で美容院に通う頻度は2~3か月間で良い。
- カット失敗したら〇〇で美容院に通う頻度は数週間しか持たない。
↑バラで解説した方が良いと思いました。
カットが成功したときの髪の長さ、メニュー、髪の長さ別の美容院に通う頻度を解説すると共に、カット失敗した際の頻度も一緒に解説します。
カット技術がどれだけ美容院に通う頻度と関係しているか?
美容師歴15年、年間5000人担当美容師である森越チームが詳しく解説させて頂きます。
- カット成功したパーマは3か月持つ
- カット失敗したパーマは0か月持つ!?
目次
美容院に通う頻度を解説する前に
↑これだと正確な頻度が分からないと思ったので、本記事では「カット成功」と「カット失敗」を区別して美容院に通う頻度を解説します。
なるほど、でもカット成功と失敗はどうやって見分けるんですか?
普段行っているドライで見分けることができます。
- 適当にドライをしても髪がまとまる。
- 丁寧にドライをして髪がまとまらない。
この場合は「カット成功」として美容院に通う頻度を解説。
この場合は「カット失敗」として美容院に通う頻度を解説。
以上の点を踏まえて、美容院に通う頻度を解説していきます。
美容院に通う理想の頻度を解説!カット編
前置きが少々長くなりましたが、ここからが本題。
まずは、髪の長さ別でカットの頻度を解説します。
カット技術が頻度と関係しているのは言うまでもありませんが、髪の長さによっても頻度は全く異なる場合があります。
長さ、性別問わずカットで美容院に通う頻度を解説させて頂きます。
ショートヘアの頻度
ショートヘアは3週間~1か月に1回の頻度で美容院に行きましょう。
ショートヘアは髪が少しでも伸びると、シルエットが変化するので美容院に通う頻度は高めに設定する必要があり、1か月に1度の頻度でカットをしないと、スタイルを維持できない場合があります。
どんなカットの上手い美容師さんが担当しても、ショートヘアの場合は1か月に1度の頻度でカットしないとスタイルの維持は難しいです。
ですが、カットが上手い美容師さんが担当すると、やや難易度の高いショートスタイルのドライも簡単にできるほか、スタイリングも容易にできます。
ショートヘアはカット技術がストレートに現れるスタイルなので、カットラインが乱れていると数週間でスタイルが崩れてしまします。
さらに、目に見えてカットラインがガタガタの場合、持続期間0日といってもよいかもしれません
もし、アウトラインが繋がっていないなどの致命的な失敗がある場合は、すぐ他店でお直しをしましょう。
ボブヘアの頻度
ボブヘアは1.5~2か月に1回の頻度で美容院に通いましょう。
ショートより髪が長くなった分、美容院に通う頻度も少なくなりますが、それでもボブスタイルは髪が短めなので、高い頻度で美容室に通わないとスタイルを維持できません。
丸みを帯びたボリュームのあるボブスタイルの場合は、1か月を過ぎたあたりから重さがでてきて、2か月近く経つとスタイルが崩れてしまいます。
切りそろえたショートボブスタイルは、1か月を過ぎた辺りでスタイルが崩れてきます。
2か月以上スタイルを維持できる可能性があります。
しかしショートボブスタイルだと、綺麗なカットをしてもスタイルが崩れやすいので2か月持たない場合もあります。
カットラインが乱れている場合、1か月経たずにスタイルは崩れてしまう可能性が高いです。
左右非対称になってるかもしれないので、両手で毛先を持って長さを確認してください。
左右で長さの違いがひどい場合は、すぐにお直しをしてもらいましょう。
ミディアムヘアの頻度
ミディアムヘアは2~3か月に1回の頻度で美容院に通いましょう。
レイヤーを入れて動きをだしているスタイルは、1.5~2か月ほどでスタイルが崩れてくるので、美容院に通う頻度は多めになります。
レイヤーが入っていないミディアムスタイルの場合は、3か月に1回の頻度で大丈夫だと思います。
レイヤーが入っている場合は、3か月以上スタイルの維持は可能だと思います。
レイヤーが入っていないければ、半年以上髪を切らなくても大丈夫だと思います。
しかし、3か月以上経つとどんなスタイルでも毛先が跳ねてくるので、3か月に1回の頻度で毛先を切りそろえるカットをしましょう。
ミディアムほどの長さになると、カットラインの乱れが目立たなくなります。
施術直後は特に気にならないと思いますが、1か月ほどで毛先が跳ねが目立ってくると思います。
どんなしっかりドライしても、毛先がチリチリする場合は思いっきり髪をすかれてしまった可能性があります。
過度に髪をすかれた場合は、頻度関係なく綺麗なスタイルを維持できません。
ロングヘアの頻度
ロングヘアは2~4か月に1回ほどの頻度で美容院に通いましょう。
ロングほどの長さになると、正直カットの上手くない美容師さんが担当してもスタイルが崩れにくいので、美容院に通う頻度はかなり少なくなります。
4か月、もしくはそれ以上綺麗なスタイルを維持できますが、やはり3か月に1回ぐらいは毛先を整える程度のカットをおすすめします。
ロングで髪がまとまらないということは、よほどカットに難がある美容師さんだった可能性があるので、他店でお直しをおすすめします。
前髪カットの頻度
短いほど頻度は少なくなるので、オン眉ぐらい短ければ2~3週間の頻度でカットをしないと綺麗な前髪は維持できません。
少し長めの前髪でも、最低1か月に一度の頻度で美容院でカットをしてもらいましょう。
失敗も目立ってしまうので、丁寧にドライしても髪がまとまらないときは、すぐ他店でお直しをおすすめします。
メニュー別に美容院に通う頻度を解説
カットは以上。
ここからはメニュー別に美容院に通う頻度を解説していきます。
例として、カラーの持続力はカット技術と無関係。
しかし、カットが下手で毛先が跳ねたり、カットラインが繋がっていないスタイルではどんな綺麗なカラーをしても綺麗な髪にはなりません。
カット技術は、どんなメニューでも切っても切れない関係になるのです。
パーマの頻度
- ショート、ボブは1~2か月に1回。
- ミディアム、ロングは2~3ヶ月に1回
パーマは髪質によって持続力が大きく変わるので、美容院に通う頻度もパーマの持続力で大きく変わります。
ですがショートやボブの場合は、髪が伸びてきた部分をカットしないとスタイルを維持できない場合があるので、絶対にパーマの持続力と頻度が関係している訳ではありません。
パーマはカットを成功しないと綺麗なスタイルにならないので、カットを失敗されると頻度関係なく、お直しが必要になってしまします。
ちなみに、パーマは種類によって頻度が異なるといわれていますが、美容師さんの力量と技術の持続力が大きく関係しているので、〇〇パーマだから長持ちするという考えは持たない方が良いかもしれません。
森越チームは年間1000人のパーマを担当していますが、パーマの種類で頻度を決めることはしません。
(理論的にはパーマの種類によって持続力が異なります)
ヘアカラーの頻度
明るめのハイトーンカラーは色落ちが早いので1か月ほどの頻度で美容院に通う必要があります。
特に12トーンを超えるハイトーンカラーは色落ちが本当に早いので、場合によって1週間で色落ちしてしまうときもあります。
しかし、どんなに色落ちが早くても髪を頭皮の影響を考えると、最低1か月以上は間を空けないといけません。
ダークトーンであれば、美容院に通う頻度は2~3か月に1度ぐらいの少なさで大丈夫です。
黒染めなどは半年以上持つ場合もあります。
白髪染めの頻度
白髪染め自体は2~3か月持ちますが、問題なのは生え際です。
生え際は数週間で目立ってくるので、リタッチだけを2~3週間に1度の頻度で行うことをおすすめします。
ヘアマニキュアの頻度
色落ちの早いヘアマニキュアは、1か月に1回の頻度で美容院に通いましょう。
ヘアマニキュアが回数を繰り返すと徐々に髪内部に浸透していくので、繰り返し行うほど僅かですが頻度が少なくなります。
ブリーチの頻度
ブリーチはハイトーンのカラーのように、生え際のプリンが目立つので最低でも2か月に1回の頻度でリタッチをしましょう。
縮毛矯正の頻度
縮毛矯正は美容師さんの力量の差が激しく、縮毛矯正を極めた職人であれば8か月以上経っても、かけた部分だけ綺麗なストレートを維持できます。
逆に縮毛矯正が苦手な美容師さんが担当すると、1か月も持たないどころか次の日には髪が元の状態に戻ってしまうこともあります。
どんな縮毛矯正が得意な美容師さんでも、これから生えてくる髪はストレートにできないので、くせが強い方は3か月に1回の頻度で根元だけかける必要があります。
酸熱トリートメントの頻度
酸熱トリートメントを行った直後は髪が酸性に傾いている状態なので、最低でも1.5~2か月間を空けないと2回目を行うことはできません。
酸熱トリートメントは髪の状態でなく、技術の都合によって頻度が決まるといえます。
もし1.5~2か月持たずして髪の傷みやパサツキが気になるときは、システム(通常の)トリートメントを間に挟んでフォローする方法があります。
酸熱トリートメントも担当美容師さんによって持続力が大きく変化しますが、トリートメントの種類によって持続力が微妙に異なります。
システム(通常の)トリートメントの頻度
システム(通常の)トリートメントは数多くのメーカーからだされていますが、ほとんど1か月ほどで元の状態に戻ってくるので、1か月に1回ほ頻度がおすすめです。
サイエンスアクアの頻度
サイエンスアクアの頻度はかなり特殊で、1回目は数日間しか持ちません。
- 1回目は2~3日間持続
- 2回目は5~7日間持続
- 3回目は10~15日間持続
- 4回目は15~20日間持続
- 5回目は20~30日間持続
以上のサイエンスアクアの持続力は一例ですが、繰り返し行うほど持続力が上がって行き、最終的に1か月に1度の頻度で大丈夫になります。
森越チームの最新美容技術の頻度
ここまで、多くの美容室で行われるメニューの頻度を解説しました。
ここからは、森越チームが行う最新美容技術の頻度を解説します。
ご紹介する技術は、森越チームのみが提供する独自の技術、または扱っているサロンがごく少数の技術です。
新技術の髪質改善の頻度
森越チーム独自の技術であり、特殊な薬剤を使用して髪のダメージを修復します。
トリートメントというべきか微妙な技術なのですが、バージン毛に生まれ変わったかのような効果を発揮します。
- 髪表面のダメージを直す。
- 髪質が良くなり、艶髪、美髪効果がある。
- くせやうねりも直る。
- かかったパーマを完全に落とすことができる。
髪質によって異なりますが、3~4ヵ月ほどの頻度で大丈夫です。
ヘアリセッターの頻度
ヘアリセッターは特殊なハサミを使ったカット技術の1つで、髪の根元の絡まりをなくして生えぐせを根本から直してしまう技術です。
- 生えぐせを直す。
- 前髪のうねりを直す。
- 襟足の浮きを直す。
- つむじ割れを防ぐ。
- トップのボリュームアップorダウン。
1回目は1~2週間ほどで元に戻ってしまいますが、繰り返し行うことで持続力は伸びていきます。
4~5回行うと、1か月以上生えぐせから発生する髪のトラブルを防ぐことができます。
酵素(こうそ)トリートメントの頻度
酵素トリートメントはその名の通り、酵素の力で髪に柔軟性を与える技術です。
- 傷んだ髪、硬くなった髪に柔軟性を与える。
- 生まれつき髪が硬い方にも効果がある。
- パーマがかからない髪を直す。
- 縮毛矯正ができない髪を直す。
- ふわふわのバージン毛を再現する。
1か月ほどの頻度で美容院に通う必要があります。
美容院に通う頻度は美容師さんの技術に依存している
頻繁に美容院に行きたくないですよね?
まぁ、できれば少なくしたいです。
つまり、技術力のある美容師さんを探し出すことで、美容院に通う頻度を減らすことができます。
- 初めからお客様の要望を再現できる美容師。
- 特定の技術のプロフェッショナルにお願いする。
- まずは、美容師さんのカット技術を見る。
お客様の希望通りのスタイルになれば、必然的に美容院に通う頻度は少なくなります。
パーマであればパーマのプロに任せる、カラーであればカラーのプロに任せることで美容院に通う頻度は少なくなります。
カットは全ての技術の根幹なので、カット技術なくして美容院に通う頻度は減らせません。
以上、3つのポイントを意識すれば美容院に通う頻度を少なくすることができます。
そして、美容院に通う頻度はお客様が決める!
1つだけ覚えてほしいことがあります。
最終的に美容院に通う頻度を決めるのはお客様です。
どんな美容師が美容の知識を兼ね備えていても「美容院に行きたい」と思うタイミングを知っているのはお客様自身です。
美容院に行きたい、なにか髪にお悩みがあるということですよね?
その髪のお悩みは時間の経過で解決することはありません。
もちろん、今回解説したメニュー別の頻度の意味がない訳ではありませんが、頻度は髪質や人によって違い過ぎるので適切な頻度なんて決められません。
いつ美容院に行くべきか?お悩みの方はいつでもご相談ください。
髪の状態を教えて頂ければ、美容院に行くタイミングをお答えいたします。
どんなメニューでもかまいません。
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