2022/03/17
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
自宅でブリーチをしたけど…
- 髪がチリチリに傷んだ
- 色ムラになった
- 根本だけ明るくなった
- 明るすぎる、派手すぎる など
↑セルフブリーチによくある失敗例。
一刻も早く直したいと思いますが、失敗したらどうすれば良いのか?対処法が分からない方もいるはず。
今回は、セルフブリーチを失敗してお困りの方に向けて、この記事を書かせて頂きました。
年間3500人のカラーを担当するSENJYUチームがセルフブリーチ失敗の原因と対処法を徹底解説します。
そして、セルフブリーチ失敗による真の脅威は「髪へのダメージ」と言う事実も解説させて頂きます。
目次
セルフブリーチ失敗例
ここでは、セルフブリーチによくある失敗例を1つずつ解説します。
髪がチリチリに傷んだ
まず、市販のブリーチ剤はどんな髪でも効果を発揮できる様に、強い薬剤を使用しています。
強い薬剤を使用すると言うことは、髪を傷めるリスクも上がってしまうので、1回のブリーチで髪がチリチリに傷んでしまう可能性があるのです。
さらに、市販のブリーチ剤は、髪内部にアルカリが残留することで発生するアフターダメージのリスクも高めです。
(アフターダメージについては後述)
色ムラになった
セルフブリーチで一番多い失敗例が「色ムラ」だと思います。
色ムラはセルフカラーによくある失敗例ですが、セルフブリーチは特に色ムラになりやすいです。
そもそもブリーチは、僅かな塗布量の違いで、色ムラになりやすく、プロの美容師さんでもムラなく染めるのは至難の技です。
そのため、セルフブリーチでムラなく綺麗に塗るのはもはや不可能に近いので、色ムラによる失敗が多くなってしまうのです。
根本が明るくなった(逆プリン)
根本が明るくなった(逆プリン)もセルフブリーチによくある失敗例。
まず、ブリーチ剤は温度が上がるほど強く反応する特徴があります。
頭皮に近い髪は体温の影響を受けやすく、根本に塗ったブリーチ剤が強く反応してしまう可能性が高いのです。
そうなると、根元の髪だけ強く脱色されてしまい、根元の髪だけ明るくなる逆プリンになってしまうのです。
逆プリンを防ぐには、時間差で根元の髪だけブリーチ薬剤を塗り分けを行いますが、セルフだと時間差の塗り分けがほぼ不可能です。
ギラギラの金髪、オレンジ色の髪になった
ブリーチで色は抜けたけど
- 汚いオレンジ色になった
- 赤みのある金髪になった
- ギラギラの金髪になった
以上もセルフブリーチによくある失敗例。
日本人の髪は「青」「赤」「黄」の三色で構成されていますが、生まれつき、赤の色素が多い髪があります。
赤の色素が抜けづらい髪にブリーチを行うと、赤の黄の色素が混じり合ってオレンジ色の髪になってしまうのです。
ちょっとよく分からない?
イラスト付きで詳しく解説した別記事があるので、よかったらご覧下さい。
明るすぎる
ブリーチをしたけど、思った以上に髪が明るくなった失敗例もよくあると思います。
本来ブリーチを行う際は「好みの明るさ」に合わせて、使用するブリーチ薬剤の種類を変えます。
しかし、市販のブリーチ剤は種類を選べないので、明るさの調節がほぼ不可能です。
そうなると、自分が求めていた明るさにならず、明るすぎる失敗例も多くなるのです。
頭皮が痛んだ
セルフブリーチ後に、頭皮が赤くなったり、ヒリヒリするなど、頭皮を痛めてしまう方もいます。
ブリーチ薬剤の中には「過酸化水素」と言って、刺激の強い成分が含まれています。
肌が強くない方は、ブリーチ薬剤に含まれる過酸化水素に反応してしまうことで、頭皮を痛めてしまうと言われています。
セルフブリーチ失敗!まずは「ダメージケア」
- 色ムラになっていても
- 髪色が明る過ぎても
- 派手過ぎても
セルフブリーチを失敗したら「ダメージケア」を優先してほしいです。
なぜですか?
それは、放置するとダメージが悪化していくからです。
先ほども解説しましたが、市販のブリーチ剤は髪への負担が大きく、深刻なダメージを受けている場合が多いです。
ブリーチで傷み過ぎた髪は僅かな刺激にも弱く、ブラシでとかしたり、髪を結んだだけで、ダメージが悪化してしまうこともあるのです。
残留アルカリによる髪へのダメージもかなり深刻です。
まず、ブリーチ剤には「アルカリ」が含まれているのですが、ブリーチをすると髪内部にアルカリが残留してしまいます
髪内部に残留したアルカリは、ブリーチ後も髪内部でダメージを与え続けてしまう「アフターダメージ」の原因になるのです。
特に、市販のブリーチ剤はパワーが強いので、髪への残留アルカリのリスクも高めです。
時間が経つだけでダメージが悪化していくのは、目に見えない脅威と言えます。
確かに!ブリーチ後もダメージが進行しているなんて知りませんでした?
以上のことから、セルフブリーチを失敗したらダメージケアを優先的に行う必要があるのです。
SENJYUチームのセルフブリーチ失敗直し
SENJYUチームはセルフブリーチ失敗は「酸熱トリートメント」でお直しを行います。
通常のトリートメントを超えるダメージケアを発揮しする特殊なトリートメントです。
ブリーチによって発生した激しいダメージも、酸熱トリートメントを行えばダメージが修復されて綺麗な髪にすることが可能です。
どれほど効果があるのか?ブリーチ毛に行った酸熱トリートメントBefore・Afterをご覧下さい。
(セルフブリーチ失敗のお直しではありません)
色ムラを直したいんですけど?できますか?
その他、色ムラ、明るすぎなどの直し方
色ムラ、明るすぎのお直し、染め直しに関しては、ダメージケア後に、お直し可能か判断します。
セルフブリーチ失敗はお直しが難しいため、綺麗に直せない可能性があります。
ダメージケアを優先的に行い、髪の状態が良くなってから色ムラのお直しや染め直しをさせて頂きますので、よろしくお願い致します。
早急に病院(皮膚科)に行って下さい。
美容室は専門外なのでお直しできません。
まとめ
繰り返しますが、セルフブリーチで発生した髪へのダメージは、かなり深刻です。
色ムラ、逆プリンは、時間と共に悪化していくことはありません。
しかし、髪のダメージを放置すると、どんどん悪化してしまいます。
セルフブリーチを失敗したら、まずは「ダメージを直す」ことから始めましょう。
その他、髪のダメージでお悩みの方はSENJYUチームになんでもご相談下さい。
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