2021/09/19
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
場所を選ばず、手軽に使用できる市販の白髪染めを使用する方も多いはず。
しかし、市販の白髪染めは失敗するリスクが付きまといます。
髪が黒(暗)すぎる…
髪が紫色になりすぎた…
色ムラになった…
市販の白髪染めを使用した方なら誰でも経験する白髪染め失敗。
一刻も早く直したいと思いますが、市販の白髪染めによる失敗は対処が難しい事実があります。
そのため、適切な対処をしないと綺麗に直せないどころか、事態悪化を招くことも…
今回、市販の白髪染めを失敗してお困りの方に向けて、年間3500人のカラー担当するSENJYUチームが、セルフ白髪染め失敗例と対処法を詳しく解説します。
そして、失敗後の間違った対処法についても合わせて解説します。
目次
セルフ白髪染め染め失敗!対処が難しい理由
セルフで白髪染めをすると「黒(暗)く染まりすぎた」ことによる失敗が非常に多いです。
市販の白髪染めは、どんな髪でも染まるように非常に強い薬剤を使用しているので、髪質やベースカラー(元の髪色)関係無く、黒く染まりやすい傾向にあります。
白髪が隠せる分には良いのですが、不自然なまでに髪が真っ黒だと見栄えが悪くなってしまします。
実は、一度黒く染まった髪を明るくするのは容易ではありません。
なぜなら、髪は濃い色ほど抜くのが難しく「黒色」はMax濃い色であるため、非常に色素が抜けにくいのです。
黒く染まりすぎた髪色の上に色を乗せても、黒色が邪魔をしてカラーが入りません。
↑黒い画用紙の上に赤いクレヨンで絵が描けないのと同じ理屈。
暗く染まりすぎたカラー失敗ほど厄介なものはありませんが、絶対に落とせない訳ではありません。
セルフ白髪染めの失敗例と対処法
もちろん、黒すぎる失敗以外にもいくつか失敗例があります。
その他、セルフ白髪染めでよくある失敗例を解説します。
髪が紫、青、緑色になった
セルフの場合、白髪染めトリートメント、カラーバターの失敗すると髪が紫、青、緑色になることがあります。
まず、日本人の白髪は完全な真っ白になることは少なく、黄ばんだ白髪になる場合が多いです。
この白髪の黄ばみを抑えるために、紫の色素を入れると、補色作用によって黄ばみを無くすことが可能です。
「黄色+紫色」の補色が上手くいけば、黄ばみが消えて品のある淡い青色の白髪になります。
しかし、ヘアカラーの補色の関係は非常に複雑で、単に紫を入れれば「淡い青色」になる訳ではありません。
髪質やベースカラー(元の髪色)によって発色が微妙に異なり、不自然な髪色になってしまう危険性があるのです。
白髪の上に紫色のカラートリートメントをした結果
- ビジュアル系のような派手な紫色の髪になった
- カメレオンのようなマットな緑色の髪になった
- 青みが強く出過ぎて真っ青な髪色になった
↑黄ばんだ白髪をセルフで「淡い青色」にするのは至難の技。
たまに、不自然なまでに髪が紫色の人見かけますよね?
こうした、紫色になった失敗例は、補色が上手くできなかったことで発生します。
ヘアカラーと補色の関係を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧下さい。
全体を染めたときの逆プリン
カラー薬剤は温度が上がるほど発色や反応が良くなる特徴があります。
そして、根元の髪ほど頭の体温の影響を受けやすく
根元近く、体温の影響で温度が上がったカラー剤と、中間から毛先にかけて体温の影響を受けないカラー剤とで、カラーの発色に差がでてしまいます。
根元のカラー薬剤の反応が良くなったことで、根元だけ明るくなる逆プリンが発生してしまうのです。
根元の白髪が染まってない
白髪が生える部分や、白髪の量は人それぞれです。
そのため、白髪が多い部分だけカラー剤の量を多めに塗る「塗り分け」ができれば良いのですが、セルフだとほぼ不可能。
結果、白髪の量が多い部分や、塗りずらい部分だけ白髪が染まっていない仕上がりになってしまうのです。
色ムラになっている
顔周りなど視界に入り、手が届く部分は染めやすいのですが、後ろ髪、ネープ(首筋)の髪は、セルフだと染めずらく、色ムラが発生しやすいです。
こうした、色ムラのリスクを少なくする「泡カラー」の白髪染めがありますが、実は泡カラーには大きな落とし穴があります。
髪がギシギシになった
誰が使用するか分からない市販の白髪染めは、どんな髪でも染まるように強い薬剤を使用して作られています。
そのため、細毛、軟毛など、強い薬剤を使用する必要の無い髪質でも、強さMaxの薬剤を使用してしまうため、過度に髪を傷めてしまう危険性があるのです。
泡カラーには石鹸と同じ成分の「界面活性剤」が入っています。
この界面活性剤入りのカラー剤は髪へ吸収しやすく、髪を傷める成分も吸収しやすくなってしまうのです。
髪を傷める成分が界面活性剤によって髪内部まで浸透しまうと、髪を過度に傷めてしまうリスクが高くなります。
このことから、泡カラーはクリームタイプのカラー剤より髪へのダメージが大きいのです。
頭皮が痛んだ
市販の白髪染めは強い薬剤を使用しているので、頭皮への負担が大きくかぶれを引き起こす危険性があります。
泡カラーは界面活性剤の影響で、アレルギー成分が頭皮に浸透しやすく、頭皮が痛んだりかぶれるリスクがさらに高くなります。
SENJYUチームの白髪染め失敗直し
今回解説したセルフ白髪染めの失敗例全てお直し可能です。
暗すぎる髪を早急に落としたい方へ
SENJYUチームはダメージゼロで暗い髪を明るくする、黒染め失敗落としを提供しています。
SENJYUチームのカラー落としは、特殊なトリートメントを使用してカラーを落とすので、髪へのダメージはありません。
むしろ仕上がりは艶がでて髪質が良くなります。
カラー失敗直しBefore・After
SENJYUチームのカラー落としは、カラーをしてから早いほど効果を発揮しますが、遅いほど色を抜くのが難しくなってしまいます。
もし、至急で暗すぎる髪を明るくしたいと思ったら、ぜひご相談下しさい。
ご希望であれば、カラーの染め直しも行っています。
失敗前の理想のカラーはSENJYUチームが再現します!
セルフ白髪染め失敗の間違った対処法
ここでは、やってはいけない間違った対処法を解説します。
市販のブリーチを使用する
まず、暗く染まったカラーをブリーチで無理やり明るくすること自体、髪への負担が大きいので、良い選択肢とは言えません。
さらに、市販のブリーチは非常に強い薬剤を使用しているため、枝毛、切れ毛になったり、激しい色ムラになってしまう危険性があります。
何度もシャンプーをする
暗く染まりすぎた白髪染めを落とす際、シャンプーを何度も行えば、ある程度染まったカラーを落とすことができますが、代償として頭皮に負担がかかります。
シャンプーはなにか理由が無い限り、1日多くても2回まで、それ以上シャンプーをすると頭皮が乾燥してしまいます。
カラーを落とすためだけに、頭皮の犠牲にするのはあってはならないこと。
髪を乾かさずに放置する
シャンプーの後、髪を乾かさずに放置すると色落ちが早くなりますが、これは髪と頭皮を同時に傷つける行為です。
まず、髪が濡れたままだと、髪同士の摩擦が大きくなり、髪が傷む原因になります。
そして、頭皮が濡れたままだと雑菌が繁殖してしましい、頭皮に雑菌が繁殖してしまいます。
カラーを落とすためだけに、髪も傷む、頭皮も痛むのダブルパンチを食らうのは代償が大きすぎます。
なんとなくで美容室に行く
美容室でお直しして貰うのが、一番ベストな対処法ですが、美容室に行けば絶対お直し可能と言う訳ではありません。
セルフの白髪染め失敗は対処が難しく、美容室によってはお直しを断られる可能性もあるのです。
さらに、美容室によっては適切な対処ができず、事態悪化を招く危険性すらあるのです。
- セルフ白髪染めの失敗直しは可能か?
- どのような方法でお直しするのか?
- 美容師さんは白髪染め&カラーが得意か?
↑以上の点をHPを見て調べたり、お電話で聞いてみましょう。
カラー失敗直しは、カラーが得意な美容師さんにお任せしましょう。
セルフだけでなく、美容院の失敗の対処法も詳しく解説しています。
まとめ
白髪染めの失敗直しは、普通に白髪染めをするよりはるかに難しいと言う事実があります。
だからこそ、自分で解決するより、美容室でお直しすることをおすすめします。
白髪染め失敗に関して分からないことがあればなんでもご相談下さい。
ラインよりお問い合わせください☺
毎日沢山の方からご連絡頂いているため
混雑時は返信が遅れますのでご了解ください
ご相談はお気軽に
カウンセリングでのご来店可能^^