2023/01/03
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
鮮やかな色に染まる人気の「カラーバター」ですが、
カラーバターをして美容院に行ったら「しばらくカラーはできません」って言われました?
実は、美容師さんによってカラーバターの使用を嫌がられるケースがあるのです。
なにも知らず美容院に行くと「対応不可能」で、門前払いされる可能性もあるほど。
今回は、年間3500人のヘアカラーを担当しているSENJYUチームが、美容師がカラーバターの使用を嫌がる理由を詳しく解説します。
この記事を最後まで読めば、お客様が安心してヘアカラーを楽しめる方法が分かるはずです。
目次
美容師がカラーバターの使用を嫌がる理由
まず、美容師さんがカラーバターの使用を嫌がるシュチェエーションは以下の通り。
- カラーバターを使用した後、通常のヘアカラーをお願いした
- カラーバターが完全に落ちていない、残留している
- 「カラーバターを落としてほしい」とお願いした など
↑当てはまる場合、対応不可能になる可能性があります。
一体なぜですか?
次のヘアカラーが染まらない?
美容師さんが一番困ることは、カラーバターと通常のヘアカラーの相性が悪いことです。
- カラーバターとは
- 通常のヘアカラーとは
カラー色素が髪表面にコーティングして色が染まるヘアカラーです。塩基性カラーとも呼ばれます。
一般的なヘアカラーのことで、カラー色素が髪内部まで浸透して色が染まる仕組みです。 アルカリカラーとも呼ばれます。
カラーバターは、髪表面をコーティングすることで、髪質が良くなるメリットがあります。
しかし、髪表面をコーティングしてしまうと、通常のヘアカラーの浸透を邪魔してしまう可能性もあるのです。
当然、ヘアカラーの浸透が悪くなれば、髪は綺麗に染まりません。
カラーバターが染まっている状態で通常のヘアカラーをお願いしても、効果を発揮できない可能性があるのです。
次に、通常のヘアカラー(アルカリカラー)をするかが重要なんですね。
髪に残留する可能性がある
↑回数と期間は例です。
カラーバターは髪表面をコーティングするだけの効果ですが、長期間使用し続けると髪内部に浸透してしまう可能性があります。
カラーバターが髪内部に残留してしまうと、色落ちしても髪色が汚くなってしまう可能性があるのです。
カラーバターの色落ちが汚いって聞いたことありますけど、髪内部まで残留してたんですね?
さらにやっかいなことに、カラーバターが残留している状態で通常のヘアカラーをしても綺麗に染まりません。
髪を染めていないブリーチ毛に通常のヘアカラー「青色」を被せれば、髪は青色に染まります。
しかし、赤色のカラーバターが残留している状態で、通常のヘアカラー「青色」を被せてしまうと「青色+赤色=紫色」になってしまうのです。
カラーバターが残留しているせいで、希望の色に染まらないかもしれないんですね。
その通りです。さらに、どんな色に染まるのか?全く検討がつかないのもやっかいな点と言えます。
カラーバターを落とす手段が無い
残留しているのなら落とせば良いのでは?と思いますが…
残念ながら、カラーバター落とし専用の薬剤は存在しません。
ブリーチ&ライトナーはカラーバターを落とす効果がありません。
そのため、一度カラーバターで染めた髪は色落ちするまで待たないといけないのです。
↑無理にブリーチをしても、色が落ちない上に髪がチリチリに傷んでしまう可能性もあります。
一度カラーバターを使用したら、色落ちするまで通常のヘアカラーはできないと思って下さい。
また、長期間カラーバターを使用した際は、髪が生え変わるまで通常のヘアカラーができない可能性もあります。
以上の点をしっかり覚えた上で、カラーバターを使用しましょう。
カラーバター後でも、安心して美容院に行く方法
ここまで、カラーバターに関してネガティブなことを解説しましたが、決してカラーバターを使ってはいけない訳ではありません。
使い方を気をつければ、美容師さんも嫌がらない、通常のヘアカラーも問題なくできるのです。
ここでは、美容院に行く前に覚えてほしい、正しいカラーバターの使い方を解説します。
ヘアカラーをする3週間前は使用を控える
カラーバターがしっかり色落ちするまで、2〜3週間はかかると言われます。
もし、通常のヘアカラーをする予定がある場合、美容院に行く3週間前には使用を控えて下さい。
来店前にカラーバターを使用したことを伝える
カラーバターの使用の有無は、他のメニューの結果に大きな影響を及ぼす場合があります。
そのため、どんなカラーバターを使用したか?来店前に伝えてあげると美容師さんは助かります。
来店前にカラーバターを使用した有無を伝える手段が無い場合は、来店してから伝えて大丈夫です。
カラーバターをメニュー化している美容院に行く
美容師さんがカラーバターを嫌がる場合、その美容室ではカラーバターがメニュー化されていない可能性があります。
そのため、カラーバターをメニュー化していて扱いに慣れている美容師さんであれば、カラーバターの使用を嫌がる可能性は低いと思って下さい。
ただ、先述の様に、カラーバターを落とす専用の薬剤は存在しないので、カラーバターをメニュー化している美容院でも綺麗に落とす方法はないかもしれません。
その他、美容師さんが嫌がる?特殊なヘアカラー
カラーバターの他にも、美容師さんが嫌がるかもしれないヘアカラーもあるのでご紹介します。
- カラートリートメント
- カラーシャンプー
- ヘアマニキュア など
以上のヘアカラー&シャンプーは、通常のヘアカラーとの共存が難しいです。
ここまで読んでくれた方は分かると思いますが、頻繁にカラーチェンジを行う人にカラーバターは向いていないかもしれません。
短期間でカラーチェンジを行う場合は、通常のヘアカラーをおすすめします。
通常のヘアカラーなら、根元の髪も染まりますよね!
SENJYUチームのヘアカラー
SENJYUチームは、髪へのダメージを最小限に抑えたダメージレスカラーを提供しています。
過去にカラーバターを使用していた人でも対応可能ですので、気になる方はお気軽にお問い合わせ下さい。
当然、カラーバターをしているお客様を嫌がるなんてこと絶対ありません!
しかし、カラーバターを落とすメニューはないので、そこだけご了承下さい。
まとめ
決して、カラーバターを使用してはいけない訳ではありませんが、カラーバターと通常のヘアカラーは共存が難しい事実があります。
もし、通常のヘアカラーをする予定がある場合は、安易な気持ちでカラーバターを使用すべきではないのです。
その他、ヘアカラーに関するお悩み&疑問はSENJYUチームになんでもご相談下さい。
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