2022/11/01
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
ブリーチを楽しむ人が増え、需要が増えつつある傷まないカラー方法。
ケアブリーチは傷みを最小限に抑えた新しいブリーチ方法です。
とはえ最近出てきたメニューなので、
普通のブリーチと何が違うの?
傷まないって全くダメージを負わないの?
と疑問に感じる人もいるのではないでしょうか?
今回はケアブリーチとは?デメリットはある?といった疑問に、年間3500人のカラーを担当するSENJYUチームが回答します。
ケアブリーチの魅力を知り今まで以上にブリーチを楽しみたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。
目次
ケアブリーチとは?
ケアブリーチとは、毛髪補修・強化成分の「プレックス剤」を併用したブリーチのことです。
プレックス剤の登場で髪が傷んだと感じづらく、今まで以上に綺麗な状態でカラーを楽しめるようになりました。
メリットがたくさんあるケアブリーチですが、中にはデメリットに感じる部分もあります。
ケアブリーチの違い・メリット・デメリットをそれぞれ解説しました。
普通のブリーチとの違い
通常のブリーチは髪を明るくする代わりに、内側・外側に大きなダメージを与えてしまいます。
見た目・手触りも損なわれるので、手入れも難しく継続できないことも…。
一方ケアブリーチの場合は、毛髪補修・強化する成分(プレックス剤)が同時に浸透するのでダメージケアも叶います。
髪に傷みを感じない状態を作っているイメージ!
髪自体が全く傷まない訳ではありませんが、
- 髪のツヤが損なわれにくい
- 枝毛・切れ毛が起こりにくい
- チリチリになるリスクが抑えられている
おかげで、ブリーチをしているのに傷みを感じづらい状態を作ることが可能に。
ハイトーンカラーを継続的に楽しみたい人・傷みやすい髪質の人にはぴったりです。
ケアブリーチのメリット
ケアブリーチのメリットは、ブリーチによるダメージを同時でケアできること。
ブリーチにありがちな、
- パサパサになる
- 毛先が引っかかる
- 枝毛・切れ毛が増える
といったリスクを最小限にとどめられます。
「ブリーチといえば髪がボロボロ」のイメージが払拭されました!
最近では大人世代でもインナーカラー・ハイライトを楽しむ方が増えましたよね。
今まではエイジング毛にブリーチはNGというイメージがありました。
ただでさえ傷みがちな大人の髪にブリーチは危ないイメージです…。
ケアブリーチの登場によりダメージを抑えながら髪を明るくできるので、大人でもブリーチカラーが楽しめるように。
カラーの選択肢が増える点もケアブリーチのメリットですね。
ケアブリーチのデメリット
万能に感じるケアブリーチにもデメリットは存在します。
主なデメリットは3つ。
- 全く傷まない訳ではない
- 価格が高い
- 美容師の技量次第で仕上がりに誤差が出る
ケアブリーチと聞くと「全く傷まないのでは?」と感じる人もいると思います。
実際は傷まないのではなく「傷みを感じにくい」だけ。
最小限のダメージに抑えられているけど「絶対に傷むのは嫌!」という人には不向きかもしれません。
毛髪補修・強化成分(プレックス剤)のコストがかかるため、多くの美容室では通常ブリーチよりも価格が高めに設定されています。
通常ブリーチに+1,000〜2,000円が多い傾向です。
ダメージを軽減できる分出費は増えるので、毎月ブリーチする人にはやや負担に感じる面もあります。
「ケアブリーチを使えばどこで染めても傷まない」と思いがちですが実は間違い。
どんなにいいブリーチでも、使い方を誤れば正しく効果を得られません。
ケアブリーチは通常のブリーチより明るくなりづらいといったデメリットもあります。
知識が豊富な美容師なら、ケアブリーチでも理想の明るさに仕上げられるのでほぼ問題ありません。
ところが経験が浅い美容師だと理想の明るさにまでブリーチできず、髪への負担を増やす・黄ばみが目立つ原因に。
明るくできない=髪に邪魔な赤みが残るので、理想の仕上がりにならない可能性も。
リスクを軽減するためには、ケアブリーチの取り扱いで店を選ぶのではなく美容師の技量で選ぶことが大切です。
取り扱っているのと理解しているのは別!
ケアブリーチでも髪は傷みます!
髪が傷まないとの印象があるケアブリーチですが実際は傷みます。
ただ、通常のブリーチと比べると傷み具合・スピードがゆるやかなのは事実!
傷みを実感するまでの時間が稼げる…という表現が正しいかも。
通常のブリーチを傷みをただ与える減点方式だとすれば、
ケアブリーチは傷みによるマイナスを払拭する加点も同時に行うんです。
ただ髪にも限界値があるので、傷みを感じない状態を一生続けられる訳ではありません。
少しずつ髪は傷んでいくと、誤解のないよう認識してほしいと思います。
傷まないブリーチは嘘なの?
ケアブリーチは傷みゼロではないものの、傷みにくいのは本当です。
プレックス剤という髪を支え補修する成分を併用しているので、髪の艶とコシを保ち枝毛や切れ毛を防ぎます。
リフト力(髪が明るくなるスピード)も穏やかな反応なので、髪を急激に傷めることがありません。
ハイトーンカラーを継続して楽しみたい人には、長く綺麗な状態を維持するためにケアブリーチを活用してほしいと思います。
ケアブリーチ後にパーマ・縮毛矯正はできる?
条件によっては、ケアブリーチ後のパーマ・縮毛矯正の施術は可能です。
- 髪の施術履歴がわかる
- ブリーチの回数が1回程度
- セルフカラーをしていない
- 過度なアイロンダメージを与えてない
ブリーチ剤とパーマ系の薬剤は本来相性が悪いので、上記の条件が合わないとかなり施術が難しくなります。
髪内部が傷まみれだと髪がチリチリになる可能性大。
ただSENJYUチームなら上記条件に当てはまらない人でもパーマ・縮毛矯正の施術が可能かもしれません!
髪内部のボロボロ状態を改善するために、まずは酸熱トリートメントを行いましょう。
ボロボロの髪にパーマ・縮毛矯正の薬剤を付けると、刺激に耐えるだけの体力が足りずチリチリになってしまいます。
家に例えるなら、柱がグラグラの状態で屋根を取り替えようとしている状態。
屋根を外す負荷に耐えられるよう、中身を頑丈にするための基礎工事が必要ですね…。
髪の基礎を整えるには内部補修を叶える酸熱トリートメントが必須!
数回酸熱トリートメントを繰り返して髪の状態が整ったら、パーマや縮毛矯正の施術ができる可能性も高まります。
SENJYUチームのケアブリーチ
傷みにくい優秀なケアブリーチですが、使う人が違えば仕上がりに差が出やすい難しいアイテムでもあります。
特性を理解し正しく利用しないと、オレンジっぽくなる・理想の色味に仕上がらないトラブルも。
美容師の技量によって仕上がりに差が出るので、美容室・美容師選びは正しく行いましょう!
SENJYUチームはケアブリーチを得意としています!
赤みのない透き通るようなハイトーンカラーにしたいなら、ケアブリーチが最適。
ケアブリーチでなければ…、
- 髪の絡まりがひどくて切れる
- ヘアケアにかけるコストが増える
- 赤み・黄ばみはないけど毛先ボロボロ
といったトラブルの可能性が高まります。
綺麗な髪で理想のカラーを楽しみたいなら、ケアブリーチを得意とするSENJYUチームにぜひご相談ください。
ケアブリーチには種類がある
ケアブリーチとはプレックス剤を併用したブリーチのこと。
全てのプレックス剤が「ダメージを軽減し髪を綺麗にする」との目的が共通しているものの、少しずつ特徴が違います。
- ケラチン主体でハリコシメイン
- 低コストで取り入れられる
- 酸性でなくアルカリ性
プレックス剤によっては髪質・施術メニューによって相性が分かれることもあります。
美容室によって置いてあるプレックス剤が違うので、自分の髪質・なりたい理想にマッチしているか確認してみてくださいね。
まとめ
ケアブリーチは傷みにくいものの、髪が傷まない魔法のようなものではありません。
とはいえプレックス剤を併用することで、傷み感じるスピードを遅めることはできます。
- 傷みやすい髪質
- 見た目・質感を守りたい
- 継続してハイトーンカラーを楽しみたい
こんな人には通常ブリーチよりケアブリーチがおすすめです。
ケアブリーチは優秀なアイテムですが、誰が使っても同じ結果が出るほど簡単なブリーチではありません。
ケアブリーチを取り扱っているからではなく、ケアブリーチを理解している美容室で行ってくださいね。
SENJYUチームはケアブリーチを得意としています!