2022/03/11
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
毛先がチクチクする、髪がハリガネみたい…
自分の髪は硬いのでは?と思ったら、本当に髪が硬いかもしれません。
そして、硬い髪には数多くのデメリットが存在することをご存じでしょうか?
- カラーが染まりずらく、発色も悪くなる
- パーマや縮毛矯正のかかりも悪くなる
- シャンプーの泡立ちが悪くなる
- コテで巻いてもウェーブがすぐ落ちる
もっとありますが、いったんここまで
つまり「硬い髪=損をしている」かも?
- 髪の硬さを見極める方法とは?
- 硬い髪になる5つの原因
- 硬い髪のメリット&デメリット
- 硬い髪を柔らかくする方法【酵素トリートメント】
- 硬い髪の予防方法
上記の内容を、年間5000人担当美容師SENJYUチームが徹底解説します。
そして、硬い髪をふわふわにする「酵素トリートメント」もご紹介します。
硬い髪に柔軟性を与えるメニューの詳細はこちら
目次
髪の硬さを見極める方法
あの、自分の髪が硬いのかよく分からないです?
では、硬い髪か見極める方法をご紹介します。
その1【指に巻き付ける】
まず、1本の髪の毛を人先指の先に2~3周巻きつけて下さい。
巻きつけた髪がピンとすぐ元に戻ったら、髪が硬い可能性が高いです。
逆に中々元に戻らない、指に巻き付いたままの状態が続く方の場合は、柔毛、通常毛の可能性が高いです。
その2【爪で折り目をつける】
まず、髪の毛を爪で軽く圧迫して折り目を入れます。
折り目がすぐ元に戻って真っすぐになった場合は、髪が硬いの可能性が高いです。
逆に折り目がそのままの状態が続いたら、柔毛、通常毛の可能性が高いです。
その3【美容師さんに聞いてみる】
毎日、数多くの髪に触れている美容師さんであれば、お客様の髪が硬いのか分かるはずです。
近い内に美容室に行く機会があったら、担当美容師さんに聞いてみましょう。
硬い髪のメリット&デメリット
- カラーやパーマなどのダメージに強い
- 枝毛、切れ毛の発生リスクが低い
- ブリーチをしてもパーマや縮毛矯正が問題なくできる場合がある
とにかくダメージに強い点が硬い髪のメリット
ただ、残念なことに、ダメージに強い以外のメリットが見つかりません。
- 髪にまとまりがなく、扱いずらくなる
- 髪が横に広がりやすくなる
- シャンプーの泡立ちが悪くなる
- スタイリングしずらい
- コテで巻いてもウェーブがすぐ落ちる
- パーマ、縮毛矯正のかかりが悪くなる
- カラーが染まりずらく、発色も悪くなる
うわ!硬い髪ってこんなにデメリットがあったんですね?
総じてみると「損しやすい髪質」と言えます。
硬い髪になる5つ原因
髪が硬くなる原因は「先天性」と「後天性」合わせて5つあります。
- 髪自体が太い
- キューティクルに厚みがある
- 「熱」によるタンパク変性
- 「アルカリ」によるタンパク変性
- 洗浄力の強いシャンプーを使用する
髪自体が太い
これは一番単純な話で、髪が太い人ほど髪も硬くなります。
キューティクルに厚みがある
まず、髪は外側から「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」の3層構造になっています。
一番外側のキューティクルは、通常5〜6層から成り立っていますが、生まれつきキューティクルが7〜9層など、厚い人がいるのです。
キューティクルの層が厚いと、髪にハリとコシがですぎて、硬い髪になってしまうのです。
「熱」によるタンパク変性
- ヘアアイロンやドライヤーの熱
- 美容院で行うパーマの加温など
- 太陽の熱
↑要は、髪に熱を受けること全般を指します。
髪が熱を受けると、髪内部のタンパク質が固ってしまい、硬い髪になってしまう場合があるのです。
特に、直接髪に熱が加わえるヘアアイロンの使用は、タンパク変性のリスクが高いとされています。
1回使用する程度なら大丈夫だと思いますが、毎日ヘアアイロンを使用する方は注意です。
ちなみに、熱によるタンパク質変性は、生卵に熱を加えて、ゆで卵に変わる理屈と同じです。
サーファーは髪質がギシギシしていて、髪が硬いと言われています。
これは、長時間髪に太陽光を浴びたことで、熱によるタンパク変性を起こしている可能性があるからです。
もちろんサーファーだけでなく、趣味や仕事の関係で長時間髪に太陽光を浴びている人は、髪が硬くなっている可能性があります。
「アルカリ」によるタンパク変性
- パーマ薬剤
- カラー、ブリーチ薬剤
- 縮毛矯正薬剤 など
↑美容院で使用する薬剤は、大概アルカリ性です。
髪にアルカリ性の薬剤をつけると、髪内部のタンパク質が固まってしまうと言われています。
そのため、美容院で頻繁にパーマやカラーをする方は、アルカリ性薬剤の影響で髪が硬くなっている可能性があるのです。
また、同じアルカリ性の薬剤でも、薬剤の品質によってタンパク変性の度合いも異なると言われています。
海水はアルカリ性のため、長時間海水に髪が浸かると「アルカリ」によるタンパク変性を起こす可能性があります。
サーファーを含め、趣味や仕事の関係で長時間海水に髪が浸かる人は、髪が硬くなっているかもしれません。
洗浄力の強いシャンプーを使用する
洗浄力の高いシャンプーほど、髪内部のタンパク変性を引き起こすと言われています。
そして、少ない使用量で泡立つ様に作られている安価なシャンプーは洗浄力も強めです。
そのため、スーパーや薬局で購入できる安価なシャンプーを普段から使用している方は、髪が硬くなっている可能性があるのです。
硬い髪を柔らかくする酵素トリートメント
酵素トリートメントは、髪に柔軟性を与えることに特化した特殊なトリートメントです。
先ほど解説した「硬い髪になる5つの原因」全てに対応しています。
- 髪にまとまりがでる
- シャンプーの泡立ちが良くなる
- ブラシで髪をとかしやすくなる
- スタイリングしやすくなる
- コテで髪が巻きやすい
- パーマのかかりが良くなる
- 縮毛矯正のかかりが良くなる
- カラーが染まりやすくなる
- カラーの発色が良くなる
どれほど効果があるのか?Before・Afterをご覧下さい
酵素トリートメントBefore・After
酵素トリートメントの持続力は1〜2ヶ月ほどです。
2ヶ月に1回ほどの周期で継続すると、柔らかい髪を維持できます。
通常のトリートメントとの違い
あの、髪に柔軟性を与えるってワードはよく聞きますけど、酵素トリートメントと普通のトリートメントってなにが違うんですか?
それは、酵素トリートメントは「本当に髪を柔らかくしている」点です。
通常のトリートメントは髪表面に油膜を張ることで、髪が柔らかくなったと感じます。
しかし、これを例えるなら、ヨロイの上からコートを着ているだけなので、本当の意味で髪は柔らかくなっていないのです。
酵素トリートメントは、酵素の力で髪質を変えてしまうので、本当の意味で髪を柔らかくすることができるのです。
例えるなら、鉄でできたヨロイをふわふわのコートに変身させてしまうイメージです。
- 通常のトリートメントは一時的に髪が柔らかくなったと「感じる」だけ
- 酵素トリートメントは理論的に本当に髪が柔らかくなる
これが、酵素トリートメントの強みです!
硬い髪の予防方法
日常の一手間で、髪が硬くなるのを予防することも可能です。
シルキーエンザイムを使用する
シルキーエンザイムは、自宅でできる酵素トリートメントです。
美容院で行う酵素トリートメントのホームケア製品で、ドライ前に使用するヘアミストです。
酵素トリートメントと同じ成分が含まれているので、髪が硬くなるのを防ぐ効果があります。
ホームケア製品なので、現状維持程度の効果だと思って下さい。
ヘアアイロンの温度は低めに設定する
ヘアアイロンは高温に設定するほど、熱によるタンパク質変性のリスクが高くなります。
そのため、ヘアアイロンの設定温度は150〜160前後にしましょう。
ちなみに、200度を超える設定温度は、SENJYUチームからすると不要だと思っています。
高品質なシャンプーを使用する
先述の様に、安価なシャンプーはタンパク質変性を起こすリスクが高くなります。
柔らかな髪をキープしたい場合は、高品質なシャンプーがおすすめです。
シャンプー選びに迷ったら「アミノ酸シャンプー」を使用しましょう。
まとめ
硬い髪はセットしずらいだけでなく、カラーやパーマなどのメニューにも悪影響を及ぼします。
そのため、硬い髪の状態だと、綺麗な髪は再現しずらいと思って下さい。
SENJYUチームは「髪の硬さ」改善にも力を入れています。
硬い髪でお悩みの方はもちろん、髪のお悩みがある方はSENJYUチームになんでもご相談下さい。
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