2022/12/17
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
- 年間5000人担当
- 月間売上1300万円以上を安定的に継続
- 全国に40店舗を展開予定
↑担当人数&売上は武蔵小杉&青山のみ
これほどの集客と売上があるなんて、すごいです!
SENJYUチームが支持されている理由を知りたいです。
では、今回はSENJYUチーム統括代表の「森越道大」が、SENJYUチームの運営システムを大公開します!
目次
SENJYUチームの運営システムを大公開!
ここでご紹介する方法は、全国の美容室で実践してほしいと思っています。
分業制の「チーム制度」とは?
まず、SENJYUチーム最大の強みは「チーム制度」です。
チーム制度は、従来の働き方の弱点を克服するために生まれました。
多くの美容室では、デザイナー(スタイリスト)がお客様を担当して、アシスタントがデザイナーの補助を行っていますが、このシステムには大きな欠点があります。
それは、デザイナー担当人数が多いほど、お客様に直接関わる時間が少なくなる事です
そうなると、担当人数の多いデザイナーほど、お客様を満足させる事ができなくなってしまうのです。
せっかく指名したのに、担当美容師さんと関わったのは20分間だけって時もありました。
帰る時、担当美容師さんと挨拶すらできないなんて?もはや「指名」の意味が分からないです。
こうした、お客様の不都合を解消するシステムが「チーム制度」なのです!
担当が「仕組み化されたチーム」であれば、1人の美容師さんに負担が集中することはありません。
仕事を上手くを分散させれば、1つ1つのメニューのクオリティが上がるのです。
担当人数が増えても、お客様に提供する技術&接客の質が低下することはありません。
チーム一丸となって、私たちお客さんを担当してくれるんですね。頼もしいです!
デザイナー1人の集客に頼っているサロンだと、そのデザイナーが抜けてしまうと店舗の売上は大きく下がります。
しかし、チーム制度であれば、誰か1人が抜けても売上に影響を及ぼしづらいのです。
チーム制度は、働きやすさだけでなく、美容師さんが独立する際も、トラブルになりづらいメリットがあるのです。
個の力を最大限発揮する働き方
不得意な技術は強制しない、得意な技術だけを極めて「個の力」を重視した働き方も、チーム制度の強みです。
SENJYUチームにはカットをしない、アシスタント専門の美容師も存在します。
「アシスタント専門」に驚く人もいると思いますが、そもそも「カットができないと1人前になれない」と言う考え方はおかしいと思っています。
なぜなら、美容師全員カットが上手くなる保証はなく、中には、カラー・縮毛矯正は得意だけど、カットが苦手な美容師さんだっています。
そうなると、カットが苦手なせいで、お客様が納得のいかない結果で終わってしまうことも。
カットに苦手意識があるならば、無理にカットをせず、他の技術の向上を目指してほしいです。
カットができなくても、特定の技術を極めていれば、その美容師さんは「1流」と呼べるでしょう。
メニューは「美容師」が提案する
美容院には「カラーorパーマをしに行く」と、お客様がメニューを決めて来店される場合が多いのですが、この考え方は少し間違っていると思います。
なぜなら、美容師さんは髪の毛のお医者さんなので、お客様の理想を聞き出して、その理想を叶えるメニューを提案して施術する流れが、本来あるべき姿だと思っています。
例として、お客様が「縮毛矯正をしたい」と思っていても、そもそも何のために縮毛矯正をかけたいと思ったのか?
- パサつきを抑えたいから?
- くせ毛を抑えたいから?
- 髪に艶を出したいから?
↑これらの対処法は、必ずしも縮毛矯正で解決するとは限りません。
なぜなら、縮毛矯正は向いている髪質にだけ効果を発揮し、向いていない髪質に行うと上手く効果を発揮できない、場合によって髪がチリチリに傷んでしまう可能性もあります。
つまり、どの髪質にどのメニューが向いているのかの判断は、プロが髪質診断をしないと分からないのです。
美容師は髪を切ったり、髪色を変えたりするだけの存在ではありません。
お客様の理想へと導くメニューを提案することも、美容師にとって大事な業務なのです。
良い製品&技術だけを取り入れる
美容室のメニューは年々進化を遂げていて、常に新しい技術が誕生しています。
SENJYUチームは、常に新しい技術を取り入れて、メニューをアップデートをしています。
日々進化していく美容業界だからこそ、メニューのアップデートも必要なのです。
どんな良い技術でも、SENJYUチームの元に来るお客様が求めているか?は、メニュー化する際の重要なポイントになります。
単価が良くても、お客様が求めていないのにメニュー化しても意味がありません。
メーカーさんから紹介された新技術は、スタッフ&モデルさんの髪を使って研修を行います。
人頭で試して、本当に良かった技術&製品だけメニュー化されています。
技術を安売りしない
SENJYUチームは、極端に値段を下げるクーポンやキャンペーンを行っていません。
SENJYUチームは、技術力を重視した美容師なので、各メニューそれなりの金額を頂いています。
そのため、一部のお客様からは「高い」と思われてしまうかもしれませんが、極端に高い値段設定にしていると思っていません。
なぜなら、SENJYUチームが提供するメニューは、全て値段相応の価値があり、値段はメンバー1人1人の価値をして示しているからです。
値段が安いに越した事はありませんが、技術を提供している以上、消費と労力が発生しているので、お客様からはその分の対価をもらう必要があります。
SENJYUチームが提供するメニューは、全て値段相応の価値があり、それを理解してくれるお客様に来てほしいのです。
デフレの影響で、どの業界も「安売り」が横行している時代。
値段が安くなるのは魅力的ですが、過度な安売りをすると、その先に待っているのは「破滅」です。
- メニューの値段を下げる
- 売上が減り、スタッフの給料も減る
- スタッフのモチベーションと技術が下がる
- お客様の評価が下がり、集客力も下がる
- また、メニューの値段を下げる
- また、売上が減り…
↑安売りが原因で発生する負のスパイラル
決して、安売りがいけない訳ではありませんが、値段を下げると言うことは、スタッフの価値も下げてしまう事になります。
そのため、過度な安売りを続けると、暗い未来が待っているのです。
競争&共同できる給料設定
多くの美容室では、個人の売上に応じて給料が増える仕組みになっていますが、SENJYUチームは個人の売上で給料を設定していません。
チーム全体の月売上をベースに、リピート率の高さ、タスクをこなした量で、給料を決めています。
競争が激しすぎるシステムにすると、足の引っ張り合いは発生する可能性があり、競争が全くないシステムにすると、スタッフのやる気がなくなってしまいます。
そうならないためには「適度な競争」と「適度な共同」によってバランスを保っています。
ゴリゴリのフルコミッションになれている美容師さんには向いていませんが、トラブルを起こさない、極端な格差が生まれないためのシステムなのです。
SENJYUチームのマインドとは?
SENJYUチーム独自の運営システムについてよく分かりました。
私が運営する美容室でも、チーム制度の導入を検討したいと思います。
ありがとうございます!ただ、システムを真似するだけは、意味がない事を覚えてほしいです。
チームを運営を支えているのは、システムではなく「人」です。
チーム制度のシステムはあくまで型であり、その制度を機能させるかどうかは、メンバー1人1人のマインドが大切なのです。
では、SENJYUチームを支えているマインドとは何か?
ここでは、SENJYUチーム全員に共通するマインドをご紹介します。
お客様を「想う」気持ちがある
- お客様を第一に思っている
- お客様を喜ばせたい
- お客様の人生を変えたい
↑全て「想い」があるから再現できる。
どんな練習をしても、どんな礼儀作法を身に付けても、お客様を想う気持ちがないと最高の技術&接客はできません。
なぜなら、お客様への技術&接客は、お客様への想いに現れるからです。
お客様に想いがある人で構成するからこそ、最高のチームになるのです。
チーム全体に想いがある
結成したメンバー全員が、チームに愛がないけません。
もし、チームへの愛がないメンバーしかいないと 「言われた事しかやってくれない」「自分の事しか考えない」殺伐したチームになってしまいます。
当然、そんなチームは長続きしません。
メンバーから愛されるチーム&組織にするには、どうすれば良いのでしょうか?
まずは、リーダーがメンバーにギブ(与える)する精神だと思います。
お金でも、技術でも、マインドでも、ギブ(与える)する精神がないといけません。
まずは自分からギブ(与える)する事で、大きな見返りが返ってくるのです。
ただ、相手を選ばないと、ギブ(与える)するだけで終わってしまう可能性もあるので注意が必要です。
こちらのギブ(与える)を、テイク(返す)してくれる人こそ、SENJYUチームにふさわしい人と言えるでしょう。
企業理念に賛同できる人だけで構成
- 1.人生の理念を共有する
- 2.家族や最も身近な人程大切にする
- 3.SENJYUメンバーに愛がある
- 4.自己理解を深める
- 5.主体的である
- 6.素直である
- 7.変革し続ける
- 8.WIN WIN WINを考える
- 9.常に危機意識を持つ
- 10.終わりを思い描き生きる
↑覚えるのではなく、そう言った人間であること。
生き方&働き方が企業理念と一致しているからこそ、最高のメンバーになるのです。
そのため、どんな技術力&売上があっても、企業理念に賛同できない人は採用不可能です。
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