2021/09/11
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
そのくせ毛のお悩みを解説するのが「縮毛矯正」と「ストレートパーマ」
しかし、こんな疑問があると思います。
縮毛矯正とストレートパーマって違うメニューですよね?
縮毛矯正の方が髪が傷むイメージがあります。
ストレートパーマはかかっているパーマを伸ばすためのメニューです。
↑残念ながら全て不正解!
縮毛矯正とストレートパーマは同じメニューです!
極端な話し、両者の違いを比較する必要なんてないのです。
メニューの違いではなく、美容師さんの技術力の違いに目を向けてほしいと思いこの記事を書かせて頂きました。
縮毛矯正を年間1000人担当するSENJYUチームが、縮毛矯正&ストレートパーマの疑問を全て解説します。
本記事はSENJYUチームの主観的な意見がかなりあるので、よろしくお願い致します。
目次
縮毛矯正とストレートパーマに違いが無いと述べる理由
縮毛矯正とストレートパーマが同じメニューだと結論付ける理由は5つあります。
ここで解説する内容は「一般的な縮毛矯正とストレートパーマの違い」と矛盾しますが全て事実です。
ストレートパーマでもアイロンを使用する場合がある
アイロンを使用しない方がストレートパーマと思われがちですが、アイロンを使用するストレートパーマもあります。
アイロンを使用しない縮毛矯正もある
アイロンを入れる方が縮毛矯正だと思われがちですが、ノンアイロン縮毛矯正と言う技術はアイロンを使用しません。
縮毛矯正とストレートパーマは薬剤も同じ
縮毛矯正の薬剤とストレートパーマの薬剤はほとんど同じ物であり大きな違いは皆無。
縮毛矯正とストレートパーマの薬剤がほとんど変わらないと言うことは、くせを伸ばすメカニズムも同じと言うことになります。
縮毛矯正とストレートパーマがくせを伸ばすメカニズムは同じ
髪内部は「シスチン結合」と言う架橋が存在し、くせの根元となります。
くせ毛は、髪内部のシスチン結合の構造が乱れてしまったことで髪も歪んでしまい、くせ毛になると言われています。
↑くせ毛はシャツのボタンを掛け違えているような状態。
くせ毛は髪内部の構造に問題があるので、髪内部の構造自体を変えないと、くせ毛は直すことができません。
では、次に縮毛矯正とストレートパーマの仕組みを見ていきましょう。
縮毛矯正&ストレートパーマの1剤を使用して、髪内部のシスチン結合を切断します。
シスチン結合が切断した後は、以下の方法で髪を真っすぐにします。
- アイロンを入れてしっかりストレートにする
- ペーパー(紙)やプラ板に張り付けて髪を伸ばす
↑くせでうねっている髪を、なにかの力でくせを伸ばしてストレートにします。
くせを伸ばした後、2剤を使用して切断されたシスチン結合を元に戻します。
↑掛け違えていたボタンを元に戻して、ストレートにする感じです。
以上が縮毛矯正&ストレートパーマがくせを伸ばす仕組みです。
縮毛矯正とストレートパーマ、どちらも髪内部のシスチン結合を組み替えてくせを伸ばしているんですね。
ストレートパーマは「パーマ落とし」ではない
かかっているパーマを落とすためにストレートパーマを使用している美容室は、確かに存在します。
しかし、美容室によってくせを伸ばすためにストレートパーマをする場合もあるので、かかっているパーマを落とすため限定のメニューとは言えません。
美容室によっては、縮毛矯正でパーマを落とす場合もあるので、縮毛矯正はくせ伸ばし限定のメニューとは言えません。
以上のことから「縮毛矯正はくせ伸ばし」「ストレートパーマはかかっているパーマを落とす」で、2つのメニューを区別するのは明らかな間違いだと思うのです。
逆に「ストレートパーマはかかっているパーマを落とすための技術」と認識している美容師さんの方が少ないのでは?と思うときもあります。
そもそも、ストレートパーマや縮毛矯正でパーマを落とすのはリスクが高め。
なぜなら、ストレートパーマや縮毛矯正のパーマ落としは、薬剤の力で強引にパーマを伸ばしているため、髪への負担が大きいからです。
今は、ダメージゼロでパーマを落とす技術があるので、無理にストレートパーマや縮毛矯正でパーマを落とす必要はありません。
結論、縮毛矯正・ストレートパーマの違いとは
アイロンを入れるか?入れないか?だと思います。
- 強いくせはアイロンを使用する縮毛矯正&ストレートパーマが向いている
- 弱いくせはアイロンを使用しない縮毛矯正&ストレートパーマが向いている
あの、薬剤やメカニズムまで同じだと、縮毛矯正&ストレートパーマはなぜ名前が違うんですか?
その辺りを詳しく説明すると話が長くなるので、ユニクロとGUのように元は同じだけど違う物として覚えておいて下さい。
縮毛矯正とストレートパーマの違いに明確な定義に無いので、美容師さんの意見で変わるとも言えます。
- 担当美容師さんが縮毛矯正と言ったら、そのメニューは縮毛矯正になる
- 担当美容師さんがストレートパーマと言ったら、そのメニューはストレートパーマになる
ストレートパーマは、パーマを落とし限定のメニューではないことも覚えておきましょう。
その他、縮毛矯正&ストレートパーマの違い
ここで解説する縮毛矯正&ストレートパーマの違いは、アイロンを使用するか?しないか?で区別されていると思って下さい。
ストレート効果、仕上がりの違い
- アイロンを使用する場合は毛先までしっかりストレートになる
- アイロンを使用しない場合は自然にくせを伸ばして、ボリュームを抑える仕上がり
言うまでもありませんが、アイロンを使用する縮毛矯正&ストレートパーマの方がストレート効果は高めです。
しかし、アイロンを使用すると毛先がシャキンと不自然なストレートになりやすかったり、
ストレートにした髪と、新しく生えてきた髪との境目が気になりやすいです。
工程や施術時間の違い
施術時間は2~3時間ほど。
- カウンセリング【10~30分】
- シャンプー【10~15分】
- 1剤塗布【5~15分】
- 1剤放置【10~20分】
- 1剤流し【5~10分】
- ドライ【10~15分】
- アイロン【15~20分】
- 2剤塗布【5~10分】
- 2剤放置【5~10分】
- 2剤流し【5~10分】
- ドライ【10~15分】
- 仕上げ【5分前後】
アイロンを使用する前のドライと、アイロンワークにかける時間がかなり長いので、施術時間が長くなっていることが分かります。
施術時間は1~1.5時間ほど。
- カウンセリング【10~30分】
- シャンプー【10~15分】
- 1剤塗布【5~15分】
- 1剤放置【10~20分】
- 1剤流し【5~10分】
- 2剤塗布【5~10分】
- 2剤放置【5~10分】
- 2剤流し【5~10分】
- ドライ【10~15分】
- 仕上げ【5分前後】
- その他、カウンセリングや準備時間など
ドライとアイロンの時間が無いだけで、1時間近く早くなる場合もあります。
(施術時間は全て目安です)
値段の違い
地域によって値段が大きく異なりますが、おおよその相場は以下の通り。
- アイロン使用20,000~30,000円
- アイロン不使用5,000~15,000円
アイロンを使用する縮毛矯正&ストレートパーマは、単純に施術時間が長いことが値段が高くなる傾向があります。
また、縮毛矯正&ストレートパーマのアイロンワークは難易度が高いので、美容師さんの技術料が含まれていると思って下さい。
持続力や周期の違い
- アイロンを使用する場合は半年以上
- アイロンを使用しない場合は2~3か月
アイロンを使用する縮毛矯正&ストレートパーマの方が理論的には持続力は高めです。
しかし、美容師さんの技術力によって持続力が大きく変わる場合があります。
ダメージの違い
アイロンを使用する縮毛矯正&ストレートパーマの方がダメージが大きいと思いますが、
SENJYUチームの意見としては、ストレートパーマの方が髪への負担が大きいと思っています。
アイロンを使用する縮毛矯正&ストレートパーマは、アイロンの熱処理を加えることで髪内部の薬剤を飛ばすことができると言われています。
しかし、アイロンを使用しない縮毛矯正&ストレートパーマは熱処理の工程が無いので、薬剤が髪内部に残留しやすく、アフターダメージの心配があるのです。
以上のことから、アイロンを入れる工程のある縮毛矯正&ストレートパーマの方が、髪への負担が少なく、結果ダメージも少ないと思っています。
ただ、アイロンワークは美容師さんの技術力で髪に与えるダメージが変わるので、一概にアイロンを入れた方が安心と言う訳ではありません。
縮毛矯正・ストレートパーマ後に気を付けること
ここでは、縮毛矯正・ストレートパーマ後に気を付けることを解説します。
施術後24時間はシャンプーをしない
縮毛矯正&ストレートパーマは薬剤が髪に完全に定着し、髪が形状記憶されるまで5~7日はかかると言われています。
髪が形状記憶されていない状態でシャンプーをしてしまうと、効果が落ちてしまいます。
そのため、縮毛矯正&ストレートパーマの施術後は、最低24時間シャンプーを控えて下さい。
縮毛矯正と相性の良いシャンプーを使用する
縮毛矯正&ストレートパーマ後は、薬剤の影響で髪のPH値がアルカリ性に傾いている状態。
アルカリ性に傾いた髪は、外部の刺激に弱くダメージを受けやすいので、健康な髪である弱酸性の状態に戻すことが大事です。
髪のPHを弱酸性に戻すために、使用するシャンプーも弱酸性の製品を使用しましょう。
縮毛矯正後におすすめプロトンシャンプー&トリートメント
ドライするときは丁寧に乾かす
縮毛矯正後、適当なドライをしてしまうと、まとまりが無くなってしまうので丁寧に乾かしましょう。
くせを伸ばすように優しく引っ張りながら乾かすと良いです。
施術後48時間は耳にかけない、結ばない
前述の通り、髪が形状記憶されるまで5~7日はかかるので、施術直後に髪を耳にかけたり、髪を結んでしまうと、スタイルが崩れてしまいます。
そのため、施術後48時間は髪をおろした状態をキープしてほしいです。
SENJYUチームの縮毛矯正
SENJYUチームは髪がほとんど傷まない、ダメージレス縮毛矯正を提供しています。
- 髪のダメージを感じない
- 施術後もダメージを感じない仕上がりのまま
- どんなくせでも伸ばせる
- 高品質な薬剤を使用
- 年間1000人担当の実績
- 髪が傷んだとの声は聞いたことが無い
縮毛矯正は髪が傷むと思われて敬遠されがちのメニューですが、SENJYUチームの縮毛矯正は繰り返し行ってもダメージを感じません。
SENJYUチームのダメージレス縮毛矯正を可能にしたのは、圧倒的な経験値と薬剤知識。
縮毛矯正をやめたいと思っているお客様には、縮毛矯正に変わるメニューもご案内しています。
SENJYUチームは1つのメニューこだわらず、様々なメニューを展開してくせ毛のお悩みを解決へと導きます。
まとめ
今回解説した内容はSENJYUチームの主観的な意見であり、美容師さんによって縮毛矯正やストレートパーマの考え方とらえ方は大きく異なります。
なにをもって縮毛矯正なのか、正直明確な定義は存在しませんが、1つだけ言えるのはどんなメニューでも、美容師さんの技術力にかかっていること。
あるメニューの効果を文章で説明しても、果たしてその効果を実現できるかどうかは、担当美容師さんの腕次第。
「くせが伸びる」と期待して縮毛矯正やストレートパーマをしても、美容師さんの技術力が低ければお客様の望んでいる仕上がりにはなりません。
メニューが縮毛矯正でも、ストレートパーマでも、その分野のプロを見つけることが、お悩み解決への糸口になるのです。
くせ毛に関するお悩みはSENJYUチームにいつでもご相談下さい。
ラインよりお問い合わせください☺
毎日沢山の方からご連絡頂いているため
混雑時は返信が遅れますのでご了解ください
ご相談はお気軽に
カウンセリングでのご来店可能^^