2021/08/27
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
酸性ストレートを失敗されました…
理想は綺麗な艶髪ストレート
しかし、結果はチリチリのダメージ、全然効果が無かった。
時間とお金をかけたのに、そんな悲しい話はありません。
今回は、年間5000人担当する美容師SENJYU森越チームが、酸性ストレートを失敗された方のために、この記事を書かせて頂きました。
酸性ストレートの失敗は、お客様が思っている以上に深刻なダメージを受けている場合があります。
そのため、失敗を放置してしまうと枝毛、切れ毛になるまで事態が悪化し、カットするしか対処法が無くなってしまうことも…
酸性ストレート失敗の原因と直し方まで詳しく解説させて頂きます。
そして、再度失敗を防ぐために、酸性ストレートの失敗を防ぐ方法も合わせて解説させて頂きます。
目次
酸性ストレートは失敗されやすい?
一般的に、縮毛矯正の薬剤が酸性になった技術のことを、酸性ストレートと言います。
原型である縮毛矯正が非常に難易度が高い技術なので、酸性ストレートも失敗リスクの高い技術と言えます。
酸性ストレートは、薬剤が酸性になったことで、縮毛矯正より髪に優しいと言われています。
しかし、薬剤が髪に優しくなったと言っても、技術の難易度が下がる訳ではありません。
薬剤の強弱と、失敗リスクは無関係なのです。
酸性ストレート5つの失敗例
原型は縮毛矯正なので、失敗例も縮毛矯正と似通る部分があります。
しかし、中には酸性ストレート独自の失敗例もあるので、失敗されたときの対処法が縮毛矯正と同じとは限りません。
ここでは、酸性ストレートによくある失敗例を1つずつご紹介します。
チリチリ、ビビリ毛、髪が傷んだ
酸性ストレートは、薬剤やアイロンの扱いを間違えると、髪を過度に傷めてしまいます。
酸性ストレートは薬剤を使用する以上、ある程度髪が傷んでしまうのは仕方ないこと。
しかし、髪がどんなストレートになっても、チリチリ、ビビリ毛になるほどダメージを受けたら失敗されたと思って下さい。
なぜなら、髪を過度に傷めてしまったら、最終的なゴールである「髪を綺麗にすること」が達成できていないからです。
過収斂(かしゅうれん)を起こした
過収斂(かしゅうれん)は、酸性ストレートならではの失敗例です。
過収斂(かしゅうれん)ってなんですか?
縮毛矯正はアルカリ性の薬剤を使用していて、アルカリ剤を髪に付けると髪は柔らかくなります。
ある程度髪が柔らかくなること自体は問題はありません。
しかし、アルカリ剤を放置し過ぎると髪が柔らかくなりすぎて、髪がもろくなり、ダメージの原因となります。
結果、縮毛矯正のアルカリ剤を放置し過ぎたことによる「アルカリ剤による髪のダメージ」が発生するのです。
酸性ストレートの薬剤は「酸性」であり、アルカリ性とは相反する成分。
この、酸性の薬剤を髪に付けると、髪を引き締める(硬く)する効果があります。
- アルカリ性は髪を柔らかくする
- 酸性は髪を引き締める(硬くする)
では、酸性の薬剤を放置し過ぎるとどうなると思いますか?
髪が硬くなりすぎるとか?
その通り!酸性薬剤の影響によって、髪が硬くなる現象を過収斂と呼ぶのです。
ちなみに、過収斂は髪のダメージではありません。
- 髪が傷んでいなくても、バサバサで扱いずらくなる
- 髪質が硬くなり、扱いずらくなる
- ヘアアイロンのアレンジが難しくなる
- カラーの発色が悪くなる
- トップが潰れてボリュームが無くなる
過収斂って初めて聞いたけど、こんなにデメリットがあるんですね!
過収斂は、ダメージとは異なる髪の脅威なのです。
髪が熱変性を起こして、髪質が悪くなった
アイロンの熱によって髪内部のタンパク質が固まってしまうと、髪の熱変性を起こしてしまいます。
髪の熱変性は、アイロンの熱によって髪内部のタンパク質が固まっている状態です。
髪のダメージとはまた異なる、髪の熱変性は、様々な悪影響を引き起こします。
- 髪が傷んでいなくても、バサバサで扱いずらくなる
- 髪質が硬くなり、扱いずらくなる
- ヘアアイロンのアレンジが難しくなる
- カラーの発色が悪くなる
- トップが潰れてボリュームが無くなる
髪が熱変性を起こすと、過収斂と同じデメリットが発生するんですね!
毛先がシャキンと不自然なストレートになった
髪がストレートになるのは良いのですが、毛先がシャキンと不自然なストレートになってしまうと、本来のスタイルが崩れてしまいます。
どちらかと言うと、しっかりストレートにできる縮毛矯正に多い失敗例ですが、酸性ストレートでも発生する場合があります。
根元が折れた
根元折れは、根元付近にアイロンの跡が残った状態で、形状記憶されてしまった失敗。
髪が伸びるごとに、ボコッとした手触りや頭の形が悪く見えたり、時間が経ってから影響を受けてしまう傾向にあります。
- アイロンを入れる際、毛束が多すぎる
- アイロンを引き出す角度が間違っている
- プレス(髪を挟む)が強すぎる
など、アイロンワークに慣れていない美容師さんが酸性ストレートを担当すると、根元折れの失敗を引き起こす可能性があります。
SENJYU森越チームの酸性ストレート失敗の直し方
SENJYU森越チームは酸性ストレート、縮毛矯正の失敗お直しをメインメニューとして扱い、失敗されたお客様のお直しを行っています。
例え即日綺麗に直せなくても、数回トリートメントを行うことで施術前より髪が綺麗にすることが可能です。
対処が非常に難しい過収斂(かしゅうれん)による失敗も、SENJYU森越チームは特殊なトリートメントを使用してお直しを行っています。
ここからは、SENJYU森越チームの失敗直しメニューの一部をご紹介します。
酸性ストレートの失敗全般を直す【酵素トリートメント】
- 過収斂(かしゅうれん)を起こした
- 髪が熱変性を起こした
- 毛先がシャキンと不自然なストレートになった
酵素トリートメントは、過収斂や髪の熱変性など、酸性ストレートの失敗によって発生した髪の異常を直して正常な髪に戻します。
また、トリートメントなのでダメージケアに効果もあり、酸性ストレートの失敗で発生する髪のトラブル全てにアプローチしています。
チリチリのハイダメージ毛を直す【酸熱トリートメント】
- 毛先がチリチリになった
- ビビリ毛、枝毛、切れ毛になった
- ダメージがひどくてスタイルチェンジができない
ダメージがひどい方は酸熱トリートメントで、ダメージケアを行います。
酸熱トリートメントは髪内部のダメージまでしっかり補修する最新のトリートメントで、毛先がチリチリになるほどダメージが進行した髪でも直すことが可能です。
ダメージケア&くせ伸ばし【新技術の髪質改善】
- ハイダメージ毛では無いけどダメージがある
- ストレートパーマをしたらくせやうねりが悪化した
- ストレートパーマでパーマを落としたかったけど効果が無かった
新技術の髪質改善は髪表面を整えると共に、くせやうねりも抑えることができます。
強すぎないダメージorくせやうねりがある方に効果を発揮します。
ダメージケアよりも、見た目を良くする技術です。
その他、失敗の対処法
- トリキュア・トリートメント
- レゾシステム&炭酸泉
- ダメージレス縮毛矯正
- 髪質改善カット
酸熱トリートメントをするほど強いダメージではない髪には、トリキュア・トリートメントを行います。
薬剤の放置時間の誤りで、髪や頭皮に残留薬剤がある場合は、デトックス効果のあるレゾシステム&炭酸泉で、残留薬剤を除去します。
全然酸性ストレートの効果が無かった、くせが伸びていない部分がある、そんなときは、SENJYU森越チームのダメージレス縮毛矯正でお直しを行います。
枝毛、切れ毛など、トリートメントで直すことができない部分は、なるべくスタイルを変えずにカットを行いダメージの悪化を防ぎます。
その他、SENJYU森越チームはあらゆる技術を駆使して酸性ストレートのお直しを行っています。
酸性ストレート失敗は返金可能か?
明らかな失敗であれば、返金できる可能性が高いです。
正直、返金に関しては非常にグレーな問題ですが、日常生活に支障がでるほどの失敗をされたら、返金交渉をしても問題無いと思っています。
しかし、担当美容師さんが返金に応じてくれるかどうかは、状況次第です。
以下の記事は、酸性ストレートに置き換えて読んで下さい。
そもそも、酸性ストレートを失敗されない方法
酸性ストレートの失敗を未然に防ぐ方法を解説します。
酸性ストレートが得意な美容師さんを探す
酸性ストレートに限らず、美容室のメニューは経験と技術で結果が大きく変わります。
そのため、酸性ストレートを得意としている美容師さんを探しだすことが、失敗を未然に伏せぐ1番の方法になるのです。
そして、酸性ストレートが得意な美容師さんを探す方法は「ネット検索」が無難で確実。
美容師さんの口コミを見る
第3者である口コミ評価は、美容師さんの酸性ストレートの技術を知ることができます。
星の数より重視すべきポイントは、口コミの数です。
経験が物を言う美容業界で、口コミ自体なかったら、正直技術には何も期待が持てません。
もちろん、口コミ数が多くても低評価が大半だったら良くありませんが
酸性ストレートのBefore・Afteを見る
酸性ストレートのBefore・Afterの数も、酸性ストレートの経験の裏付けとなります。
店舗のHPやインスタでBefore・Afterを探しましょう。
これは酸性ストレート失敗ではなく「デメリット」です
酸性ストレート独自のデメリットがあります。
この、酸性ストレート独自のデメリットが原因で「酸性ストレートを失敗された」と勘違いするのは良くないこと。
そのため、失敗とデメリットを勘違しないように、ここでは酸性ストレートのデメリットを解説します。
縮毛矯正より残臭がある
酸性ストレートの薬剤は、やや強い臭いがあります。
そのため、施術後も数日間は髪に薬剤の臭いが残ると思って下さい。
縮毛矯正より伸びない
酸性ストレートは薬剤のパワーが弱いので、縮毛矯正に比べると伸びが悪く、しっかりストレートにならない場合があります。
そのため、くせが非常に強い髪だと、酸性ストレートでは効果を実感できない可能性があります。
縮毛矯正より持ちが悪い
縮毛矯正よりしっかり伸びないと言うことは、持ちに関しても縮毛矯正より劣ります。
プロ美容師チーム「SENJYU」がおすすめする、至高のヘアケア製品をご紹介します。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンに、SENJYUチームのメンバーで厳選した「本当におすすめしたい商品」を取り揃えています。ヘアケア製品を選ぶのに悩んでいる方には、ぜひチェックしてみてほしいです。
たくさんのお客様から「他とは違う」「本当に欲しい物が見つかる」とご好評いただいている、SENJYU直営のネットショップです。
まとめ
酸性ストレートと縮毛矯正の失敗は、かなり深刻なダメージを受けている場合が多く、早急に対処をしないといけません。
酸性ストレートの失敗は、早急にお直ししましょう!
ラインよりお問い合わせください☺
毎日沢山の方からご連絡頂いているため
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カウンセリングでのご来店可能^^