2021/04/10
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
そろそろパーマに飽きてきた。
ストレートに戻したい。
パーマをストレートに戻してあげることも、美容師の役目だと思います。
しかし、ただストレートに戻せばよい訳ではありません。
- 美容師さんを選ばないと髪が傷む危険性がある。
- 間違った方法でストレートに戻すと、パーマがかからない髪になる危険性がある。
- ストレート効果が高いほどリスクも上がる。
後先考えずにストレートにすることだけを目的にするならば
「ストレートアイロンで無理やり伸ばす」
この1行で終わってしまいます。
- ダメージなくストレートに戻したい。
- 綺麗にストレートに戻したい。
- ストレートにした後も、またどこかでパーマをかけたい。
実現可能か?
実現可能です!だからこそこの記事をか書かせて頂きました。
今回は、年間1000人のパーマを担当する森越チームが、パーマをストレートにする方法や注意点を解説していきます。
目次
パーマ飽きた!ストレートに戻す際の注意点とは
- そろそろパーマも飽きた。
- スタイルチェンジしたい。
- ストレートに戻したい。
パーマをストレートに戻す技術は、パーマをかけることよりも難しい技術です。
そのため、安易な気持ちで美容室のパーマ戻しはしないでほしいです。
美容室でパーマをストレートに戻す際の注意点
- 縮毛矯正
- ストレートパーマ
↑主にこの2つの技術でかかっているパーマをストレートにします。
しかし、縮毛矯正、ストレートパーマは薬剤を使用するので髪が傷みます。
縮毛矯正、ストレートパーマはストレート効果が高い分髪が傷みます。
そのため、「ストレート+髪のダメージ」という結果になってしまう可能性もあります。
髪がストレートになっても、ダメージがセットになるのは嫌ですね…
- 美容師さんによって技術にムラがでる。
- 無自然なストレートになる可能性がある。
- パサツキ、乾燥などの原因なる。
- ストレートに戻すとしばらくパーマをかけることができない。
縮毛矯正及びストレートパーマは高い技術力が必要なため、得意な美容師さんと苦手な美容師さんがいます。
毛先がシャキンと不自然なストレートになる場合があります。
薬剤やアイロンの影響で、髪質が悪くなる危険性があるのです。
薬剤やアイロンの影響による髪のダメージのほか、髪質の変化、タンパク質の熱変性によって、しばらくパーマをかけることができない、または二度とかけることができなくなってしまう可能性があります。
縮毛矯正やストレートパーマは、美容師さんの技術力によって結果が大きく変化します。
技術力のある美容師さんじゃないと、綺麗なストレートにならないってこね!
その通りです。しかし、それ以前にもう1つ大きな問題があります。
そもそも、パーマをストレートにする技術に慣れていない
くせやうねりを伸ばすための技術です。
縮毛矯正、ストレートパーマ共に、パーマを落とすことを目的にしている技術ではありません。
では、なぜ縮毛矯正、ストレートパーマでパーマを落とすのか?
つまり、ベストな方法だから縮毛矯正やストレートパーマでストレートにしているのではなく
それしか方法がないから、仕方なく縮毛矯正やストレートパーマでパーマを落としている、ともいえるのです。
パーマ落としメニューを積極的に打ち出している美容室は非常に稀です。
あったとしても月に1~2人担当する程度で、パーマ落としメニューの経験がない美容師さんが本当に多いのが現状です。
経験が少ない、ブランクが常にあるということは、技術も保証できないということです。
パーマは自然に落ちるまで待ってほしいです…
これが美容師さんの本音だと思います。
落ちるまで待つしかないのかな…
ダメージ覚悟で縮毛矯正をしようかな?
多くの美容室でサブメニューである「パーマ落とし」を、森越チームはメインメニューとして扱っています。
ダメージゼロ、縮毛矯正やストレートパーマではない全く新しい最新技術です。
ダメージゼロでパーマをストレートに戻す方法
どれほどストレート効果があるのか?まずはBefore・After動画をご覧ください。
ハンドドライのみで、アイロンは使用していません。
髪へのダメージゼロでパーマをストレートに戻します。
綺麗にストレートになってる!
- ダメージゼロでパーマをストレートに戻す。
- 髪が傷む薬剤を使用していない。
- トリートメントをしたように仕上がりは艶がでる。
- 効果は縮毛矯正並みの持続力を発揮可能。
- ダメージが元に戻ることはない。
森越チームは年間5000人のお客様を担当していますが、その内の約1000人はパーマ落としのお客様です。
数字を見て分かるように、森越チームのパーマ落としはサブメニューではなく、メインメニューをして多くのお客様に支持を受けています。
縮毛矯正やストレートパーマのように、元々のくせやうねりは伸ばすことはできません。
自宅でパーマをストレートに戻せるか?
なにかと外にでずらいこの時代。
家でストレートにす戻す方法ってないですかね?
ないこともないですが、劇的な効果は期待できません。
パーマをストレートに戻すと、パーマがかからない?
もう一度パーマをかけることは可能ですか?
条件をクリアしていれば、もう一度パーマをかけることができます。
- 髪が強く傷んでいない。
- 過度なタンパク質の熱変性が発生していない。
↑髪の傷みは分かると思います。
タンパク質の熱変性ってなんですか?
これが非常にやっかいなのです。
パーマがかからない原因となるタンパク質の熱変性とは
髪の毛はケラチンというタンパク質で構成されていますが、熱を受けると髪が固まってしまう現象をタンパク質の熱変性といいます。
卵をに熱を加えると、タンパク質が固まってゆで卵になりますよね?
これと全く同じ理論です。
タンパク質の熱変性を起こすと、髪が硬くなります。
髪が硬くなると、パーマや縮毛矯正の効果を上手く発揮できない可能性もあります。
- パーマ
- 縮毛矯正
パーマをかけるだけでも、多少はタンパク質の熱変性を起こしています。
さらに、縮毛矯正やストレートパーマで髪をストレートに戻した場合は、さらにタンパク質の熱変性を起こしていることになります。
美容師さんの技術力の問題で、過度に熱変性を起こしてしまう場合もあります。
- パーマが苦手な美容師さんは、タンパク質の熱変性が発生しやすい。
- 縮毛矯正が苦手な美容師さんは、タンパク質の熱変性が発生しやすい。
技術力がない美容師さんが担当すると、過度なタンパク質の熱変性が発生してしまう可能性があるのです。
- 髪にダメージがあるときは、ダメージケアをする。
- 髪がタンパク質の熱変性を起こしていたら、直さないといけない。
あの、タンパク質の熱変性はどうやったら直るんですか?
タンパク質の熱変性は、酵素(こうそ)トリートメントで直します。
パーマがかからない髪を直す酵素(こうそ)トリートメント
酵素(こうそ)トリートメントはパーマがかからない、またはかかりの悪い髪を直してパーマのかかる髪へ導きます。
- パーマがかからない髪を直す。
- パーマのかかりが悪い髪を直す。
- タンパク質の熱変性を直す。
- 硬くなった髪に柔軟性を与える。
- 生まれつき髪が硬い方にも効果がある。
酵素(こうそ)トリートメントではカバーしきれない髪のダメージは、酸熱トリートメントで直します。
パーマのダメージを直す酸熱トリートメント
酸熱トリートメントの効果はダメージケア!
髪が傷みすぎてパーマがかからない髪は、酸熱トリートメントを行うことで再度パーマのかかる髪へと導きます。
タンパク質の熱変性を起こしていて、チリチリのダメージのときは、酵素(こうそ)トリートメントと酸熱トリートメントを交互にやらないといけないのですか?
いえ、酵素(こうそ)トリートメントと酸熱トリートメントは併用可能です。
- 酵素(こうそ)トリートメント
- 酸熱トリートメント
1回の施術で「タンパク質の熱変性」と「髪にダメージ」両方を直すことができます。
パーマを再度かけ直す際は「髪質」も大きく関係している
元々の髪質も、パーマのかかり具合に大きく影響しています。
- 毛量が多すぎない。
- 適度なくせがある。
毛量が多すぎないとは
パーマは本来髪にボリュームだす技術です。
元々毛量が多い方は、パーマをかけるとますますボリュームアップしてしまうので、正直パーマには不向きといえます。
セニングをして毛量を減らすと、極端に短い毛が発生してウェーブがかからない髪が発生してしまいます。
そうなると、パーマをかけた後、アホ毛やパサツキの原因となるため、セニングで髪を軽くすればよい訳ではありません。
パーマはセニングではなく、普通のカットでデザインを作りだす技術なので、なるべくセニングをしない方が綺麗なパーマスタイルを作りだすことが可能です。
適度なくせがある
なんとなく分かると思いますが、適度なくせがある方の方がパーマがかかりやすく、持ちが良いです。
直毛の方に無理してパーマをかけると、ダメージの原因となります。
くせだったらなんでも良い訳でもありません。
強すぎず、弱すぎず適度な「波状毛」というくせ毛であれば、パーマをする際に有利です。
ウェーブを描いた、ごく普通のくせ毛のことです。
特に変わったくせ毛でない場合は、波状毛だと思ってください。
結論、再度パーマをかけ直す際に必要な条件とは
- 過度なタンパク質の熱変性がない。
- 過度なダメージがない。
- 毛量が多過ぎない。
- 適度なくせがある。
↑当てはまる項目が多いほど、パーマがかかりやすいと思ってください。
過度なタンパク質の熱変性に関しては、自分でチェックするのはちょっと難しいかもしれません。
髪の硬さを調べる方法を解説
まとめ
パーマをした時点で髪に負担がかかっている。
そして、縮毛矯正やストレートパーマをするとさらに負担がかかる。
安易な気持ちで縮毛矯正やストレートパーマをしないでほしい、そして間違った方法でストレートにしないでほしいです。
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