2021/10/28
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
白髪ぼかしハイライトをしたいです。
なるほど、では白髪ぼかしハイライトには7つのデメリットがあることをご存知でしたか?
7つもデメリットがあるんですね?詳しく知りたいです。
白髪ぼかしハイライトを否定する訳ではありませんが、プロとしてデメリットはしっかりお伝えする必要があります。
どんな白髪ぼかしハイライトが話題になっても、あなたの髪に白髪ぼかしハイライトが向いているとは限りません。
今回、年間3500人のカラーを担当するSENJYUチームが、白髪ぼかしハイライトのデメリットを詳しく解説します。
そして、デメリットを知ると分かる、白髪ぼかしハイライトに向いている方の特徴も合わせて解説します。
目次
白髪ぼかしハイライトとは
白髪ぼかしハイライトは、髪の一部分をハイライトで明るくすることで、白髪をぼかすカラーです。
全体にハイライトを入れることで白髪と黒髪の境界線がぼやけて、白髪が目立たなくすることができます。
白髪染めと違って、白髪を活かした白髪対策と言えます。
ハイライト=派手髪のイメージもありますが、白髪ぼかしハイライトは性別世代を選びません。
白髪ぼかしハイライトは、近年話題の「脱白髪染め」の手段として注目を集めていています。
なるほど、白髪ぼかしハイライトはどんな仕上がりになるんですか?
白髪ぼかしハイライトBefore・After
白髪が完全に無くなった訳ではありませんが、ハイライトを入れたことで白髪がぼやけていることが分かります。
確かに、名前の通り白髪がぼやけていますね!
白髪ぼかしハイライトのメリットまとめ
白髪ぼかしハイライトには以下のメリットがあります。
- 根元の白髪が伸びても、生え際が目立たない
- 髪へのダメージが部分的で済む
- 頭皮のダメージやアレルギーリスクが低い
- ハイライトのコントラストで、ボリュームアップの効果がある など
白髪ぼかしハイライトのデメリット7選
では、ここからが本題
白髪ぼかしハイライトには失敗例があります。
なぜ失敗されるのか?
それは冒頭で解説した通り、白髪ぼかしハイライトにはデメリットがあるからです。
ここでは、やる前に絶対知っておくべきデメリットを詳しく解説させて頂きます。
くせ毛に行うと、広がりやうねりが悪化する
くせが強い方に白髪ぼかしハイライトは相性が悪い傾向があります。
ハイライトカラーは直毛の方、もしくはコテで綺麗に巻くと綺麗に見えます。
しかし、くせがあってハイライトの部分が不規則にうねっている状態だと「汚い髪」に見えてしまう可能性があるのです。
そのため、くせ毛の方がハイライトをした場合は、綺麗なスタイリングを行う必要があるのです。
日本人はくせ毛で悩む方が非常に多いので「日本人にハイライトは向いていない」と言うことになります。
近距離で見ると白髪が目立つ
白髪ぼかしハイライトは、ある程度離れて見ないと白髪がぼやけません。
↑カラー後のアップ画像。
どれぐらいの距離を離れれば、白髪がぼやけるのかは、白髪の量や、見る人の視力によって異なりますが、1メートルほど離れないと白髪がぼやけて見えないと思います。
つまり、白髪ぼかしハイライトは近くで見ると「白髪がある」と分かってしまうのです。
家族や恋人にも白髪を隠したいと思っている方は、白髪ぼかしハイライトは向いてないのかな?
ハイライトは失敗するリスクが高い
ハイライトカラーは高度な技術を必要とするため、失敗リスクの高いメニューです。
ハイライトを入れる幅に決まりは無く、白髪の割合や、ヘアスタイルによって大きく異なります。
もし、ハイライトを入れる幅が1ミリでも間違えると、幅が太すぎてメッシュカラーの様に古臭い印象になってしまったり、逆に細すぎると白髪の様に見えてしまう可能性もあるのです。
こうした、ハイライトを入れる幅は、似合わせ技術やセンスを求められるため、技術力の高い美容師さんが担当しないと失敗される可能性があるのです。
ハイライトをする際、ブリーチの放置時間が長すぎたり、ブリーチパワー強すぎたりすることで脱色し過ぎた結果、白髪っぽくなってしまう失敗例もあります。
ブリーチなのでダメージがある
ハイライトは部分的なダメージで済みますが、ハイライトの部分は強いダメージ毛になる可能性が高いです。
近年は、ダメージを抑えたケアブリーチによるハイライトもありますが、それでもブリーチである以上髪が傷んでしまいます。
また、ブリーチは美容師さんの技術力で大きく変わるので、ブリーチが苦手な美容師さんが担当すると、髪がチリチリに傷んでしまうかもしれません。
枝毛、切れ毛になるほどのダメージを受けたら、もはや白髪ぼかしどころの話ではありません。
ハイライト=ブリーチを行う以上、ダメージのリスクが付きまとうことを忘れないで下さい。
ハイライトはカラーチェンジが難しい
1度ハイライトで髪を明るくすると、カラーチェンジが難しくなるデメリットがあります。
ハイライトで色を抜くと、ベースカラー(元の髪色)が明るくなってしまうので、その後どんなカラーを入れても色落ちしやすくなってしまいます。
そのため、カラーチェンジをする際、ハイライトをやめたいのに、中々やめることができない事態になってしまう可能性があるのです。
ハイライトの髪が緑色になりやすい
ハイライトにアッシュ系カラーを入れると、色落ちした際に髪が緑色になってしまう事例があります。
これは、アッシュの青色染料とブリーチをした黄色の髪が混じり合うことで発生します。
ハイライトをアッシュ系に染める際は要注意だと思って下さい。
施術時間が長い、値段が高い
白髪ぼかしハイライトは、ブリーチでハイライトを入れた後、オンカラーを行う流れになります。
つまり、白髪ぼかしハイライトは実質カラーを2回行っているので、施術時間が長くなるのです。
そして、施術時間が長くなるとお値段も高くなるデメリットがあります。
- ダブルカラーなのでブリーチ料金+カラー料金になる
- 施術時間が長くなると回転率が悪くなるので、値段を上げないといけない
- 技術力の高い美容師さんの拘束力が長くなるので、値段を上げないといけない
以上の理由からハイライトカラーは料金が高くなりがち
デメリットから分かる白髪ぼかしハイライトに向いている人
では、デメリットから見えてくる白髪ぼかしハイライトに向いている方の特徴を
- くせがほとんどないストレートヘア
- ブローがしっかりできる
- ストレートアイロン、コテは使い慣れている
- くせを活かしたスタイリングができる
- ベースカラー(元の髪色)が明るい
くせ毛で白髪ぼかしハイライトをしたら、毎朝しっかりスタイリングをする必要があるのね。
ファイバープレックス・白髪ぼかしハイライト
SENJYUチームは、ファイバープレックスを駆使した白髪ぼかしハイライトを提供しています。
ファイバープレックスは「ケアブリーチ」のネーミングを生みだした特殊な薬剤で、ブリーチによる髪のダメージを最小限に抑える効果を発揮します。
ファイバープレックスと白髪ぼかしハイライトを組み合わせることで、ダメージを感じない白髪ぼかしハイライトが再現できます。
- ブリーチのダメージを軽減
- ブリーチによる枝毛、切れ毛のリスクを軽減
- ブリーチ後、髪の千切れ予防
- ブリーチをしても、ハリコシのある仕上がりにする
ファイバープレックスは別途2200円(税込)がかかります。
まとめ
今回は、白髪ぼかしハイライトに関してネガティブな内容を解説していますが、誤解しないでほしいことがあります。
SENJYUチームは、白髪ぼかしハイライトは素晴らしい技術だと思っています。
しかし、白髪ぼかしハイライトは人を選ぶメニューであることは間違いありません。
もし、デメリットが原因で極端に相性の悪い方が白髪ぼかしハイライトを行うと、後悔することになりかねません。
デメリットが存在しないメニューはありません。
だからこそ「メリットだけでなくデメリットまでしっかり把握してほしい」と言うSENJYUチームの思いがあったので、今回はこの記事を書かかせて頂きました。
ぜひ、本記事の内容を参考にして頂けると嬉しいです。
その他、白髪ぼかしハイライトについて分からないことがあればなんでもご相談下さい。
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